日本の外交。時流に乗るのがずれている。戦後民主主義を否定し、戦前復活は困る

日本の外交に関する講演を聴いた。日本は今、明治維新、終戦に継ぐ変革期だという。日本の外交は戦略がないという。時流に乗るのが戦略だという。安倍首相は体制内で右よりの革命をしようとしているという。麻生外相のいう「自由と繁栄の弧」構想はネオコンと同じで危険だという。アメリカではネオコンは衰退しているのに、日本では盛り上がっている。中曽根元首相と会食したが、日本外交の4原則を語っていた。力以上のことをしないこと。ギャンブルをしないこと。世界潮流をみること。国内の人気取りに外交を利用しないこと。だという。いまの北朝鮮への対応はこれに反しているという。日本の力以上の制裁を行おうとし、北朝鮮が核攻撃をしてくる危険をさけて、米国などが北朝鮮融和の潮流を作っているのに、国内の声に応えて拉致ばかり問題にしているという。安倍首相が慰安婦問題で戦争中のことを弁護するような発言をして、戦後の民主主義を否定して、戦前を「美しい日本」として復活させようとしているという。冷戦が終了して、アメリカが日本を本当に守るかわからない。湾岸戦争で日本の外交は変化した。お金だけ出してクウェートに感謝されなかった。兵隊をだして、血と汗を出さないと感謝されないと思った。北朝鮮のミサイルは脅威だ、９．１１テロは米国民にショックを与えた。同盟国の意味が変わり、米国が日本を守るのではなく、日本にも米国を守ってもらう期待がでている。日本は中国と仲良くしなければならない。自民党には反中国と親中国の２派がある。米国の共和党と自民党はパイプがあるが、民主党とはないようだ。今後は米議会は民主党が強いのでパイプを作らねばならない。外交の変化に日本国民は無関心か、閉塞感がある。と述べていた。

遊ぶために働くアメリカ型。働くのが遊びの日本人型

今までの日本人は仕事と子供が人生の目標で、遊ぶというと非難された。
最近の若い人は、遊ぶために働いて金を稼ぎ、遊んでお金がなくなったら、また、働いて稼ぐフリーターのような人が増えているという。
アメリカで生活していた友人がカリブ海クルーズに何回も行って、数千万円使ったので、また働いてかせぐと言っていた。アメリカ的な考えかただろう。
生活のために働いている人がほとんどだろうが、仕事が趣味になっている人が、昔の日本人だろう。

競争で忙しくなり、文字通り、ゆとりの心が亡くなる。

競争が良いという宗教が、アメリカ経済学により広められているようだ、
競争で一時、値段は安くなるが、競争の結果、独占になり、価格が異常に高くなるという。
東京ー大阪間のトラック便のテレビ番組をみたが、競争が激しくて、下請け会社のもらえる分は８万円ぐらい、ドライバーは３日間の運転で睡眠３時間だという。居眠り運転で、大事故が起きている。
競争は余裕がなくなり、幸せがなくなる。忙しくなるだけで、すこしも儲からない。生活が楽しめない。忙しいという字は、心が亡くなると書く。文字通り、思いやりのある、豊かな心が亡くなってしまう。

フランス大統領に右派サルコジ氏。フランスの文化、生活変わるか。

フランス大統領に右派のサルコジ氏が当選した。アメリカ型の競争社会にフランスを変えようと言っている。今のフランスは色々な規制で自由な経営が出来ないというから、世界の企業間競争に負けてしまい、フランスが貧乏になる。ある程度の規制緩和は必要だろう。
フランス国民の生活は手厚い福祉でまもられ、落ち着いて安心して愛を楽しんでいられたが、競争で仕事ばかりの人生になる。
福祉が削減されて低所者は生きていけなくなってしまうだろう。
休暇バカンスを一ヶ月取るのがあたりまえで、それを生きがいにしていたフランス国民は困るだろう。
フランスののどかさや余裕ある文化も滅びて、アメリカのようなせわしない社会になり、世界有数の豊かなフランス文化が失われないか心配である。
アメリカに反対したり、意見を言える有力国がなくなりそうで、アメリカのやり放題の世界になっても困る。

世界の庭園展を見ました。世界旅行を楽しめた気分です。

世界の庭園を見られる催しがホテルオークラで行われ、見に行きました。１０か国の大使夫人が各国の庭園を再現して展示してくれました。スペイン、フランス、イギリス、アルジェリア、ブラジル、スイス、マレーシア、サウジアラビア、アイスランド、パナマといった国々の庭園に花が咲き誇り、天国のような雰囲気でした。
各国の名物料理フェスタルームもあり、世界の有名料理が食べられます。国際色豊かな催しで世界旅行を楽しんだ気がしました。国際ニュースは戦争や難民、災害と暗いニュースが多いのですが、各国の生活、文化を感じられるニュースも欲しいものです。