下館幼稚園のブログ

下館幼稚園での子どもたちの様子などについて先生たちが綴ります

木の上から、ヤッホー

2010-10-29 19:08:13 | Weblog
赤や黄に色づいた木々が園庭に秋の彩りを添えてくれています。園庭には樹齢100年になろうとする木が何本もあるのですが、それらの木々をある視点から、「ちょっと太すぎるなあ」「枝が上にありすぎるなあ」とちょっと残念に思いながら見ていました。その視点とは(わかりましたか?)・・・それは“ツリークライミング!”英語にするとカッコよく聞こえるけど、そう、それは「木登り!」。子どもたちは木登りが大好き。子どもたちの冒険心とチャレンジ精神を刺激し、逞しさを養い、リアルに達成感を味わうことができるあそびです。それで、木登りにちょど良い木があればなあ、と思いながら木々を見渡していた次第です。ある時、いつも見ていたはずの礼拝堂前にある一本の「百日紅(サルスベリ)」を見ながら、「これ、いい!」とひらめきました。猿も落ちるほどツルツルした木肌ゆえに、最初から私の選定リストから外されていたのですが、よく見ると程好い太さで、ちょど良い高さに枝があり、(私が手を貸して)子どもたちが登るのにちょうど良い木でした。早速、先生たちにお話をして(「また勝手な事をして園長先生だめでしょ!」と叱られないようにね)子どもたちに、これから木登りをしてもいいよというお話(みんなすごく喜んでいましたね)と、大切なお約束をしました。木登りをして良いのは、とり組さんになったら(とり組になる楽しみがまた増えたね。それまで登り棒もたくさんしようね)と、園長先生と一緒の時だけ(一緒じゃないと絶対に登れませんが)というお約束です。その日から毎日「えんちょうせんせい、きのぼりしよう」という声に誘われ、「そこに足をかけて!」「しっかり枝を持って!」「ファイト!」などと、大きな声を出しながら木登りの手助けをする日々が始まりました。ここのところどうも背中の筋肉が痛いのはそのせいかなあ。登ることができた子どもたちは、本当に嬉しそうに下界を見下ろしています。「やったー!ヤッホー!」
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落ち葉を掃きながら

2010-10-25 17:03:30 | Weblog

今朝は小雨が降ったり止んだり。地面が濡れているこんな時は、朝のお掃除がなかなか大変。毎日たくさん落ち葉が舞い落ちるこの時期は特に時間がかかります。園庭の土はまだ良いのですが、道路の濡れたアスファルトの上に張り付いた濡れ落ち葉は、掃こうとすればするほど、(急いでいるとなおさら)意地でも剥がされまいと地面にしがみついているようです。そんな時、ふっと力を抜いて、やさしい力で掃いてみたり、これまでとは違う方向からそっと掃いてみると、これまでの意固地がうそのように、まるで自分から箒に付いてくるようにはがれることがよくあります。そんな時、「何でもそうだよなあ」などとふと思わされます。私たちの人と人とのかかわり、勿論子どもたちとのかかわりもそうですよね。

落ち葉を掃きながら気づいた事をもう一つ。風が吹き、ひっきりなしに落ち葉が舞い落ちる中でのお掃除は、掃いてもすぐにそこに新たな葉が舞い落ち、「うわぁー」とがっかりしていました。でも、ある時ふと気づきました。綺麗に掃いた後に落ち葉が舞い落ちている地面は、掃く前とは全く違う、「風流」とも言える趣があるということ。何事も見方捉え方一つでその持つ意味が変わります。私たちに起こるあらゆること、それをいつも意味のあることとして受けとめる。そのことから私たちの生き様は変わります。子どもたちによく、「“ありがとう”はどんな時にも幸せになれる魔法の言葉だよ」とお話をしていますが、子どもたちが、どのようなことも前向きに捉え、生涯自分の人生を肯定して生きて行けるようになって欲しい、それがこの幼稚園の願いです。入園説明会でもお話しましたね。「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。どんなことにも感謝しなさい(聖書)」ですね。 
葉の色、虫が歩いた跡と食べられた穴、一枚とて同じ顔のない葉。涼しい木かげを作り、夏には暑い日の光からみんなを守ってくれた葉っぱたちを見ていると、いろんな思いが沸き起こってきます。落ち葉を掃きながら考えたり気づいたりしたことは、他にもたくさんあるけれど(お掃除の時は黙想の時かな)、また機会があったら書かせていただくことにして、今日はこのくらいで。
最後に、『葉っぱのフレディ』から、木かげで安らぐ人たちに、葉っぱをそよがせて涼しい風を送ってあげた葉っぱたちが言った言葉。「フレディ これも葉っぱの仕事なんだよ。」

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ほっぺたがおちそう!

