下館幼稚園のブログ

下館幼稚園での子どもたちの様子などについて先生たちが綴ります

小春日和

2010-11-29 19:18:43 | Weblog
園庭の桜とイチョウの葉もほぼ落ち、もみじの紅葉が見ごろを迎えています。今日は雲ひとつない秋晴れ(小春日和と言った方が正確かな)の暖かな一日になりました。子どもたちも殆どが外で思い切り体を動かしてあそんでいる様子でした。例年は年が明けてからブームになる縄とびが、今年は秋から冬にかけてのこの季節に流行っていて、先生に回してもらいながら、連日「大縄とび」を楽しんでいます。「100回にちょうせん!」なんて子も何人もいるんですよ。毎日誰かがイチョウの葉を輪ゴムで束ねて綺麗な花束を作っていましたが、もうすぐイチョウも終わりということでしょうか、今日はたくさんの子どもたちが自分で作った黄色い花束を嬉しそうに抱えていました。中には自分の顔くらいの大きさの特大花束を作っている事もいました。楽しそうにあそぶ子どもたちの声に誘われたのか、久しぶりに桜の木にキツツキくん(さん?)がやってきました。朝の太陽を背に真っ黒なシルエットがリズミカルに動き、コンコンコンコン♪という軽快な音が園に響いていました。キツツキと子どもたちの歓声の二重奏を聴きながら、キツツキが来る幼稚園なんて素敵だなあといつも思います。これですから、たくさんの落ち葉が出るのも仕方がないですよね。
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すべての恵みに

2010-11-16 17:08:43 | Weblog

色とりどりのお野菜や果物が入った袋を手に持ちながら子どもたちが登園してきました。「何を持ってきてくれたのかな?」と尋ねると、「ごんぼうとねぎ」「かきとりんご。かきはね、おじいちゃんのおうちのきのたかーいところになってたんだよ」などと教えてくれました。そうです、今日な収穫感謝のお礼拝が行われるのです。収穫感謝というのは、アメリカではThanksgiving Dayとして11月の第4木曜日に祝われています。今から380年程前、英国での迫害を逃れアメリカに新天地を求めたピューリタン(清教徒)たちが、ネイティブ・アメリカン(先住民)に助けられながら最初の収穫をした時に収穫を神に感謝し祝ったことに始まったとされ、日本でも現在多くの教会や教会関係の学校、施設で収穫感謝祭が祝われています。秋の実りの季節、お野菜や果物をお献げしての収穫感謝の礼拝を通して、自分たちが毎日いただく食べ物が、神さまの恵みとたくさんの人々の労働の実りであることを思い起こし、食べ物に限らず私たちに与えられたすべての恵みを思い起こし感謝できる心が育まれたらと思います。また同時に、与えられた恵みを独り占めすることなく、分かち合い、共に生きることができる人に成長していってほしいと願っています。

礼拝後、幼稚園のみんなを代表して、とり組のお友だちが、上の原学園さんに礼拝で献げられたお野菜をお持ちしました。みんなが来るのを待っていて下さった学園生の皆さんと、これまた今日のためにスタッフの方々がご準備下さったゲームやダンスを、暖かなおひさまを受けながら一緒に楽しみました。お野菜や果物を一人ひとり上手に手渡すこともできました。学園生の皆さんからも手作りのプレゼントをいただきました。お昼ご飯もとっても美味しかったね。上の原学園の皆さま、今日は本当にありがとうございました。
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せいげきはなぜ?

