MA社会研究所情報

宇宙、世界、日本の歴史や未来。日常生活、社会情報を、しぐれ猫がお伝えします。

現代を生きる哲学。禅の西田哲学、マルクスの三木清、風土の和辻哲郎。

2009-08-30 01:05:19 | Weblog
放送大学で哲学の話を聴いた。
主観、客観の二元論を超えて、京都大学の西田幾太郎教授は禅の研究やドイツ観念論の研究から自己意識を身体的な位置へおろして、場所による論理を提唱した。
三木清は左翼の労働者主権のマルクス主義を学び、右翼の国粋的民族主義的なファシズムの時代に反戦だとして逮捕され獄死した。
和辻哲郎は当初はドイツのニーチェの生の哲学を研究したが、後年は日本の文化に関心を持ち、「古寺巡礼」や「風土」を書き、日本人のアイデンティティーを探した。飛鳥時代は6世紀に仏教が伝来して、帰化人が移住し国際化し混血が進んだ。
「風土」ではドイツに留学した体験をもとにして、世界の各文化を風土の影響だと解説した。モンスーン型のアジアでは雨が多い湿潤な気候が人々をウエットで情緒的に受容的にしているといい、日本は台風型で西洋化できたという。砂漠の国では神への服従が求められる。非妥協的になる。ヨーロッパの文化は牧場的で、人が自然を作り変えて合理的だという。

グローバル経営。トヨタの理念。米国は大型車、日本や欧州は小型車が向いている。

2009-08-30 00:54:09 | Weblog
放送大学でグローバル経営の話を聴いた。
トヨタの人の話で、トヨタの理念はオープンでフェア、クリーンで安全、住みよい地球に、魅力ある商品、個人とチームワーク、各地の個性、世界規模の経営、成長、共存共栄、開かれた取引などだという。現地現物主義で、車は地域により異なる。広い米国では大きい車が好まれ、日本は道が狭いので小型車が売れ、欧州では高速道路アウトバーンを走り、町は狭いので高性能の小型車が売れるという。

宇宙ごみが多くなり衝突しそうなので、宇宙ステーションに防御壁がいる。デブリ除去衛星も考える。

2009-08-30 00:39:55 | Weblog
テレビでデブリという宇宙ごみが多くなり、人工衛星に衝突しそうだという。打ち上げロケットの燃え殻や、人工衛星の部品、隕石など宇宙にはごみがいっぱいあるという。
秒速8kmぐらいであたるので、人工衛星が壊れてしまう。宇宙ステーションも防御を考えている。10cm以上のごみだと宇宙ステーションの軌道を変えてよける。1cm以下は防御壁で受け止める。1~10cmはどう対応するか。
防御壁は何層もの繊維を重ねて、デブリを受け止める。
デブリ除去の衛星を打ち上げて、デブリを落下させて大気圏で燃え尽きさせるという。