2010-10-22 17:22:44 | Weblog

あまりすっきりしないお天気の日が続き、少しずつ先延ばしにしていましたが、お芋掘りで掘ったお芋を、今日はみんなで一緒に焼いて食べることができました。「あしたはやきいもだよ」と毎日お家で言っていたお友だちもいたようですね。みなさまお待たせしました。

いつもはお友だちを乗せて走っている赤い車が今日はトラックに変身、みんなでブロックやレンガを運んで、かまど作りのお手伝いをしてくれました。かまどで薪を燃やし、たくさんのおき火ができると準備OK。みんながアルミで包んでくれたお芋を一人ずつかまどに入れて、藁のお布団をかけて、約20分ほどすると・・・くんくん、お芋の焼けた良い匂いがしてきました。どうやら焼けたようですよ。みんな見て見て、試しに一つ割ってみるよ、ほら!。二つに割れた黄色いお芋から熱々の湯気が立ち上るのを見て、みんな「わあ!」の大歓声でした。みんな自分のお芋を持ったかな。ではお祈りをして、みんなでいただきまーす。テラスに腰を下ろし、一緒にやき芋をほおばるみんなの顔はニコニコですね。あちらこちらから「おいしい!」おいしい!」おいしい!」という声が聞こえています。つぼみ組さんの中から「ホクホク!」「ほっぺたがおちそう!」の声が上がったのには、ボキャブラリーの豊かさにちょっとビックリでしたよ。みんなが美味しく食べてくれて、とても嬉しかった、焼き芋パーティーでした。
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テレサおばあちゃん

2010-10-20 18:51:11 | Weblog

普段はクラスでお祈りしている子どもたちが、週に一度礼拝堂でみんなで一緒にお祈りをします。そこでいつも聖書のお話をするのですが、私は子どもたちが聖書のお話を、楽しみながらそれぞれの感性で受けとめて聞いてくれたらそれで良いのだと思っています。教訓めいたことをそこから導き出したり、教え込んだりすることは極力避けるようにしています。でも、今日はいつもと少し違ったお話でした。

10月の聖書の言葉に選ばれている箇所のお話の後、カルカッタの街の路上でたくさんの人々が寝ている写真と、マザー・テレサが施設に運び込まれた瀕死の病人の顔近くにかがみ込み、語りかけている写真をみんなに見てもらいながらお話をしました。小さい子どもたちには難しいかなとも思いながら、でもそれ以上に、子どもたちにわかってほしい、また下館幼稚園のお友だちならきっとわかってくれる(感じてくれるという方が正確かもしれませんね)という願いと希望がありました。みんなとても真剣に聴いてくれていましたね。

いつも子どもたちと一緒に、食べ物のないお友だちや、お家のないお友だちなど「せかいじゅうのこまっているおともだち」を想い、神さまが助けてくださるようにと祈っています。みんなはテレサおばあちゃんのようなことはできないけれど、苦しんでいたり、困っていたり、悲しんでいるお友だちのためにお祈りすることは、「小さくされた人々」の中にいるイエスさまのためしていることになるんだよ、ということを知ってもらえたらとても嬉しいな。

10月の聖書の言葉はこんな言葉でした。
「わたしの兄弟であるこの最も小さい者の一人にしたのは、わたしにしてくれたことなのである」(マタイによる福音書
2540節)

みんなとてもよく覚えてくれていましたね。テレサおばあちゃんのこと、そして今月の聖書の言葉を、どうかみんなの心の中に留めておいてください。

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ご協力に感謝

2010-10-16 19:07:03 | Weblog

絶好のバザー日和、この上ない晴天のもと、幼稚園のバザーが開催されました。ここに至るまでのお母さま方の長い準備を経て、今日のバザーとなりました。今朝も早くからカレーなどの具材を刻む係りの方々を皮切りに、皆さまぞくぞくとお出でになり、それぞれに最後の仕上げというところでしょうか、開始時間になるまで急ピッチで準備が進められました。お父さま方も続々と登場、それぞれの担当の箇所に入って、準備や開始後の手順の確認などをしてくださいました。普段し慣れないことで、きっとお父さま方は戸惑うことも多かったことでしょう。でも皆さまが実に真剣にそれぞれの持ち場での役割を果たしてくださっているご様子には本当に感謝でした。

