イースターおめでとう

連日の陽気に、虫たちの地上での活動も活発になり、虫捕り網と虫かごを持った園児たちが蝶を追いかけていたり、蟻やダンゴ虫をつかまえて満足気な子どもたちの姿に、穏やかな春の季節を感じます。待っていてもなかなか蝶が飛んでこない時に聞こえた、「ちょうちょのうたをうたえばいいんだよ」には微笑まされました。新入園児が朝の別れ際に泣くことも殆どなく、随分笑顔も見られるようになり、それぞれに園での居場所と楽しみを見出しつつあるようです。

今週は初めての保育参観があり、子ども達がお母さんorお父さんと一緒に園での時間を過ごしました。幼稚園でお母さんたちと一緒にいることができて子どもたちは嬉しそうでしたが、その分、PTA総会のため離れなければならない時になると…なかなか大きな声で泣いている子が何人もいましたね。

保護者の方々の一緒に子どもたちの成長を支えることを大切にしている当園にとって、保護者の皆さまのご理解とご協力はとても大切です。PTA総会へのご出席ありがとうございました。旧役員の皆さま大変お疲れさまでした。新役員の皆さま、今年一年どうぞよろしくお願いいたします。PTA総会の冒頭、来年度（2015年度）から大きく変わる幼稚園の新制度についてご説明をさせていただきました。急いでお話ししたので、不十分な説明になってしまったと思います。どんなことでもご不明な点がありましたらご遠慮なくお尋ねください。

今日はみんなで一緒にイースターのお礼拝をしました。入園したばかりの小さなお友だちがじっと座ってお話を聞くのはなかなか大変です。興味を持って聞けるように、身振りも大きくイエス様の復活のお話をしましたが、前半で力尽きた感…トホホ。でも気を取り直してまた次回頑張ります。まさに、諦めや絶望に終わるのではない、希望を私たちに示すイースター（復活日）の教えです。

一週間が過ぎて

新しい年度が始まり、１週間余りが過ぎ、新入園児たちを迎えた幼稚園も大分落ち着いてきた様子です。お母さんとの別れ際に泣いていた子も徐々に泣いている時間が短くなり、朝の泣き声はほとんど聞こえなくなりました。これまでとはまったく違う幼稚園での生活の中で、これまでのように思い通りにならないことも多く、泣き出すことなどはあるようですが、成長に伴いそれも少しずつ無くなってゆくことでしょう。

りす組つぼみ組は勿論、どのクラスもこれまでのメンバーに新入園児が加わり、これまでとはまた違う枠組みでの生活です。さらに朝の自由遊びの時などには、新入園児を加え新しい関係での遊びが始まったところです。私が先生たちを見ていて感心するのは、子どもたち同士の遊びの様子、会話など様々な事柄を実に注意深く観察し、子どもたちがより良い関係を築き、この幼稚園で一緒に生活してゆくことができるように、とても丁寧にかかわってくれていることです。

園長としていつも「神様に愛されている一人ひとりがお互い支え合いながら共に過ごすことを大切にしたい」などと理想を語っていますが、そのような下館幼稚園の姿が実現してゆくのは、先生たちの細やかな配慮に満ちた毎日があるからだと、改めて実感させられた新年度最初の一週間でもありました。

入園したばかりの一番小さなお友だちも、お祈りをすることも、先生のお話しを静かに聞くこともできるようになりましたね。今日は机の前の椅子に腰かけ、クレヨンの使い方を聞いていました。みんなとても静かに聞くことができていたのにはとても驚かされました。明日からは上手にクレヨンを使ってのお絵かきができるかな。みんなのお絵かき帳にこれからどのような絵が描かれてゆくのかな。そしてみんなの真っ白な心のカンバスにも…素敵な絵をたくさん描いてくださいね。

はじめてのお祈り

穏やかな春の陽射し、たくさんの桜が舞い散る中、下館幼稚園の入園式が行われました。

満３歳児としてすでに幼稚園での生活を送っている子も、あらためて入園式ということで、今日はいつもと違う衣装に身を包み、ちょっと緊張している様子でしたね。一つずつお兄さんお姉さんになった在園児たちの拍手に迎えられて、入園式の会場に入場してきた新入園児たちは、お母さんたちと一緒で安心していたからでしょうか、式の間も落ち着いて座っている子が多かったようです。お話も上手に聞けていましたね。

入園式の中で、みんなで一緒にお祈りもしました。多くの子にとって人生で「はじめてのお祈り」だったかもしれません。様々なことが待ち受けているこれからの長い人生、どんな時にも神さまの導きを信じてすべてのことを前向きに受けとめ、自分と人生を肯定して生きることができる「祈り」と共に過ごして行って欲しいと思います。その意味でも今日はとても記念すべき日だったかもしれません。

明日からいよいよお家の方々と離れてひとりでの幼稚園生活が始まります。信頼して過ごしたお母さま方から離れて生活するその時に、共にあって生活する存在である私たちの責任の重さを、改めて思わされています。子どもたちを心から愛し、受けとめ、保護者の皆さまの協力をいただきながら、一人ひとりに与えられたかけがえのない賜物を十分に伸ばしてゆけるよう、日々かかわり過ごすことができればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。