MA社会研究所情報

宇宙、世界、日本の歴史や未来。日常生活、社会情報を、しぐれ猫がお伝えします。

インドネシアの高速鉄道建設を中国が受注。日本の新幹線案は落選し、成長戦略頓挫。

2015-09-30 14:36:38 | Weblog
 インドネシアの首都ジャカルタとバンドン間140kmに高速鉄道を建設する工事を中国が受注し、日本案は不採用になった。将来はスラバヤまでの700kmにのびるという事業で、巨額の事業費がかかるのでインドネシア政府は両案とも採用せず、中規模の200km程度の速度の鉄道にすると表明して驚かせた。そこで中国はインドネシア政府の財政負担のない修正案を提示して採用された。当初の中国案では総事業費は6000億円で最高時速350kmの高速鉄道を2018年に完成させるということだったが、修正案では速度は遅くなるという。日本の安倍政権は成長戦略として新幹線輸出を推進してきたが不採用となった。成長戦略の見直しが必要かもしれない。

100万円もらったらどうする。1位国内旅行、2位海外旅行、3位貯金、4位家電品を買う。

2015-09-29 15:07:21 | Weblog
 100万円というと現代ではボーナスのような金額だが、もらったとしたら何に使うか。ウェブサイトで調べてみたという。札束をうちわにしてあおぎたいという人も、並べて鑑賞したい人もいる。1位は国内旅行、2位海外旅行、3位預貯金、4位家電製品を買う、5位ホテルや旅館に泊まる、6位外食する、7位趣味や娯楽に使う、8位音楽、映画、舞台鑑賞、9位本や雑誌を買う、10位生活費にする、11位家具や家屋の修理に使う、12位衣服を買う、13位投資する、14位車やオートバイを買う、15位宝くじを買う、16位備品を買う、17位レジャーに使う、18位家の掃除に使う、19位ローンの返済に使う、20位食品や飲み物を買う。昨年の年末ジャンボ宝くじの賞金は1等と前後賞あわせて7億円。東京で3DKのマンションを買えば1億円ぐらいする。戦争直後の1947年に賞金額100万円で夢の宝くじが売りだされた。当選したら何に使いたいかと聞くと、酒を飲みたい、プールを作りたい、浮浪児に家を、つらい労働をやめて資本家になる、家を買って結婚するなどの答えがあったという。人々の希望が見えるようだ。

世界の経済。一人当たりの豊かさを国民総生産GDPで見た。米国10位、英国19位、日本27位。

2015-09-28 12:34:21 | Weblog
 世界各国の経済状態を見た。一人当たりの国内総生産GDPは、米国が54597ドルで10位、英国が45653ドルで19位、フランスが44538ドルで20位、ドイツが47590ドルで18位、イタリアは35823ドルで28位、日本は36332ドルで27位、韓国は28101ドルで31位、中国は7589ドルで80位、ロシアは12926ドルで58位、インドは1627ドルで145位、ブラジルは11604ドルで61位、インドネシアは3534ドルで118位、シンガポールは56319ドルで9位、フィリピンは2865ドルで130位、マレーシャは10804ドルで65位、メキシコは10715ドルで66位、ベトナムは2053ドルで135位、タイは5445ドルで96位、トルコは10482ドルで68位。
 日本は2000年代に入って上位ひとけたのグループから落ち、2014年の推計では27位で、9位のシンガポールの3分の2だという。国内にいると日本の豊かさが低下していると感じにくい。世界的にはGDP第2位の座を中国にとられて3位になったと思っていた。一人当たりでは27位の豊かさでしかないし、成長産業もなく、工場は世界に出ていき、少子高齢化社会になり、税金は上がり、日本の個人の豊かさはもっと下がりそうだ。

経済思想。新古典派は自由放任、市場万能。マルクス派は社会主義、福祉主義。ケインズ派は政府が介入。

2015-09-23 14:07:42 | Weblog
 現代の経済学の背景にある経済思想を見た。効用、満足度を重視する新古典派は18世紀の自由放任型の自由主義が背景にある。市場で神の見えざる手が需要と供給を均衡させてくれると考える。19世紀末に産業革命の時代を見て資本主義社会では資本家が労働者と対立し、労働者が革命を起こして政権をとり社会主義になるというマルクス主義の思想がでて、共産主義国家のソ連や中国が生まれた。現代では福祉国家を目指す社会民主主義にもなっている。現実には市場は不安定で神の手が動かず悪魔に操作されるばくち打ちの世界になった。20世紀にケインズは政府が財政金融政策で市場に介入して安定化させようとした。リベラリズムの思想が背景にある。
歴史的にみると、1960年代の高度成長期はケインズ経済学の思想で経済政策が行われた。1970年代は不況と物価上昇が起きるスタグフレーションでケインズ理論では対応できなくなった。新古典派の右派のマネタリズムという貨幣供給量を重視する自由主義が主流になり、市場万能主義のサッチャリズム、レ―ガノミクスの民営化政策がとられた。しかし不動産や株のバブルが破裂し資本主義は混乱した。社会主義も崩壊し、資本主義の欧米と対立していたソ連が1991年に分解し資本主義化した。日本ではバブル崩壊後マルクス経済学的な破綻会社の国有化政策がとられた。2008年にリーマンショックという金融危機が起き、政府が介入してケインズ的な政策が行われた。グローバル経済化した現代世界をうまくコントロールできる経済思想が必要なようだ。環境問題も起きるので国際会議を行い、消費や生産の調整が必要だろう。

自衛隊の武器。戦車、大砲、小銃、ヘリ空母、イージス艦、潜水艦、戦闘機、輸送機。

2015-09-21 12:51:02 | Weblog
 自衛隊が装備する武器をDVDで見た。陸上自衛隊の最新型の10式戦車、巨大で強力な90式戦車、姿勢を変えられる74式戦車が走り回り砲撃する。射程が長い155mm榴弾砲や203mm榴弾砲もある。歩兵は小銃や機関銃、迫撃砲などを装備している。ヘリコプターからロープやパラシュートで降下して行動する部隊もある。海上自衛隊にはヘリコプター空母のような護衛艦もある。上陸用ホバークラフトを積んだ輸送艦もある。災害時にも活躍する。ミサイル防衛ができるイージス護衛艦もある。潜水艦も有力な武器だ。潜水艦を監視する哨戒機も多い。機雷を除去する掃海艇もある。航空自衛隊には防空をするF15戦闘機や艦船や地上目標の攻撃もできるF2戦闘機がある。古くなったがF4戦闘機もある。早期警戒機や、空中給油機も持っている。輸送機もある。最新の装備ではヘリコプター搭載空母のいずもや、次期戦闘機F35A、タイヤ式の機動戦闘車、水陸両用車がある。パレードしていると強そうだが、数十万の敵に囲まれたらすぐに撃破されてしまいそうだ。武器をいくら増強しても安全は得られない、外交で日ごろから友好関係を保つことが重要だろう。