お客さまもたくさんお出でになり、卒園生やお家の都合で転居した子どもたちとその保護者の方々(お手伝いにお出でくださった卒園生のお母さまもおられました。感謝です)などもたくさんお見えになり、あちこちで久しぶりの再開を喜び合う姿が見られました。それはさながら同窓会のようで、そんな光景もとても嬉しく感じられました。どのコーナーも大勢のお客さんで賑わっていましたが、子どもたちが楽しめるようにと考え、準備してくださったおたのしみコーナーも、子どもたちで溢れていましたね。バザーの初めから終わりまで、子どもたちは終始笑顔で、この時をとても楽しんで過ごしてくれていたようでした。

今年のバザーのテーマは「絵本大好き」。子どもたちの成長にとっての絵本の大切さをご一緒に見つめて行きたいという園の思いを、皆さまが受け止めてくださってのテーマです。一人ひとりの子どもたちの心に残った絵本の場面が、個性あふれる絵で表現され、展示されていたコーナーもとても良かったですね。結城吹奏楽団選抜チームの皆さまも、易しく楽器の説明をしてくださりながらの楽しい曲の演奏をありがとうございました。

書きたいことは、まだまだ尽きませんが、いつまでも終わらないので、このくらいにしておきましょう。

最後に、PTA会長さんを中心に、保護者の皆さまみんながそれぞれに持てる才能と力をお出しくださり、この素晴らしいバザーを作り上げてくださいましたことに、心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。さぞお疲れになられたことでしょう。今日はゆっくりとおやすみください。
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準備はOK

2010-10-15 19:12:53 | Weblog
いよいよ明日はバザーです。これまで、PTA会長さんを中心に、コツコツ着実に準備を重ねて下さいました。バザーが近づくにつれて、お母さま方が幼稚園にお出でになる日も増え、きっとそれぞれのご事情もあり大変だったのではないでしょうか。昨日と今日の二日間にわたり、手作りお菓子作り班の方々は、朝から市内某所にてクッキング。夕方にはあま~い匂いのするお菓子が大量に園に運び込まれました。今日は朝から夕方遅くまで、たくさんのお母さま方が幼稚園で、それぞれの担当班のご準備をして下さっていました。どの班もとても工夫を凝らした出来上がり、とても素敵で、楽しそうで、嬉しくなってしまうようなお店がたくさん出来上がりました。これまで頑張ってくださったお母さま方への感謝の思いで暖かな気持ちになりながら、誰もいなくなった遊戯室に座り、明日のバザーを想いました。これらのお店とお母さま方の笑顔がセットになったら、訪れたお客さんたちは幸せな気持ちになって、きっと「あれも買おう、これも買おう!」と購買意欲が高まることうけあいですね。明日はお父さま方もたくさんお手伝いにお出で下さいます。吹奏楽団の方々のコンサートも予定されています。お天気も上々の予報。楽しい、祝福に満ちたバザーとなることでしょう。お母さま方、今日は一日お疲れさまでした。明日もどうぞよろしくお願いいたします。
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新・おにきめ

2010-10-13 18:29:09 | Weblog
いつものように子どもたちは園庭で「こおりおに」を楽しんでいました。参加する子も多く、鬼決めにもとても時間がかかっている様子です(以前にブログに書いたことがありましたね)。この「おにきめ」、みんなが足を差し出して、「おにきめ、おにきめ、おにじゃないよ」と言いながら指で足を順番に叩いていって鬼を決めるのですが、最近はそれが足ではなく、みんなが手を出しての鬼決めに変わりました。今日、子どもたちが手で鬼決めをしている様子を見ながら、最初にそれが始まった時のことを思い出しました。「こおりおにするひとぉ~」の呼びかけに応じて子どもたちが集まった時、今年に入ってから車椅子での生活を始めた子が「ぼくもやる」と一緒に加わった時のことでした。これまでは足で「おにきめ」をしていたみんなです。どうするのかな?と見ていると、「てでやればいいんじゃない」との誰かの声が聞こえ、次の瞬間にはもう足に替わってみんなの手が差し出され、これまでもそうであったかのように、「おにきめ~」が始まっていました。以来、その子が加わる時にはいつも、誰も何も言わなくても、当然のようにみんなが手を差し出しての「おにきめ」が定着することになりました。
「共に生きる」という言葉を、まったく自然に、生活の中で実現することができる子どもたちの姿に、私たちはいつも教えられます。そして、「神の国はこのような者たちのものである(マルコ10:14)」の聖書の言葉を思い出すのです。
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とったどー!

