日本はどんな国をめざすのか。財政再建で消費税増税か。原発かエコか。TPPか地産地消か。軍事品の輸出も。

テレビで日本はどんな国を目指すのかという解説番組を見た。政治、経済、社会などの現状が報告された。経済的な問題が大きく、財政再建が問題になった。番組の途中で２０１５年１０月から消費税を１０％に上げると民主党が決めたというニュースが飛び込んできた。貧乏人の負担が増すとか議論があった消費税だが野田首相が掲げていることだから提案してくるのだろう。次回の選挙で民主党が議席を減らすだろう。長期的に見ればやらねばならない政策かもしれない。年金や生活保護などの社会保障費が増していく時代になるからだ。TPPや農業も問題だ。地産池消で行くか輸入に頼るか。エネルギーも原発で行くかエコか問題だ。原爆を開発するには原子力発電所が必要だ。
どんな国を目指すのかというテーマだったが、現在の国家の制度でどうするかという話し合いだった。
どんな国にするかというと、戦前は富国強兵路線で、軍事に金をかける侵略的な軍事国家だった。戦後は平和を願う非武装中立国家を目指し、米国の傘の下で経済成長を中心にして社会保障も中程度になっていた。今後は自動車、電化製品などの収入源の競争力が減る中で社会保障費が増える。米国の資金不足で軍事行動の肩代わりをさせられそうな気配だ。最近は日本製の軍事製品の輸出や、共同開発を認めるとしたので、自動車、電化製品に変わり新たな収入源になるかもしれない。

伊勢詣は外宮参拝、五十鈴川で手洗い、内宮に参拝。お願いではなく感謝する。

テレビで伊勢詣のしかたをレポートしていた。外宮に参拝してから五十鈴川で手を洗って天照大神を祭っている内宮に参拝する。お願いをする人が多いが、無事に一年を過ごしたことを神に感謝しなければいけないという。参拝してから商店街でみやげ物を買ったり、赤福もちを食べる。ビルと車ばかりの東京に住んでいると神を感じないが、日本の本来の伝統を考えてみることができる神社だ。

テレビ研究。メディアの発展でグローバルビレッジになったという。地球は村になった。

放送大学で、表象文化の講義を見た。テレビ時代の研究で、カナダのマクルーハンがメディアはメッセージである、メディアの発展により地球は村、グローバルビレッジになるといった。マクルーハンは１９６０年代の大学時代に流行した思想だった。しかし、当時は留学すると、海外では日本のニュースは入らなくなくなり、騒音が多く聴こえにくい国際短波放送ラジオジャパンしか日本のニュースを聴ける手段はなかった。アラビアの砂漠に長いアンテナを張って聴いている人もいた。国際電話も高くて英国からかけると５０００円（現在の物価で３万円ぐらい）かかった。一週間かかって日本から送られてくる新聞を日本人の間で回し読みして日本の様子を知った。
現代は本当にグローバルビレッジ地球村になり、インターネットで瞬時に世界と連絡できて、ニュースを知ることができる。地球村の人々がたがいに対話できる。国際放送もテレビ化して毎日地球村の事件を知ることができる。地球の裏の事件がすぐに日本の株価に影響する。
テレビを記号論でとらえてテレビの文法ができているという。テレビが情報環境を作っている。

新宿２丁目のゲイバー街を見た。ニューハーフの美人が接待。最先端か退廃か。

テレビで新宿２丁目の番組を見た。ゲイバーが多い街で男性が女装して接待している。ニューハーフの美人もいる。時代の最先端とも思われるが、テレビで堂々と放送するとは日本も退廃文化になったと感じる。時代の変化についていけない。男性が女性化して、女性が男性化して文化がさかさまになっている。何でもありになってきた。時代がおかしいので古典的、伝統的な儒教文化の生活に戻るべきなのかとも考える。

新年度の政府予算案決定。一般会計は９０．３兆円だが総額は過去最大の９６．７兆円。

２０１２年の政府予算案が２４日に決定した。一般会計の総額は９０．３兆円で４９％を借金でまかなう。東日本大震災の復興費や年金の国の負担分は別にして減少に見せているが、総額では９６．７兆円になり過去最大規模になった。借金となる国債は４４．２兆円になった。国の借金は１０００兆円になり、国内総生産GDPの２倍になる。ギリシャ、イタリア、スペインと同様に財政危機状態であるが、日本の国債はほとんど国民が買っているので大丈夫という説もある。