2010-11-12 19:27:09 | Weblog

今日は一週の幼稚園最後の日。普段はそれぞれのクラスでお祈りしている園児たちが、全員礼拝堂に集まってお礼拝をする日でした。今週も神さまに守られ楽しく過ごすことができたことを感謝し、また世界中の苦しんでいるお友だちや困っているお友だちを想ってお祈りをしました。礼拝が終わって、みんなが退堂するとき、とり組の担任の先生から声をかけられました。「とり組のお友だちが、聖劇のことで園長先生に質問があるそうですが、お聞きしても大丈夫ですか?」とのこと。「聖劇(ページェント)」は、イエス様がお生まれになった生誕物語を演じる劇で、下館幼稚園では、とり組さんがクリスマス祝会の中で、この聖劇を演じてくれることになっています。お兄さんお姉さんたちの聖劇を観ながら、自分たちもとり組さんになったらできるんだと思っていた子どもたちです。毎日とっても楽しみながら「聖劇ごっこ」をしているのがとてもよく分かります。本格的な取り組みはこれからですが、今年も10月も半ば頃から、早くもとり組さんのお部屋から聖劇のセリフや歌が聞こえてはじめていました。

 礼拝堂に残ったとり組さんに「聞きたいことがある人は手を挙げて」と言うと「ハイ」「ハイ」とたくさんの手が上がりました。いろんな質問がありました。「だい6ばはいつやれるんですか?」は早く先の場面をやりたいという気持ちからの質問でしたね。「このおはなしはどのほんにあるんですか?」これには本物の聖書を見てもらいながらお話しました。そして、こんな質問がありました。「せいげきはなぜやるんですか?」そう、これをちゃんとお話しなければね。どのような苦しみや悲しみ、貧しさや孤独の中にあっても、同じ痛みと苦しみを知る神さまが共にいてくださるというクリスマスのメッセージを、宿にも泊まれず「馬小屋」でお生まれになったイエスさまの誕生物語を通して、観ている人たちにお届けする、みんなはそのメッセンジャーだということをね。「どうしてイエスさまは、おおさまのすんでいるおしろでも、おおきなおやしきでもなく、やどやさんにもとまれないで、うまごやでおうまれになったんだよね。それはね・・・」 

このことは、今日だけでなく、これからクリスマスを迎えるまでの、礼拝をはじめ、いろんな機会に伝えて行こうと思っています。イエス・キリストの誕生に込められた神さまの約束のメッセージが、聖劇を演じる子どもたち自身の心に伝わってほしいという願いが、「せいげきはなぜやるんですか?」の答えなのですから。 

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はじめの一歩

2010-11-07 17:12:39 | Weblog

今日は市内の様々なジャンルの音楽愛好家たちが一堂に会する「筑西市合同音楽祭」が市民会館で開催されました。下館幼稚園はかなり以前からこの音楽祭にご招待を受け、毎年参加させていただいています。集合時間が近づいてくると、幼稚園のお友だちがお家の方々と一緒に会館ロビーにぞくぞくと到着してきました。みんな今日はいつもより大分ドレスアップしているようですね。みんな緊張しているかな?見たところ、大丈夫そうだね。でもやっぱりドキドキかな。お家の方々と別れて子どもたちだけで客席に座り、暫し開演の時を待ちます。「せんせい、あとなんぷんではじまるの?」と待ちきれない様子です。騒がしいホールの中でしたが、これまで子どもたちに伝えてきたことを最後に言っておこうと思いました。「みんなの素敵な心とお歌を、ここにいるお客さんの心に届けてくださいね」「私たちのお歌のプレゼントが聴いてくださっている人の心に届きますようにって思いながら歌ってね」とお話しすると「わかった」とニコニコしながら答えてくれました。
今回は、下館幼稚園のお友だちに歌ってもらえたら嬉しいなあとずっと考えていた曲、「はじめの一歩」を最後の曲として選びました。少し長い曲で、歌詞を覚えるのが大変だったかもしれません。でもみんなよく覚えたね。メロディーもそして歌詞もとても素敵な曲です。この音楽祭に向けてこの曲を子どもたちが何度も歌うのを聴きながら、この歌が子どもたちの心の奥に刻まれ、みんなの生きて行く力になって欲しいといつも思っていました。二番にはこんな歌詞があります。