2010-10-06 16:51:08 | Weblog

金木犀の匂いが漂い、暑くも寒くもない過ごしやすい秋の日でしたね。今日は子どもたちとお芋ほりに行ってきました。リュックと水筒、長靴姿で登園してきた園児たちは、園庭であそんでいる時にも、「せんせい、きょうおいもほりだね」ととても楽しみにしている様子でした。大型バスに乗って「しらとり厚生園」のお芋畑に到着。まずは待っていてくれた施設のお姉さんに「よろしくおねがいします」とご挨拶をして、さあ、お芋ほり開始。ちいさなスコップでお土をほって、つるを引っ張って、「あった!」。大きいお芋に小さいお芋、ほそーいお芋もありました。どこからか「とったどー!」・・・どこかで聞いた言葉のような・・・。今夏の猛暑のため、虫がたくさん発生したようで、かじられて凸凹お芋も多かったようです。その部分を取って食べてくださいね。「せんせい、むし!」と虫を見つけるたびにあちこちから声が上がります。そのうち、「せんせい、クマ!」の声。えっ!と近づいて見ると・・・それは「クモ」でした。ビックリしたなあ。たくさんのお芋を掘った後は、グラウンドに移動して、みんなでお弁当をいただきました。小さなお馬さんたちを見たり、広いグランドで鬼ごっこをしたり、みんなで爽やかな季節を楽しんだ一日でした。みんなでほったお芋さん、どんなご馳走に変身するのかな。

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今日は運動会

2010-10-02 17:05:09 | Weblog
爽やかな秋晴れに恵まれ、下館幼稚園の運動会を行うことができました。ご家族に方々をはじめたくさんの方々が幼稚園にお出でくださり、ダンスに競技にと頑張る子どもたちに、たくさんの暖かい声援をお送りくださいました。小学生のお兄さんお姉さんたちや、未就園の小さなお友だちも、たくさん来てくれました。これまで「運動会ごっこ」を楽しみながら過ごしてきた園児たちですが、今日の「本当の」運動会でも、それぞれに持っている力を十分に出して、すべての競技やダンスを一生懸命に頑張ることができました。みんなとても立派でしたよ。また何よりみんなお友だちを思い遣る優しさをどんな時にも忘れずにいてくれたことは素敵でしたね。かけっこで、チームが勝つことをずっと願って頑張っていた子が、負けてしまっても、転んでしまったお友だちを思い遣って言ってくれた「きょうはとってもたのしかった!」の言葉には、胸が熱くなる思いがしました。
プログラムの進行にかかるすべてのことで、お母さまお父さま方にたくさんお手伝いいただきました。感謝申し上げます。親子遊戯や親子競技があり、祖父母の皆さまの出番も、保護者のみのPTA競技(難しかったけど、楽しかったですね)もあり、子どもたちだけでなく皆さま方の出番もたくさんありましたね。皆さま笑顔で、でも真剣にご参加くださいました。普段使わない筋肉をお使いになったので、後で(皆さんお若いから明日かな?)痛くなるかもしれません。皆さま大変お疲れ様でした。子どもたちと皆さまで一緒に作り上げ、みんなで楽しんだ運動会、とても嬉しい思いで過ごすことができました。皆さま本当にありがとうございました。
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入園説明会

10月17日(水)・29日(月)10時30分~11時30分(どちらも同内容です) お母さま方とご一緒にお子さまを育みたいと願っている当園で、どのような教育をめざし、実施しているかなど、詳しくご説明申し上げるために、入園説明会を行います。お子さまもご一緒にお気軽にご参加下さい。来春から「子ども・子育て支援新制度」がスタートし、幼稚園のシステムにとても大きな変化があります。それについてのご説明もさせていただく予定です。 *どのようなことでも、お気軽にお問合せ下さい。 *当日は園庭にお車をお停め下さい。