前近代の東南アジア。ジャワ原人。土器文化、金属器、稲作、漁労、都市、軍事、身分制。

放送大学で前近代の東南アジアの話を聴いた。
昔、マラッカ海峡は干上がっていて、マレー半島とつながっていた。氷河時代に寒さを避けてアジア大陸から動物が逃げてきた。ジャワ原人が発見された。１００万年ぐらい前に、ネアンデルタール人があらわれた。一万年前には打製石器が使われて、鹿やいのししを食べて、しじみも食べていた。やむ芋や、バナナも食べていた。三本足の土器ができて、稲作が始まった。海では漁が行われて、骨のモリやおもりの石がでてくる。農業は紀元前２０００年ごろに始まった。長江、広東、北ベトナムへ伝わってきた。金属器が紀元前１０００年ごろに入ってきた。集落や、権力者が出現した。製鉄や、塩作りが始まった。銅鼓というつづみができて、人々は太鼓の音で踊り明かした。戦争の踊りもした。武器ができて奴隷や捕虜もできてきた。軍事集団で身分制だった。都市や防衛集落ができた。ドンソン文化は青銅器と稲作の組み合わせで、メコン川、メコンデルタに広がった。
海の文化のベトナムのサーフィー文化は金属器文化で、鉄や青銅を使った。
ベトナムのフエは東西両文化の会う場所で、東南アジアに国家が生まれた。

刑務所生活。朝八時から午後四時まで作業。知的障害者が生活苦で万引きして刑務所に入る。再犯する。

テレビで刑務所の生活をレポートしていた。コンクリートの団地のような刑務所で、朝八時から午後四時まで作業が行われる。刑期を終えて出所してからの職業訓練として椅子や机を作る。知的障害者が多い。就職できず社会生活が困難で、万引きなどの窃盗をしてつかまる。野宿よりは刑務所のほうが食事もあり部屋もあるのでいいという。犯罪防止より福祉施設になっている。最後の砦だと言う。セーフティーネットになっている。しかし、一年ぐらいの刑期がすむと出所しなければならない。受け皿がなく、社会生活に戻れない。再犯を繰り返して刑務所に戻ってくるという。
はりま社会復帰センターという民間と共同の刑務所もでき、１０００人入っている。農作業をしたり、犬と遊んでアニマルセラピーをする。受刑者はいつもばかにされているので、自尊感情が低い。引受人がいれば再犯しない。福祉と連携して社会生活をしていく。

どのように左翼や右翼になるか。授業料値上げ反対デモで左翼に。天皇崇拝の国家主義で右翼に。

テレビで左翼になった大学生と、宣伝車を走らせる中年右翼の人をレポートしていた。
大学生は学費値上げ反対集会に参加して、過激派と行動をともにしてデモをする。ハンドマイクで一般学生に叫び、ビラを配るが、一般学生はよくわからない。警官隊に囲まれて逮捕されてしまう。父親と対立して家庭内も騒がしい。
右翼の３９歳のリーダーは小学生の時に皇居に行って、おばあさんがありがたがって泣いているのをみて天皇をあがめる心を持ったという。自分で中古車を買って宣伝車をつくり、街を走って大音量で軍歌を流し、演説をする。クリスマスのサンタクロース姿の人に日本はキリスト教ではないと怒鳴る。暴力団と関係がある右翼ではない。日本国家にこだわり国粋主義である。
取り締まる側の警察は、政治改良や、社会改良を主張するのはいいことだという。だが、暴力はいけないという。

中央アジアの歴史。モンゴルの騎馬軍団はロシアや中国、清の火砲と歩兵に負けた。

放送大学で中央アジアの歴史を聴いた。
モンゴルの騎馬軍団はロシアや中国、清の銃、大砲と歩兵軍団に負けた。中央アジアをロシアと清が支配するようになった。