蝉捕りはお・し・ま・い

日向に立っていると、これまでの暑さが戻ってきたように感じますが、木陰に入ると爽やかに乾いた風の流れに、暑く長かった夏の舞台に緞帳が下りて、やがて秋の舞台の幕が開くのも遠くないことを感じます。夏の間懸命に鳴き続けた蝉もいよいよ最後のひと鳴き、午前中これが最後かなあと思いながら聞いていた鳴き声が止むと、もう蝉の声は聞こえませんでした。代わって聞こえるのは虫の声、「今度は僕たちの番だよ」と喜んでいるようです。
幼稚園の正門近くに山桜の大木があります。春には小さな白い花でみんなの目を楽しませてくれて、夏にはやってくるたくさんの蝉や昆虫たち（クワガタも来たね）にその体を貸してあげて、子どもたちに虫捕りの楽しさをたくさん味わわせてくれました。よく虫捕りをしている子どもたちは、今日も網を手に籠を首にかけて、一生懸命に蝉を見つけようとしていましたが、見つけることはできなかったようです。今年の蝉捕りはお・し・ま・い。これまで楽しませてくれたお礼を込めて、またこれからも子どもたちを見守っていてくださいと、虫捕りの仲間たちで写真を撮りました。
季節の移り変わりとともに、幼稚園でも秋の行事、特に運動会へ向けての取り組みが加速して行くことでしょう。今日もまた、いろいろな「うんどうかいごっこ」が繰り広げられていましたね。子どもたちが運動会に向けて楽しみながら毎日を過ごし、少しずつ、しかし確実に成長していることがしっかりと伝わってきます。運動会については、また来週お伝えすることにいたしましょう。

入園説明会
９月１７日（金）１５時～１６時
９月１８日（土）１０時半～１１時半
どちらも同内容での説明会です。ご都合の良い方にご参加ください。