日本の神話、経済成長、安全、長寿、高学力、平等、中流が崩れ、新自由主義政策で格差社会に。

放送大学で格差社会と新自由主義の話を聴いた。１９６０年代に日本経済は高度成長し、所得倍増し、１９８０年ごろは日本は安全、長寿、高学力、平等で総中流意識を持つ社会になったという神話ができていた。日本の会社は終身雇用と年功序列だという神話もあった。大きな政府による公共投資に支えられた社会だった。１９８０年ごろからイギリスのサッチャー首相やアメリカのレーガン政権が新自由主義による政策をはじめた。日本でも小泉首相が小さな政府をめざして、事業を官営から民営にして、規制を弱め、倒産リストラが増え、競争を進めた。結果として不平等で格差のある社会になった。個人的には若いときは年功序列で抑え込まれ、中年で疲れたころに競争社会でリストラされそうになり、定年になったら福祉削減で年金が減りそうで困る。民主党のスローガンは国民の生活が第一だが、地震や津波や放射能で国民生活が脅かされる時代になった。こども手当てや高速道路無料化などではなく、生活保護が必要な避難民が多くなっただろう。

東日本震災後の復興構想会議を作るという。漁業の人は海上の母船に泊まり生活できる。

テレビで菅首相の記者会見を見た。疲労の色が濃い表情で演説して質問に答えていた。首相も大変だ。昔の政治家は自分のしたいようにしたようだが、最近は地震や経済情勢や周囲に振り回されているようだ。
東日本震災の復興会議を作るという。避難所生活対策や原発対策が急務だと思うが、もう先のことを考えているようだ。
当方も復興構想を考えてみる。三陸沿岸は漁業をしている人が多い。まず高台に学校や住居を移して大津波がきても安心して住めるようにする。電気も自給できるように太陽光発電機を設置する。調理室やトイレや風呂も整備する。プライバシーを守れるホテルのような設備を作る。交通路は道路のほかにヘリコプターの発着場を用意する。海辺は市場や魚の陸揚げ所にして高さ３０ｍぐらいの巨大堤防で守る。市場に高層ビルを建てて避難所にもする。海上に巨大な母船を浮かべて漁業関係者の家族の住居、病院、学校、スーパマーケットにする。漁から戻ったら母船で眠り生活する。船を作っていては数年かかるので、すでにあるフェリーやコンテナ船を集めて宿泊船として使うといいだろう。
原発周辺の野菜栽培はどうするか。ＴＰＰで日本の農業はやめて食料はすべて輸入に頼るか。農民が移住するか。放射能に汚染された土地は何に使えるか。原発をさらに作るのだろうか。

東日本震災行方不明者捜索に米軍が出動。自衛隊、消防、警察も出動。３２人の遺体を収容。

テレビで東日本震災の行方不明者の捜索に米軍が出動しているという。自衛隊や、消防、警察とともに捜査活動をしている。三陸沿岸に展開した米軍や自衛隊のヘリコプター空母からヘリコプターが発進し捜索している。米軍は２０機、１０隻、自衛隊は１００機、５０隻出動している。小型のボートも沿岸を調べている。今日は３２人の遺体を収容した。明日まで捜索が続くという。大津波で海に引き込まれた家や人々が多いだろうから海中の捜索も必要になるだろう。海中の様子も変わってしまっているだろう。