テレビで、各社の節電対策を見た。出社時間を一時間早めたり、一部の照明を消したり、残業しないようにしている。株の表示板も消された、夏休みを長くする会社もある。在宅勤務にする会社もある。夏の午後に発電能力を超えるピークが来るというので、電気に余裕のある夜に勤務する案もある。出社時間が早いと朝早く起きるのがつらいという意見もある。子供を預ける時間が変わってしまうという苦情もある。日本の生活パターンが変わりそうだ。
テレビで、東日本大震災の瓦礫をリサイクルして木の板を作り、仮設住宅などに使うという。瓦礫といっても石ではなくて、壊れた木造の家が多いのでいい木材がある。木材を細かく砕いてチップにして、合成して木の板を作る。合板は仮設住宅の壁などに利用できる。木材はストーブの燃料にもなるし、バイオマスで利用することもできる。家の材料にもなりいい資源になる。
テレビで、東京の水道水の放射線量が減っているという。3月22日がピークで4月には激減している。水道の水を飲んでも大丈夫のようだ。スーパーにも水のペットボトルが沢山並ぶようになって安心できる。しかし、福島原発で爆発でもあるとまた放射線量が増えるだろう。心配が続く。
テレビで、東日本大震災で外国人が53万人も日本から避難したという。飲食店や、縫製工場で働いていた人たちが親に中国に帰ってこいといわれて帰ってしまった。世界の人々は日本中が放射能に汚染されていると思っているようだ。ヨ-ロッパ人の友人から大丈夫かとEーメールがきた。イメージチェンジをしないと輸出や海外旅行に影響するだろう。
テレビで、中国上海テレビの東日本大震災の取材状況を見た。30歳ぐらいの女性ディレクターが被災地を巡る。大洗では魚の市場で放射能があるかと取材していた。夜にホテルで震度5の地震があり、女性ディレクターは泣きながら中国に帰りたいという。福島県では放射能防御服を着て原発のそばに行く。道路で関係者が防御服を着ずに軽装で作業していたので驚く。中国で人気のふかひれの産地である気仙沼が瓦礫の山になっている惨状を見る。市民会館で避難している人々を取材する。夫が中国生まれだという人にインタビューする。大地震や大津波でもパニックにならない日本人は強いという。