MA社会研究所情報

宇宙、世界、日本の歴史や未来。日常生活、社会情報を、しぐれ猫がお伝えします。

貧乏な若い日本人女性がフィリッピンで優雅に生活。日本でバイトしてタレント目指す人も。

2016-11-24 14:40:51 | Weblog
 日本人の貧乏な若い女性がフィリッピンで優雅な生活をしているというテレビ番組を見た。月収は10万円で、家賃は2万円。貯金に4万円、生活費4万円でフィリピンのリゾートマンションに住み、通勤1分のマンションで日本語会話を教えている。1週間に1回メイドさんが来て部屋を掃除してくれる。
 日本にいる貧乏な若い女性は、牛丼屋、そばや、ジムのアルバイトを掛け持ちして月収16万円。食事はバイト先でまかない食を食べる。ふろ代わりにジムのシャワーを使って体を洗う。部屋代は2万円で、明かりはスマホの画面をランプ代わりに使う。8万円を自分に投資してタレント事務所に加入して会員費を払っている。事務所が企画した催し物のチケット売りもして、自腹でノルマ分を購入させられて困るという。格差社会化して若い女性の貧困化が進んでいるようだ。

のら猫の社会。えさ場ごとに数匹のグループ。離れたグループのオスの子を産む。ペットの飼い猫と格差。

2016-11-21 10:43:12 | Weblog
 人間に愛情を感じられない時代になり、猫がペットとして大人気だという。飼い猫はでき愛されてペットとしてかわいがられる。飼い猫は病気になると医者で治してもらえるが、のら猫は医者に行けず、日常生活でも子供などにいじめられる危険が多い。のら猫の社会はどうなっているのだろう。猫は昔から人間に餌をもらったり、ゴキブリやネズミを駆除するので人間と共同生活をしてきた。福岡県の島にすむのら猫たちの社会をテレビで見た。猫は漁師さんから魚などをもらえるえさ場ごとに4,5匹のグループができている。一匹のめす猫を追って数匹のオスがうろついている。オスは順位が決まっていてめす猫に接近しすぎると上位のオスから怒られる。しかしめす猫は同じグループのオス猫を相手にせず、離れたところの飼い猫のオスを誘惑してセックスする。なるべく離れたグループのオス猫とセックスして近親婚を防いで、よくない子猫が生まれてくるのを防いでいるという。人間も近親婚を防ぐために同じ地域の幼なじみの人ではなく、離れた地域の人と結婚するのかもしれない。めす猫は子供を産むために物置などに巣を作る。一度に3匹ぐらいの子供を産む。巣に他のオス猫が近付くと怒って般若のような顔になりうなって追い返す。他のオスが巣に入り子猫を殺してしまう。数カ月して生き残った子猫を連れて移動する。上空から鷹やカラスが子猫を狙って来襲する。生き延びるのも大変だ。1年で子猫は大人の猫になる。人間でいえば1年で20才になる。生れてから1年後まで生き延びている子猫は10匹に1匹ぐらいだという。その後は1年間で人間の5年ぶんぐらい年をとり、病気やけがやけんかで死ななければ10年から15年生きられる。野良猫生活は猫同士のけんかやけがや病気や食料不足、暑さ寒さ風雨にに屋外で耐えるストレス、子供や役人といった人間や天敵の攻撃などの危険が多いので生きているのは3,4年だという。のら猫と飼い猫の生活格差があるようだ。60年代は野良猫がのんびりと日向ぼっこして、ハトが群れてきて餌をあげるという風景が普通だったが、最近の都会は巨大な近代的なビルの空間ばかり広くて、生き物がいなくなり、ハトや猫にえさをやるなという人がいて、公園にも表示がある。人間にも冷たい無機的な社会になっているようだ。巨大なビルができていくが、一人分のスぺースはカプセルホテルのような2畳ほどの空間しかない。豊洲の新市場も建物の入り口は広くて壮大だが肝心の店のスペースが小さくて仕事ができないという。巨大化したビルが立ち並ぶが、個人個人のスペースは狭くて圧迫される社会になっているようだ。