「信じることを忘れちゃいけない、必ず朝はおとずれるから。」

「僕らの夢をなくしちゃいけない、きっといつかはかなうはずだよ。」

ステージで堂々と「はじめの一歩」を歌うお友だちの姿を目にしながら、今日の音楽祭の思い出とともに、この曲がいつかみんなを勇気づけてくれたらと願いました。客席から子どもたちを見守り心で声援をお送りくださったご家族の皆さま、今日はありがとうございました。

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笠間の秋

2010-11-05 17:28:38 | Weblog

今日は、とり組さんと先生たちでお別れ遠足に行ってきました。普段あまり早く来ない子が「○○ちゃんどうしたの?」という程早く登園してきてビックリ。余程楽しみにしていたのでしょうね。とり組さんが1台の園バスに乗って出発、バス通園でないお友だちは、園バスに乗れて嬉しそうでした。笠間焼で有名な笠間まで約40分のバスの旅、とり組さんと担任の先生たちだけでの楽しい時間を過ごしたことでしょう。バスの中で、自発的に聖劇ごっこが始まったかな?などと思いながら、他の先生たちとバスの後ろからついて行きました。毎年お世話になっている奥田製陶さんに到着すると、社長さんの説明をお聞きして、いよいよ絵付けです。前からこれを書こうと思っていた絵を、或いはその時のインスピレーションによって、それぞれのお皿に思い思いに描いて行きました。みんなのお皿が焼き上がるとどんなになるんだろうね。とっても楽しみだね。

絵付けが終了すると、今度は工房内の見学です。まず、ろくろが置いてある作業場。なんと、社長さんが直々にろくろを挽いて実演をして下さいました。最初はご飯茶碗、次に湯飲み、残った土で最後は徳利が出来上がり、食い入るように見つめていた子どもから、その匠の技に自然に拍手が沸き起こりました。さすがです。続いて、大きな登り窯の所に案内していただき、焼物ができる仕組みを分かり易くお話して下さいました。みんなもたくさん質問できたね。

奥田製陶さんにお礼とお別れを言った後は、笠間の運動公園に移動。雲ひとつない秋晴れのもとで楽しく体を動かしました。そろそろお昼ご飯の時間です。みんなの顔が見えるように丸く座り、感謝のお祈りをして、いただきまーす。お外でみんなで食べるお弁当、嬉しくて美味しいね。とり組さんだけでお出かけをして、外でお弁当を食べるのもこれが最後かな。まさに、お別れ遠足だね。今日のお友だちのお顔とお弁当の味、そしてみんなで過ごした秋の一日のページが、それぞれの心の思い出のアルバムに加えられたら嬉しく思います。
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へい、いらっしゃい

2010-11-02 17:30:05 | Weblog

今日は“ごっこあそび”2日目。昨日と違い、クラスごとのお店ではなく、それぞれがやりたいお店やさんになることになりました。まずは開店準備、昨日と同じお店やさんになる子もいましたが、多くのお友だちは、昨日とは違うお店に直行、それぞれのお店の人に変身してスタンバイです。きっと昨日自分のお店で働きながら、あのお店もやってみたいなあと思っていたのでしょうね。みんな準備はOKかな?ではまたまた“しもだてようちえんレストラン”オープン!

