MA社会研究所情報

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新自由主義の台頭で格差社会になった。平等を求めて政府の役割が重要に。

2011-04-16 16:04:36 | Weblog
放送大学で新自由主義の台頭の話を聴いた。新自由主義は1980年代に流行した思想で、私有の自由、取引の自由を重視し、小さな政府にして国営企業を民営化するという思想だった。米国のレーガン大統領やイギリスのサッチャー首相、日本の小泉首相がこうした政策を行った。1980年代以降はお金持にお金が集まる状況になり、格差社会になった。2000年ごろから、格差社会の状況を反省して、分配の平等、機械の平等、結果の平等が求められ、私有、商品化、自由化の限界と公的な政府の役割が重要になってきたという。東日本大震災で競争より助けあいの社会が必要になってきたようだ。

チェルノブイリ原発では事故炉を石棺という覆いでカバーして放射能を抑えた。

2011-04-16 15:51:50 | Weblog
テレビで原子炉爆発事故を起こして、世界中に放射能を撒き散らしたロシアのチェルノブイリ原発の現在をレポートした番組を見た。巨大な100m四方はありそうな事故炉は石棺という大きな屋根がかぶせられてコンクリートと鉄板で覆われている。緊急工事だったので隙間が空いていて放射能が漏れている。今後は東京ドームのような大きな覆いを原子炉にかぶせる工事をしている。飛行機の格納庫のような100mぐらいある覆いを隣に作って移動させてかぶせるという。数十年たっても工事が続いている。日本の福島原発も修理したり廃炉にするのに数十年かかるという。世界中が放射能で一杯になりそうだ。