MA社会研究所情報

宇宙、世界、日本の歴史や未来。日常生活、社会情報を、しぐれ猫がお伝えします。

人は考えるとき目が上を向く。ロダン考える人の姿勢は考えていない人。

2008-04-28 16:29:07 | Weblog
ロダンの考える人の姿勢は背中を曲げて、あごのしたにこぶしをあてがい苦しんでいる。考えるポーズだと思われているが、考えていない人の姿だと言う。トイレで座っているようだ。人は考えるときに目が上を向くと言う。天井や空を見て視覚に入るものを減らして、思考に集中しようとするという。考えると目が動かなくなる。物を見るときは目を細かく振動させて映像を持続させると言う。

ヨーロッパ史。ブルジョア市民社会に。財産、教養ある人に選挙権与える。

2008-04-28 16:08:58 | Weblog
ラジオ講座の話を聴いた。19世紀のヨーロッパでは、王の身分を否定し、ブルジョアの自由主義で民主化の市民社会が求められた。資本主義の市場原理で、対等の通商を求めた。財産、教養、専門能力を重視し、選挙権を教養市民層に与えた。イギリスは自由な個人の市民社会を実現し、中間層の社会を理想とした。フランスは財産のある人にだけ選挙権を与えることに反対し、選挙権が25万人から900万人に増えた。2月革命やパリコミューンがおきた。ドイツはゆるやな王国の連合だが、統一国家作りに努力し、官僚が自由主義連合のにないてになった。官僚とナショナリズムが盛んになった。選挙権は教養ある個人に与えられた。

アメリカのイデオロギー。自由競争と民主主義。多数決ではなく討論、対話民主主義。

2008-04-28 15:53:20 | Weblog
ラジオで話していた。アメリカの思想は自由競争と民主主義だという。公教育の目標は民主主義を担う市民を作ることだという。民主主義のための装置として教育がある。民主主義を練習する場として学校があり、討論する、反対意見に寛容な民主主義的市民の形成が目標だと言う。投票して多数決するのが民主主義ではなく、討論する対話中心の民主主義だという。日本でやるとけんかになりそうだ。

アジアの政治。中国の社会主義の歴史。人民公社化、国営化から改革解放で格差拡大。

2008-04-28 15:40:43 | Weblog
ラジオで中国の社会主義化の歴史の話をしていた。戦前、中国は社会主義といわず、新民主主義と言っていた。共産党が指導する反日統一戦線を作り日本と戦った。混合経済状態だった。1953年に社会主義に移行し土地改革、地主廃止、互助会が作られ、人民公社になった。公私合営企業が国営化され、国家資本主義になった。ソ連に習って、重工業化を進めた。八全大会で社会主義社会になったと宣言し、プロレタリアート独裁、共産党の指導が確立され、ソ連ばなれを始めた。ソ連がスターリン批判をしている時期に、中国はある程度のスターリンの評価をした。中国は独自性を持って、農業軽視を反省した。最近は生産力の増大のために改革開放、市場経済化、西部大開発をすすめているが、官僚支配や都市と農村の格差の拡大が起きている。

政治と宗教は昔は一体化していた。信者は政治権力に従わないこともある。

2008-04-28 15:21:54 | Weblog
ラジオで政治と宗教の話をしていた。昔は宗教と政治は一体化していて、邪馬台国の卑弥呼のように巫女が神のお告げを伝えて政治が行われていた。現代では政治と宗教を分離しようとする。キリスト教は唯一の神と聖書という経典を持つ世界宗教だと言う。キリストの言葉は政治的だったので、政治的弾圧を受けた。イエスは王のイメージであった。共同体としてのキリスト教は、兄弟愛で団結心を持っていた。西欧の考えは、ギリシャ哲学、ローマ法、キリスト教、ゲルマン文化として世界的な普遍性を持ち、公の理念ができたという。宗教は政治権力を相対化して従わないので弾圧されたりする。信者は宗教的に救済され、永遠の命を与えられると考えて政治を二次的なことと考えるという。