下館幼稚園のブログ

下館幼稚園での子どもたちの様子などについて先生たちが綴ります

春のおさんぽ

2013-05-31 16:53:17 | Weblog

今日はみんなで春のお散歩に行ってきました。「春の」というには少し遅くなりましたが、様々な行事がひと段落するこの時期、近所の五行川や田圃沿いの道をゆっくりと歩きながら身近な自然と触れ合うのが恒例になっています。昨夜まで降り続いた雨で生気を取り戻した、道の両側の草の背丈は子どもたちよりも大きくなっています。子どもたちからこの草はどのように映るのかしゃがんでみると、いつもとまったく違う景色に出会いました。子どもたちの視点から見える世界ですね。

小川や田圃の水路で網をガサガサしてみると、タニシ、ちっちゃな魚、オタマジャクシなど、いろんな生き物が網の中に入ってきました。サービスで時々カエル君も姿を現してくれましたね。田圃で鳴いているカエル君に「おーい」とみんなで声をかけると、「ゲロゲロゲロ」と大きな声を返してくれました。「じゃあこんどはみんなでゲロゲロっていってみようか」と先生の合図で、みんなで「ゲロゲロ」…「……」あれ?何にも返事がありません。今度は「おーい」…「ゲロゲロゲロ!」ちゃんと返事がありました。不思議ですね。みんなの声がわかるようですね。少し大きな川で捕まえたザリガニたちも、子どもたちには興味深かったようでしたね。

足元に咲くアカツメグサ、ハルジオン、ホトケノザなどなど、色とりどりの野の花たちがみんなと一緒に今日の日を楽しんでいるようでした。誰に注目されることもなく、自分に与えられた場所で、ひっそりと咲き、消えて行く野の花は、この上なく美しく、清楚で、健気に感じられます。子どもたちの視点から見ると、私たちよりもずっとこの花々の存在を近くに感じるかもしれませんね。みんな今日はよく歩いたね。小さな動物たち、いろいろな草花や、上空を飛び交う小鳥の鳴き声や、光る川面と流れる川の音、おひさまの暑さを吹き飛ばしてくれる緑の風…楽しい春のお散歩のひと時をみんなで過ごすことができました。

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春の親子遠足

2013-05-24 16:56:07 | Weblog

子どもたちが楽しみにしていた春の親子遠足で、宇都宮動物園に行ってきました。この日を楽しみにし過ぎて、前日微熱が出てしまったようなお友だちもいたようでしたが、今日はお熱も下がって大丈夫のようでしたね。今日は暑い一日になる予報でしたが、思ったよりも涼しく、5月の爽やかな風が気持ちのよいお天気のもと、動物園と遊園地で親子で一緒に過ごすことができました。幼稚園の遠足ということで、同じクラスやクラス以外の方同士が一緒に過ごす機会でもあり、普段接することの少ない方々とも触れ合うことができたことでしょう。何人かのお父さまもお仕事をお休みしてご参加くださっていました。

宇都宮動物園は、じかに触れ合うことができる動物が何種類かいて、「キリンのしたがくろかった!」など、動物にエサをあげたことは、子どもたちには印象深かったようですね。この日のためにお母さまが作ってくれたいつもとはちょっと違う雰囲気のお弁当も(いつも美味しそうですが)とっても美味しそうでしたね。きっと早起きして作ってくださったのですね。ありがとうございました。

動物園の全景を上から撮影しようと観覧車に乗っていたら、それを見つけたお友だちが「えんちょうせんせー!」と大きな声で呼んでくれたので、観覧車を降りる時係の方が「職員の方は結構なんですよ」と300円を返してくれましたよ。そういうシステムになっていたのですね。呼んでくれてありがとう(笑)。皆様も遊園地の乗り物にお金を使ってしまわれたかもしれません。また出口への通路にあった「関所のような売店」でも、子どもたちのおねだりにお財布の紐が緩んでしまった方もおられたようでしたね。いろいろな意味で皆さま今日はお疲れさまでした。