最高の生活と最低の生活は。ベルサイユ宮殿の王妃と大阪労務者街の生活。中流がいいか。

2016-11-15 14:57:22 | Weblog
 テレビで最高の生活と最低の生活を見た。フランスのベルサイユ宮殿で、王妃マリーアントワネットは黄金で飾られた部屋で生活した。朝ベッドから起きるのをパリの人々が目の前で見ていて、ショーになっていた。きらびやかな大広間で貴族たちのダンスパーティーやゴシップ話が続き、気の休まるときがない。宮殿の庭園にトリアノンという農村のような家を建て、農婦の服を着て気楽な生活を楽しんだ。やがてフランス市民による革命が起きて、王と王妃は処刑されてしまった。
 最低の生活の様子を大阪の労務者街で見た。1970年の大阪万博の時、釜が崎は建設労働者であふれていた。手配師が労務者を建設現場に送り込んでいった。街は活気にあふれていた。現在では高齢化して労務者が減り、半数の人が生活保護費を受けて生活している。炊き出しの芋煮を求めて数百人の人々が何時間も行列している。生活保護を受けずに自立しようとする人もいる。午前二時半に自販機で缶コーヒーを飲んで、自転車で空き缶集めに隣町まで行く。山のような空き缶を集めて買い取り業者に持ち込む、3袋で3000円ぐらいもらえた。百円のご飯と月見うどんを買って食事をする。ドヤという簡易宿泊所は一泊900円で二畳ほどの部屋でテレビもある。人間関係が気楽で、最近は外国人旅行者の宿泊用に改造した宿が増えている。
 最高の生活も最低の生活も大変だ。中流も競争が激しくて大変だ。ほどほどのの生活がいいようだ。

社会の変化と結婚事情。農業社会、工業社会、脱工業化社会。個人化、高齢化。

2016-11-05 15:40:46 | Weblog
 テレビで社会の変化と結婚事情を見た。農業社会では嫁は中心的な生産力で、多くの子供を産んで労働力を増やすことが望まれた。工業社会になると農村の嫁不足が起き、農家の若い男たちが数十台のトラックターを運転して東京で嫁探しのデモ行進をして海外メディアが注目した。農家の高齢化が進んだ。工業社会では、時間を守り、集団行動する、規則を守る人が望まれた。社宅や団地に住む夫婦と子供二人の核家族が普通のモデルになった。脱工業化社会になると、自由な個人化が進み、脱制度化が進み、収入も少なく、雇用も不安定で妻子を養えない。そこで結婚という制度枠に入らないでも性交渉してもいいという人が80%以上になった。離婚が増えて子供が生まれなくなり、人口の4分の1が65歳以上という少子高齢化社会になった。結婚相談所に来る人も昔は20才台が多かったが、最近は20代から70代まで年齢層が広がってきた。男性は女性が妊娠可能な40歳までの相手を希望するという。このままでは無関係の個人ばかりの社会になりそうだ。

自由と平等を求めてアメリカ独立戦争が起き、フランス革命が起きた。日本国憲法も自由と平等の思想でできている。

2016-11-05 10:02:04 | Weblog
 テレビで世界史を見た。アメリカはイギリスの植民地だったが、重税をかけるイギリスから独立する戦争を起こし、1776年に独立宣言をした。独立戦争をフランスが支援していて、フランスのラファイエットが副将軍だった。アメリカの独立で自由と平等の思想が広まり、1789年にフランスでも革命が起きバスチーユ監獄に入れられていた政治犯を解放し、武器を取り出して武装闘争が起こり、国王を処刑して共和制になった。アメリカ独立の自由平等の思想がフランス革命を起こし、ナポレオンが権力を握り、ナポレオン法典を作り、現代の法律の基礎になった。日本国憲法もこうした自由、平等の思想の上にできた憲法だろう。自民党が日本人の手で独自の憲法を作ろうとしている。草案を見ると天皇、国王主権の戦前の軍国主義のようだ。市民の自由や平等の思想が入っていない。国民が最低限の文化的生活をする権利も認めていないようだ。歴史を国王主権の王国時代に戻そうとする歴史に反した困った憲法草案のようだ。