朝から穏やかな気持ちの良い日になりました。とり組さん、はな組さんたちと一緒に、幼稚園で飼育していた鮭の稚魚を近くの勤行川に放流しに行ってきました。しばらく一緒に幼稚園で生活していた魚たちをまずはみんなでよーく見て、バケツに移して川まで運んで、河川敷に下りるのは危ないので、私が代表して川岸へ行って、みんなは高いところから見送ることにしました。手を振りながら「さようならー」「いってらっしゃいー」「げんきでねー」みんなのお別れの言葉に送られながら、小さな小さな魚たちが大きな川の流れの中に泳いで行きました。何年後になるのかな、成長し、産卵のためにこの同じ場所へ遡上して来るのを待っていますよ。それにしても毎年鮭の遡上を見るたびに、生命の営みへの畏敬の念を抱かさせられます。
放流を終えてからは、梅の香が漂う暖かな陽気に誘われ、みんなでお散歩をすることにしました。川から優雅に飛び去る鷺、気持ちよさそうに水面を泳ぐ鴨と木の梢で休む鳩、道端に咲くホトケノザとオオイヌノフグリ(ちょっと名前がかわいそう。別名ベロニカという素敵な名前もあるのに)etc・・・。小さな春がいたる所に顔をのぞかせていました。