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消防士さんになりたい

2013-05-20 19:36:06 | Weblog

朝から微かに小雨がパラついていましたので少々心配しましたが、ちょうど雨も上がり、みんなで消防署見学に行くことができました。小さなお友だちは初めての消防署で驚くことがたくさんあったかもしれませんね。でも案内してくださった消防士さん(背が高くてカッコよかったですね)がとてもわかり易く子どもたちにお話ししてくださって、みんな消防署の大切な働きについてとても良く分かったと思います。まずはちびまる子ちゃんの映画を見せていただき、家庭での火の用心の大切さを学びました。起震装置で大地震の揺れを体験してから、消防署の中を見学させていただき、お外に出ると、威勢の良い掛け声が聞こえてきました。レスキュー隊の訓練です。レスキュー隊の訓練の見学は、こちらの都合ではどうにもならないことですので、とても幸運でした。。実際に倒れている人を救助する迫力ある訓練の様子も見せていただき、「がんばれ!がんばれ!」とみんなも一生懸命応援しました。消防車や救急車も、ご説明いただきながらゆっくりと見せていただきました。

一連の見学が終わって、案内してくださった消防士さんが、「消防士になりたい人はいますか?」と尋ねると、たくさんの手が挙がりました。女の子の手がたくさん挙がったのには驚きましたね。消防士さんはいつも子どもたちにとっての憧れの職業のひとつ。もちろん深く考えてのことではないのでしょうが、消防士さんになりたいという子どもたちの真っ直ぐな思いは、人間の持っている本質的なもの-人を助けること、人の役に立つことこそが、人間としてのもっとも深い喜びであることを、私たちに教えてくれているのかもしれません。消防士さんが「筑西消防署で待っていますよ」と言ってくださいましたね。さっき着せていただいた消防士さんの服も、とても似合っていましたよ。手を挙げたお友だち、みんな頑張って!

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帽子のお花が咲きました

2013-05-17 16:51:43 | Weblog

若葉が瑞々しいさわやかな皐月、今日もさわやかなお天気の中、お集まり前と午後の時間、お外でゆっくりと思い思いのあそびを楽しむことができました。子どもたちの楽しみは、今毎日必ずと言ってよいほど行われている(最近は氷鬼かな)あそびもあれば、いろいろなことが重なってあそびに発展する一度限りの楽しみなど様々です。今日は、まだわずかしか葉が生えていないくちなしの木に誰かが自分の帽子を掛けたのを見て、他の子もまねたことが始まりでした。そこには小さなお友だちが多かったようですが、それを見て「わたしのも、ぼくのも」と、そこにいたみんなのそれぞれに違う帽子が掛けられたくちなしの木は、あたかも帽子のお花が咲いたように見えました。とっても素敵!みんなも大喜びでした。

下館幼稚園は、一人ひとりにの個性を神様から与えられたかけがえのないものとして大切にしています。制服が無いのも、その思いの表れです。ですから子どもたちの帽子もみんな違っています(園の行事で出かける時や、帽子を忘れた子は園の帽子をかぶりますが)。それぞれに違う帽子が一つに集まるからこんなに綺麗になる。もちろんそれは帽子だけではありませんね。一人ひとりみんな違った素晴らしい賜物を、神さまからいただいている、子どもたちが集まるこの幼稚園は、帽子のお花よりももっともっと綺麗で素敵です。これからももっともっと綺麗に素敵になるように、子どもたちの個性が伸びて行ってほしいと思います。

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分かち合えば余る

2013-05-15 21:28:20 | Weblog

新年度になってからの初めての誕生礼拝・誕生会が行われました。4月と5月生まれのお友だち(3月のお誕生会の日にお休みだったので一緒にお祝いする子もいました)のために皆でお祈りをしました。礼拝のお話は、イエス様が七つのパンで4千人の人を満腹にし、それでもなお残ったパンくずを集めると7つの籠いっぱいになったという聖書の中にある奇跡のお話をしました。お母さんが自分に作ってくれた大切なお弁当を、お腹を空かせている多くの人を思って差し出し、それを使って神さまがそこにいる人々の空腹を満たされた物語に少し変えて話しながら、「奪い合えば足りず、分かち合えば余る」という相田みつお氏の言葉を思い出しました。ちょっと難しいのでその言葉は言いませんでしたが、取るに足らない小さなことに思えるものであっても、お友だちの幸せを思ってすることを、神さまはきっと何倍にも何十倍にもしてくださることをわかって欲しいと思いながらお話ししました。

分かち合う、ということでいえば、今回のお誕生会から先生たちの手作りのケーキが登場!それをみんなで分かち合って食べることにしました。お礼拝、とても素敵な答えがたくさん聞けたインタビュー、そしてそれぞれのクラスのお友だちからのお歌のプレゼントが終わり、みんなの前にケーキが登場した時の、園児たちの喜びようといったら、本当にすごかったですね!こんなに喜んでもらえるなんて、予想以上の反応にビックリの一瞬でした。お誕生日を迎えたお友だちの年齢の形になっているローソクに火を点けて、さあみんなで、♪Happy birthday to you~♪、そして~(誕生日の先生たちも一緒に)~ローソクをフー~、パチパチパチ~、おめでとう!!

