MA社会研究所情報

宇宙、世界、日本の歴史や未来。日常生活、社会情報を、しぐれ猫がお伝えします。

日本が生き残るには。物を売って稼げなくなり、投資で稼ぐ時代に。蓄えで食料、エネルギーを買う。

2012-04-17 16:20:41 | Weblog
雑誌で日本が生きる道を研究した。日本の貿易収支は昨年31年ぶりに赤字になった。日本は自動車や電化製品などの物を海外に売ってもうけて生きてきたが、中国や、韓国メーカーに市場シェアを奪われている。物以外の部分を含む経常収支でも赤字になった。財政赤字も多い。ギリシャより政府債務が多いが、日本企業や個人が国債を買い財政赤字を埋めてきた。貿易で稼げなくなり投資で稼ぐ国になってきた。しかし、日本の国外投資は相場で変化する証券投資が多い。企業や、工場や、不動産などへの安定した投資が必要だ。英米にならって、国外から投資を呼び込み、余剰分を国外投資に向け儲けるといい。投資を呼び込む魅力的な国にならなければならない。米国は基軸通貨国で、技術やアイディアがある。英国は世界の金融機関に開放している。日本国民は蓄えを削って、食料やエネルギーを買う。投資を呼び込めないと食べていけなくなるという。どこに投資したらいいのだろう。

世界経済の変化。金余り投資時代から、借金縮小へ。リーダーなき時代。先進国の生活水準低下。

2012-04-17 15:35:50 | Weblog
雑誌で新時代の世界経済について研究した。2008年の世界金融危機を境に世界経済は変わった。新たな原則はどのようなものか。金融危機以前はお金があふれていて、世界中の投資が増えた。自己資金の数十倍のお金を借りてリスクの高い投資を行った。各国の金融監督庁は規制の緩さを競って銀行を誘致した。投資は各金融機関に任せていたが、危機後は監督強化のムードになった。企業や個人消費者が借金を返して金融業界は縮小した。借金をすることは時代遅れになっている。米国の住宅ローンも整理されている。ヨーロッパは巨額の政府債務を減らし始めた。過大な負債と成長の破壊、投資減少、生活水準の低下がおきる。
国債では信用度の高い国と低い国が逆転した。世界はG20やIMFの支援を期待するがあまり力がない。誰もが自分のことで精いっぱいだ。リーダーなきG0時代になった。国際協調行動を止める国が多くなった。ゼロサムゲームになりどこかが儲ければ他がへこむ時代だ。途上国の生活水準が向上している。先進国の労働者の生活水準が低下していく。食料やエネルギーの奪い合いになる。金融危機はアメリカのサブプライムローン低所得者向け住宅ローンが焦げついて発生した。リーマン・ブラザーズ社が破たんし金融界に影響がおよび、世界経済全体も不況になった。現在では米国経済は復調して成長しているが、世界を救えるほどではないという。ばくちではなく堅実な経済システムを構築する必要があるだろう。