まずは、つぼみ組さんが準備をしてくれたピザ屋さんとハンバーガー屋さんに寄ってみましょう。なかなかすごいですよ。ハンバーガーに入る具、ハンバーグはもちろん、レタス、チーズ、ベーコン、たまごもとっても精巧に作られていて、それを全部これまた手作りパン(ちゃんとバンズになっているんですよ)に挟んで、紙で包むと本当のハンバーガーそのものです。では私も一ついただこうかな。あ、フライドポテトも一緒にお願いします。無料のドリンクバーでジュースをいただいて、テープル席に座って、「いっただっきまーす、パク!」うん、なかなかおいしいですよ!
続いて、はな組さんが用意してくれたおすし屋さんをのぞいてみましょう。みんな鉢巻と前掛けをしてとても雰囲気がありますね。「へい、いらっしゃい!」という威勢のいい呼び込みもなかなか板についています。どんなネタがあるかな・・・マグロ、イクラ、イカ、タコ、などの普通のおすし屋さんにあるネタの他に、おだんご、ようかん、ケーキ、それにパフェもあるのにはちょっとビックリしました。きっと今の(回っている)おすし屋さんって、そういうものも出るのかもしれませんね。ちなみに、子どもたちにとっておすし屋さんは、“まわっている”のだそうです。子どもたちの強い意向により、ちゃんと回る(動く)セッティングになりました。おすし屋さんを見て、小さなつぼみさんが一言、「はまずしだ」だって(笑)。まあ、回らないおすし屋さんには私も行きませんけど・・・。みんなが頑張って作ってくれた素敵なご馳走がたくさん並んだレストラン、2日間だけで閉店ではもったいないですね。こんどはそれぞれのクラスの中でまたオープンしてくださいね。今日はご馳走さまでした。

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レストラン、オープン!

2010-11-01 16:43:04 | Weblog

毎年子どもたちが楽しみにしている“ごっこあそび”。今年はなんだろう・・・そうです、それぞれのクラスで準備をしてきた、洋食屋さんやピザやさん、ハンバーガー屋さんにおすし屋さんなど、いろんなお店が入った“しもだてようちえんレストラン!”。何のお店にするかもメニューを決めるのもぜーんぶ自分たちで決めて、お料理もみんなの手作りです。

もちろん、“丸いお金”と“四角いお金”もお財布も手作りで、お金が無くなった時の銀行もあります。では、お店やさんでお仕事する人とお客さんになる人に別れて・・・、お店やさん、用意はいいですか?そろそろ開店時間になりました。では、しもだてようちえんレストラン、オープン!あちこちから聞こえる“いらっしゃいませー”声が遊戯室に響き始めました。「なににしますか」「ハンバーグください」「はいわかりました」「しょうしょうおまちください」「ありがとうございました」町のお店やさんで交わされる会話がそのまま再現されています。

1日目の今日は、コックさんの帽子をかぶったお友だちが楽しくフライパンを使って調理をしてくれている“とり組レストラン”を紹介しましょう。お店の前に立ってまず真っ先に目に入ってくるのは、メインディッシュのハンバーグ、スパゲッティー、エビフライにソーセージ。そのどれかを注文すると、ちゃんとコンロの上のフライパンで焼いてからお皿に載せてくれてます。ソースもトマトとガーリックの2種類あります。そこに唐揚げとカットステーキを乗せてもらうと、お隣のサラダコーナーへ。これがまた凄い。レタスの他のトッピングは、ポテトサラダ、ワカメ、コーン、ブロッコリー、ミニトマト、ニンジン、それにクルトンまでありますよ。「すごーい、よく作ったねえ」と感心するほどよくできていてビックリ。食べた食器を下げるコーナーもありました。

お店やさんとお客さんを交替でみんなが楽しんだようですね。そろそろ終了の時間です。「今日のレストランは閉店のお時間になりましたー」という先生の声で今日はおしまいです。「でも、また明日もレストランをオープンできますよ」と先生が言うと「ヤッター!」と、みんな大喜びでした。明日も続きを楽しもうね。
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入園説明会

10月17日(水)・29日(月)10時30分~11時30分(どちらも同内容です) お母さま方とご一緒にお子さまを育みたいと願っている当園で、どのような教育をめざし、実施しているかなど、詳しくご説明申し上げるために、入園説明会を行います。お子さまもご一緒にお気軽にご参加下さい。来春から「子ども・子育て支援新制度」がスタートし、幼稚園のシステムにとても大きな変化があります。それについてのご説明もさせていただく予定です。 *どのようなことでも、お気軽にお問合せ下さい。 *当日は園庭にお車をお停め下さい。