MA社会研究所情報

宇宙、世界、日本の歴史や未来。日常生活、社会情報を、しぐれ猫がお伝えします。

世界経済の変化。金余り投資時代から、借金縮小へ。リーダーなき時代。先進国の生活水準低下。

2012-04-17 15:35:50 | Weblog
雑誌で新時代の世界経済について研究した。2008年の世界金融危機を境に世界経済は変わった。新たな原則はどのようなものか。金融危機以前はお金があふれていて、世界中の投資が増えた。自己資金の数十倍のお金を借りてリスクの高い投資を行った。各国の金融監督庁は規制の緩さを競って銀行を誘致した。投資は各金融機関に任せていたが、危機後は監督強化のムードになった。企業や個人消費者が借金を返して金融業界は縮小した。借金をすることは時代遅れになっている。米国の住宅ローンも整理されている。ヨーロッパは巨額の政府債務を減らし始めた。過大な負債と成長の破壊、投資減少、生活水準の低下がおきる。
国債では信用度の高い国と低い国が逆転した。世界はG20やIMFの支援を期待するがあまり力がない。誰もが自分のことで精いっぱいだ。リーダーなきG0時代になった。国際協調行動を止める国が多くなった。ゼロサムゲームになりどこかが儲ければ他がへこむ時代だ。途上国の生活水準が向上している。先進国の労働者の生活水準が低下していく。食料やエネルギーの奪い合いになる。金融危機はアメリカのサブプライムローン低所得者向け住宅ローンが焦げついて発生した。リーマン・ブラザーズ社が破たんし金融界に影響がおよび、世界経済全体も不況になった。現在では米国経済は復調して成長しているが、世界を救えるほどではないという。ばくちではなく堅実な経済システムを構築する必要があるだろう。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