大きな自信

昨日から続いたお泊り会が無事終了しました。お家の方々から離れ、初めて夜を過ごす子どもたちの楽しそうな表情の裏には、きっと複雑な想いと不安もあった（お母さま程はなかったかな）ことでしょう。でも、誰一人お家が恋しくて泣き出すこともなく一夜を過ごすことができました。時間にすればたった数時間という短い間でしたが、新しい朝を迎えた今日の子どもたちの表情は、昨日よりもずいぶんお兄さんお姉さんになっていましたよ。たくさんの楽しい（こわーいもあったかな）体験をたくさんして、自分たちだけでお泊りもできたという事実は、子どもたちにとってとても大きな自信となり、心の成長となったことでしょう。そして、これまで一緒に過ごしてきたとり組のお友だちとの絆もこれまで以上に強くなりました。きっとこのお泊り会は子どもたちにとってかけがえのない大切な思い出となることでしょう。
保護者の皆さま、私ども幼稚園を信頼し、大切なお子さまをお委ねくださいましたことにあらためて心から感謝申し上げます。そして、先生たち、本当にお疲れさま。

おとまり会

今日からとり組さんが楽しみに待っていたお泊り会が始まりました。場所はいつもの下館幼稚園。慣れ親しんだ幼稚園も泊まるとなるとまさに『よるのようちえん』（という谷川俊太郎さん文の絵本があるのです）。いつもとはまったく違った幼稚園に変身です。
ワクワクドキドキしながら登園してきた子どもたちは、最初からハイテンション、さまざまな体験を思い切り楽しみました。お野菜を切って夕食のカレーの準備をしたり、流しそうめんをお腹一杯食べたり、ウォークラリーでお友だちと協力して問題を解いたり、みんなでお風呂に出かけたり、絞り染めをして世界に一枚のＴシャツを作ったり、待っていた火の精さんが来てくれてキャンプファイターや花火を楽しんだり、スターウォッチングをして流れ星に一生懸命お願いごとをしたり・・・。目一杯楽しく過ごした子どもたちは、おやすみ前のお祈りの頃にはもうまぶたがくっ付きそう、「おやすみなさい」と横になると、あっと言う間にみんなＺＺＺ、すぐに眠った様子です。どんな夢を見ているのかな。神さまが安らかな眠りを与えてくださいますように。そして、また明日、新しい朝に目覚め、感謝の心を持って過ごすことができますように。

つかまえるぞ！

子どもたちの頭上を飛ぶトンボの数が増えるにつれ、団子虫探しにいそしんでいた子どもたちも少しずつトンボ捕りへ興味を移してきた様子です。中には登園しお母さんの自転車を降りるやいなや、お部屋に行くのももどかしい様子で自分の帽子を手に低木に止まっているトンボにそっと近づいて行く子もいます。
トンボ捕りをすると決めた子どもたちが手に手に虫捕り網を持って幼稚園の「森」に集合すると、「みんなあつまってくださーい。これからちゅういじこうをせつめいしまーす」と一人の男の子の呼びかけが始まりました。何を言い出すのかなあと聞いていると、「ハチをとってはいけませーん」「それからきけんなむしもとってはだめでーす」ととてもまじめな顔でみんなに注意をしていました。その通りですね。
子どもたちの「そんなにつよくにぎったらかわいそうでしょ」「そうだよ、トンボさんいやなきもちになっちゃうよね」といった言葉に嬉しくなったり、「うわーん」と突然泣き出した子の「トンボにかじられたー」という理由に可笑しくなったり、虫捕りをしながらの子どもたちの会話はとても楽しくまた感心させられることもしばしばです。
昔も今も、首に虫かごを下げ、虫捕り網を持ってトンボや蝶を追いかけている子どもたちの姿には何とも言えない嬉しさを感じるものですね。

ひまわり畑

毎月換わるお遊戯室や各クラスの壁面、その季節に合ったどのようなものにしようかといつも先生たちが一生懸命考えてくれています。その際大切にしていることは、クラスのお友だちみんながその製作に参加し、みんなの力が集まってひとつの大きな壁面が出来上がるということ。どのお部屋を訪ねても、そのクラスのお友だちが「ねえねえ、これぼくがつくったの」と自分が作った部分を指差して誇らしそうに教えてくれます。
というわけで今日はお遊戯室の大きな壁面作りに取り組んでいるつぼみ組さんの様子。ひまわり畑に咲く一本一本のひまわりをつぼみ組の小さなお友だちが一生懸命に作っています。茎に緑の葉っぱをくっつけてお花をつけて…小さなお友だちにはこれがなかなか難しい。葉っぱが逆さまになっていたり、ふたつの葉っぱがくっついていたり、どのひまわりもとっても個性的です。でも、それぞれに違うそんなひまわりが集まっているひまわり畑だからこそ、それを見る私たちは安心を覚え心が慰められるのでしょうね。