テレビで仏教の話を見た。仏教はインドの思想で、創始者の仏陀、釈迦はあちこち旅して仏教の教えを広めた。インドでは雨季と雨の降らない乾季が半年づつ続く。雨期に入ったので旅行をやめてある村に住み教えを説いた。弟子の知り合いが亡くなり死後はどうなるのでしょうと釈迦は聞かれた。仏教では輪廻転生の考えで、死んだ人の悟りや修行のレベルに応じて、人間や猫に生まれ変わって再び生きる苦しみを味わうことになる。この苦労から修行して解脱すれば永遠に幸せな世界に入れるという。大学時代の同期生が死んだという知らせがはがきで届いた。この世に生まれ変わって出てきたか、永遠の天国に行けたか興味深いことだ。
テレビで小島の漁港に住む猫たちの生活を見た。島の港のそばに、猫が数十匹暮らしている。魚をもらえるえさ場ごとに数匹ずつなわばりが分かれて住んでいる。雄の猫は2歳ぐらいになると旅に出る。他の場所の年上の雄猫のなわばりで戦いに明け暮れてうなりあい、自分の居場所を見つけていく。恋もして、子供ができる。雌猫は港の倉庫の隅で4匹ぐらいの子供を育てている。雌猫が共同してこどもを共同保育し、母猫以外の猫の乳も飲ませてもらって育つ。子猫が大きくなって外に出ると鳥のトンビが襲ってくる。他のオス猫が自分の子供以外の子猫を殺そうとするので、母猫が抵抗する。若い猫も大人の猫達に一人前だと認められて、他の雄とともにのんびり暮らすようになる。猫の社会の様子を見て人間社会に似ているところもあると感じた。
世界経済フォーラムが各国の男女格差の報告書を公表した。政治、経済、教育、健康の4分野で男女平等の程度を指数化して順位を決めたという。144か国中日本は114位だった。政治での男女議員数が格差があるという。日本の家庭では女性が強く、女性の意見が通ることが多い。日本の社会での男女格差は少なくなってきているようだ。