MA社会研究所情報

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民主主義の限界というテーマの討論会。拒否権を持つ人が多く何も決定できない。

2012-04-01 16:52:09 | Weblog
テレビで、民主主義の限界というテーマの20~30代の若手の討論会をところどころ見た。議論の流れは見ていないが、民主主義では地元住民が反対すると、基地設置や廃棄物置き場を作るというような国家や自治体の政策が実行できず、決定ができないという。おおぜいの人々が拒否権を持っているので何も決まらない。一方で1票入れても政治は変わらないと思うと選挙にもいかない。最近は数票差で勝つ候補も多くなっているので、1票の重みが増している。年金料を払わない若者が多くなると年金制度を維持できなくなる。勝手に決定する独裁者も困るし、決定できない民主主義も困る。国会でも消費税率をあげるあげないで意見が合わず政党が分裂している。民主主義は少数意見を聴く制度だが、多数決で多数派の意見が通ってしまうので、あまり意味がない。民主主義の限界とは民が十分な正しい情報を持たず、人気投票になり、正しい決定をできないことだろう。選挙も郵政改革だけの賛否を問うだけだと思わせて、多数の議席を取ると憲法まで変えてしまいそうで、選挙するテーマが違うということになる。選挙するより世論調査のような科学的な方法で民意を問うほうが意味があるだろう。