役員のお母さま方にお手伝いいただいて作ったカレー、そして切り分けられいちごが乗ったケーキを、みんなで美味しく楽しくいただきました。みんな良かったね。

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家庭訪問

2013-05-10 18:53:31 | Weblog

今週はお天気の日が続き、穏やかな陽の光を受けて園児はお外でのあそびを楽しむことができたようです。とはいえ今週は午前保育のため、幼稚園で過ごす時間が短かく、まだまだ幼稚園にいたいなあと降園する園児たちの後ろ姿が呟いているようでしたね。でも、今週は子どもたちにとっては、とっても楽しみなことが待っていました。今週は家庭訪問、毎日担任の先生がそれぞれのご家庭をお訪ねして、子どもたちの生活を感じながら、保護者の方々と、お子さまの成長を支えて行くための様々なお話をさせていただきました。先生が自分の家に来てくれることはとっても嬉しい園児たちですが、実際に先生が訪問した時の気持ちの表現の仕方はまちまち、自分の宝物や玩具を一生懸命に見せてくれる子、楽しみにハイテンションで待っていても、いざ訪問のチャイムがなると、隣の部屋に隠れて時々様子を覗きにくる子などなど。園に戻った先生たちから報告を聞きながら、その時の子どもたちの心と姿が思い浮かんで、微笑ましい気持ちになりました。

報告といえば、家庭訪問の期間中、担任が訪問を終え全員が戻ってから、毎日その日の訪問で話し合われたことについての報告があり、皆で分かち合う時間が持たれます。この幼稚園のいいなあと思うことのひとつは、一人ひとりの子どもたちについて、クラスの担任以外の先生たちも十分に把握をしていて、この園で生活する園児たちについて、どの先生も理解し見守りかかわることができていると実感ができることです。家庭訪問での保護者の皆さまとのお話し合いの報告と分かち合いの時間は、そのためにとても大切な時間でした。皆さまがそれぞれの担任にお話しくださったことは担任以外の教師たちも、主任も、私もしっかりと受け止めさせていただきました。誰かを自宅に迎えるということは、いろいろお気を使われることだと思います。にもかかわらず、快くお迎えくださいましたことに、改めて感謝申し上げます。

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登竜門

2013-05-01 23:19:40 | Weblog

最近は鯉のぼりを揚げている家も少なくなりました。今年は教会の行事の関係で遅くなりましたが、幼稚園でも月曜日に鯉のぼり用のポールを立てました。火曜日の朝、雨がパラパラし始めましたが、その雨もすぐに上がり、昨日今日と、子どもたちが遊んでいる頭上を真鯉と緋鯉が優雅に風に泳いでいました。子どもたちは泳いでいる鯉をつかもうとジャンプしたり暫く頑張ってはそれぞれの遊びに戻り、また思い立ったように鯉のぼりの下に来ての繰り返しをしながら、いつもとは違う園庭の環境を楽しんでいる様子でした。鯉のぼりの影踏みを楽しんでいるお友だちもいましたね。緋鯉より上に位置する真鯉の尾は、風が止んでも子どもたちの手には届きません。「おとうさんずるいよー!」と口々に言いながら、それでもキャッチしようと何度も何度も楽しそうにジャンプを繰り返していました。お空に向かってジャンプしている姿は、まさに竜門の滝を登る鯉のようでしたよ。鯉のぼりの元々の意味を考えると、鯉のぼりに特に興味を示し、あそんでいるのが女の子ばかりというのも面白いところです。清流だけでなく、池でも沼でも、環境の良し悪しにかかわらず生きられる鯉のような生命力の強さも大切なことですね。

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入園説明会

10月17日(水)・29日(月)10時30分~11時30分(どちらも同内容です) お母さま方とご一緒にお子さまを育みたいと願っている当園で、どのような教育をめざし、実施しているかなど、詳しくご説明申し上げるために、入園説明会を行います。お子さまもご一緒にお気軽にご参加下さい。来春から「子ども・子育て支援新制度」がスタートし、幼稚園のシステムにとても大きな変化があります。それについてのご説明もさせていただく予定です。 *どのようなことでも、お気軽にお問合せ下さい。 *当日は園庭にお車をお停め下さい。