来年はどうなるか週刊誌の予想を見た。景気は原油価格が安くなり金融危機の恐れがある。不動産市況は来年は明るいが数年先に不況になりそうだ。２０１６年は不動産の売り時になる。相続対策や投資目的のマンション購入が減少する。投資家の日本売りや生活面ではインフレの恐れがある。消費税増税で不況が進む。巨額の政府債務を持ち競争力が弱くなっている日本は売られてギリシャ化する。給料は上がらず、物価は上昇、医療費値上げ、年金削減、生活保護受給を厳しく抑制しそうだ。株式市場では株価は上昇しそうだが、２０１７年にはバブルがはじけて金融危機になり暴落する。為替市場では円安が進む。米国の利上げで円高になるかもしれない。中国経済が不調になり５年間は続く。米国は大統領選挙次第で変わる。好戦的な共和党が勝てば戦争の泥沼にはまり財政が悪化する。売れる商品は大型テレビ、タブレット、電子辞書、ロボット、がん治療薬など。米国の利上げで自動車が売れなくなり、鉄鋼も不況、外国人観光客のインバウンド消費も弱まる。日本でもテロが起きそうだ、大地震も起きそうだ。オリンピックで金メダルやノーベル賞をもらえる日本人が増えそうだという。世界も日本もいろいろ心配なことがあるようだ。
２０１６年度の政府予算案が決まった。９６兆円を超える予算規模になった。安全保障関連の予算を見た。自衛隊の活動が拡大する安保法が成立したので防衛費も初めて５兆円を超えた。中国の脅威に対応して離島防衛力を高めるために新型輸送機オスプレイを４機購入する。水陸両用車も１１両購入して連携して離島に上陸する。戦車並みの主砲を持つ機動戦闘車も３６両購入し、輸送機で運びすみやかに展開できるようにする。宮古島や奄美大島に警備部隊やミサイル部隊を配備する関連経費を盛り込む。早期警戒機１機、潜水艦１隻も建造する。弾道ミサイルに対応するイージス艦は１隻１７３４億円、F３５スティルス戦闘機は６機で１０８４億円、無人偵察機３機の部品は１４６億円、新型輸送機オスプレイ４機で４４７億円、空中給油機１機の部品は２３１億円だという。防衛装備品は高い買い物だ。東京オリンピックの会場になる新国立競技場は１５００億円ぐらいの建築費がかかるが財源がない。イージス艦１隻分の建造費を回せばできそうだ。
山手線の駅の人気調査を見た。住宅情報サイトのネット調査では１位は恵比寿駅でおしゃれで上品な感じで女性に人気がある。２位は東京駅で日本の中心でモダンな感じ、３位は新宿駅で活気があり雑多な感じ、４位は目黒駅で便利だが閑静、５位は池袋駅で賑やかで遊び場が多い。ダサいと思う駅は１位が鴬谷駅で風俗店が多くいかがわしい、２位は新大久保駅で外国人が多く多国籍、３位は巣鴨駅でお年寄りが多い、４位は田端駅で都会の田舎、５位は西日暮里駅で昭和レトロの感じで年配の人が多いという。山手線にもいろいろな駅があるようだ。
２０２０年に開催が予定されている東京オリンピックの会場になる新国立競技場の案が決定された。政府の関係閣僚会議もこの案を了承した。決定された案は大成建設、建築家の隈氏のチームの案で、木と緑のスタジアムをコンセプトにしていて、伝統的な和の雰囲気を木材と鉄骨を組み合わせた屋根で示している。樹木に囲まれたスタジアムになる。総工費は１４９０億円、席数は８万人まで増やせる。２０１９年１１月に完成予定。夏の暑さをどう防ぐか、財源も今後の課題だという。樹木の手入れなどの管理も大変になりそうだ。建設費を都民も負担させられそうで困ったものだ。
１００年後に日本人がしている仕事をネットでアンケート調査した結果を見た。１位は医師、２位公務員、３位研究者、４位裁判官、５位警察官、６位自衛官、７位検察官。機械化される仕事の１位はス―パやコンビニのレジ係、２位電話交換手、３位プログラマー、４位有料道路の料金係、５位コールセンターのオペレーター、６位駅の出札係、７位コンビニの店員、８位通訳、９位ガソリンスタンドの店員、１０位電車の運転士だという。１００年後の日本の人口は半減し高齢化して５０００万人を下回る予想だ。労働力不足を機械化で補うか移民を受け入れるか課題になりそうだ。１００年後の日本社会は大きく変わっているだろう。