近、現代ヨーロッパ史。高度成長時代。電化、自動車、消費者時代。植民地独立。学生運動。

放送大学の講義を聴いた。
戦後の高度成長時代がきた。冷戦のもとで、電化時代になり、家電や自動車が売れていった。高速道路ができ、旅行ブームになり、観光業も発達した。消費者が主役になった。テレビが重要なマスメディアになり、スーパーマーケットができ、大衆社会になった。
ソ連、東欧は中央指令型の経済で、産業を国有化し、重工業を発展させた。軍事産業や宇宙開発が進んだ。
福祉国家作りも進んだ。植民地が独立していった。独立戦争が起きた。
米ソが互いの勢力圏を確定していた。
１９６７年にはフランスのパリで学生運動が盛り上がり、アメリカでもベトナム反戦運動が盛り上がった。日本でも全共闘などの学生運動が盛り上がった。

近、現代ヨーロッパ史。第二次世界大戦と戦後。ドイツ、イタリア、日本敗北。米ソ対立。

放送大学大学院の講義を聴いた。
第二次世界大戦は１９３９年にドイツ軍がポーランドに侵攻し、英仏が宣戦布告して始まった。最初はドイツ軍は快進撃してフランスを占領したが、イギリスは屈服しなかった。ドイツ軍はソ連にも侵攻したが敗れて後退した。１９４５年５月にナチスドイツは敗北した。
日本も１９４1年１２月８日に米国ハワイの真珠湾を攻撃して太平洋戦争が始まったが、ミッドウェー海戦で破れ、守勢に回り、１９４５年８月１５日に降伏した。
戦後はヨーロッパ復興援助のためにマーシャルプランが行われたが、ソ連と東欧は拒否した。米国とソ連が対立する冷戦時代が始まった。

近、現代ヨーロッパ史。ナチズムと第二次世界大戦。民族主義国家。軍備拡張。。ユダヤ人虐殺。

放送大学大学院のヨーロッパ史の話を聴いた。
ナチズムと第二次世界大戦というテーマで、１９３３年にドイツでヒトラーがナチス政権を作り、１９４５年までヨーロッパはナチスが引き起こした戦争で荒れた。
イタリアでもムッソリーニが政権をとり、国粋的で民族主義的、排他的で暴力的なファシズム時代がきた。
ナチスのヒトラーは失業を減らして、軍備拡張し、ドイツの経済は回復した。
国民国家としてのドイツを作るために、国外のドイツ人を国内に戻した。１９３８年にオーストリアを併合し、チェコのドイツ人の多い地方を割譲させた。民族共同体を作ろうとした。ユダヤ人を迫害し、国外に追放しようとしたができないので、アウシュビッツ収容所で毒ガスで大量に殺した。

近、現代ヨーロッパ史。帝国から国民国家に。社会主義国ソ連が現われ、議会制民主主義が普及。

放送大学で両大戦間のヨーロッパの混沌の時代の話をしていた。
第一次世界大戦の後、１９１９年ベルサイユで請和会議が開かれた。英、独、仏の強国だけではない国際連盟ができた。ロシア、オーストリア、オスマン帝国が解体された。帝国から国民国家に変化した。英、仏は植民地が拡大したが、維持コストが高くて苦しんだ。世界はアメリカが強くなり、ソ連、日本、縮小した欧州に４区分された。ヨーロッパ内に関心が集中し、内向きになった。経済的に停滞した。
米国は繁栄し、金融センターになった。黄金の２０年代といわれた。ソ連があらわれたが、革命後の混乱で不安定だった。１９２１年に市場経済を認めて、混合経済体制になった。多くは農民で、自己完結していた。工業化した都市が島のように存在していた。社会主義という新しい夢の可能性が期待され、恐れられた。
思想として共産主義は意味を持っていた。民主主義化が第一次世界大戦後の世界の傾向になった。日本でも大正デモクラシーで民主化運動が流行った。議会制民主主義が英仏をモデルにして広まった。

核廃絶は可能か。核は戦争抑止力もある。北朝鮮が核武装すると日本もすると思われている。

日本のこれからというテレビ番組で「核廃絶は可能か」という討論会をしていた。
３時間以上の討論会で、核兵器の抑止力が戦争を防いでいるという意見や、オバマ米大統領の演説に従い、核廃絶すべきだという意見が出た。
インドとパキスタンの戦争が続いたが、両国が核武装したら抑止力ができて戦争をしなくなったという。核武装をやめると通常兵器での戦争が多くなるという。核兵器があると戦争に負けそうだと使いそうだ。世界各国に核兵器が広がる核拡散が心配である。
北朝鮮が核武装したら、日本も核武装すべきだという意見もある。対話が必要だという。米国の核兵器の傘にカバーしてもらって、抑止力になっているとの意見もある。フランスのドゴール大統領はフランスがソ連から核攻撃されても、米国はソ連に報復攻撃しないだろうといって、フランス独自の核武装をした。
日本が核武装するとマイナス面が多いという。原子力発電もできなくなる。世界中から北朝鮮のように危険視される。米国が日本の核武装を恐れている。米国では日本は技術力も資金もあり、中国、北朝鮮に対抗して核武装すると思っている。
唯一の被爆国の日本としては原爆の恐ろしさを世界に伝えて、核戦争を防がねばならない。