MA社会研究所情報

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スイス研究。白い山々に囲まれたアルプスの少女ハイジの舞台。チーズとパンを食べて、武装中立で生きる。

2012-04-26 15:43:20 | Weblog
テレビでスイスの特集を見た。アルプスの少女ハイジの舞台だ。美しい白い山々に囲まれた緑の牧草地に、山羊の群れが放牧されている。山羊の乳からチーズを作る。タイヤのような大きさのチーズができる。四角いフライパンで溶かしたチーズをパンに載せて食べる。お客さんは倉庫の中で、牧草を50cmほど積み上げたベッドにシーツをかけて寝る。ふわふわしている。牧草の香りに包まれて眠る。
スイスは中立国だがフランスのナポレオン軍に占領されたことがある。平和と中立を守るために武装している。武装中立だという。戦車もあるし、一般市民の家にも核シェルターを作ることが義務になっているので建築費が高い。核シェルターは16畳ほどの地下室で空気浄化器が付いている。倉庫になっていてガスマスクや災害対策品や保存食料を備蓄してある。各市民が小銃を備えている。核戦争時の対応や、他国が攻めてきたときの対応を書いたマニュアルも配られている。一週間の射撃訓練を受けると一般市民でもうまく射撃できるようになる。
日本は戦後は戦争に懲りて平和を求めて、米国の傘のもとで非武装を目指したが、スイスは中立を保つために武装するという。今後は日本も米国の傘が弱まリ、中国が進出してくるので、武装中立の道を行かねばならないかもしれない。