放送大学で国際政治の話を聴いた。国王が支配する国家と市民社会は対立するものだという考えがある。カントは王ではなく一般市民が政治を行うとして共和制を唱えた。経済的にもアダムスミスが自由貿易を唱えた。大英帝国のように軍事的に植民地を支配するのではなく、小英国主義で経済取引だけでいいとするマンチェスターリベラリズムもあった。ジョンスチュアートミルは民主政治で安定し、経済取引で国家からはなれると述べた。国家ナショナリズムと市民社会は対立しない。国民国家は共同体であるが、市民は国家がなくても生きていく。世界市民になる。市民の自由主義は国家を超えて、フランス革命やナポレオン戦争、社会主義運動が起きた。民主化の波は世界に広まった。
世論と外交の関係では、外交は国民に知らせず秘密に行うが、世論を無視するのもいけない。世論の言うとおりの世論原理主義もいけない。分析レベルをどこにおくがが大事である。
世論と外交の関係では、外交は国民に知らせず秘密に行うが、世論を無視するのもいけない。世論の言うとおりの世論原理主義もいけない。分析レベルをどこにおくがが大事である。