MA社会研究所情報

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生活の質は住居で決まる。イギリスは富国強兵のためにいい住宅を作った。団地と一戸建てで生活が違う。

2009-04-17 01:06:20 | Weblog
放送大学の大学院講座で住宅の講義をしていた。
居住環境では住居が生活の質を決める。住居は生活の容器であり、家族の労働力再生産の場である。住居が外敵や風水害から人間を守ってくれる。イギリスの産業革命の時代は労働者は狭小な住宅に住まわされ、不潔で病気が蔓延した。社会改良家のロバートオーエンが改善に乗り出し、エベネーザーハワードが田園都市計画をつくった。富国強兵を目指すイギリスは労働者の生活を向上させるために住宅計画を重視し、良い住宅を建設しようとした。
日本は和室の多用性を評価していたが、京都大学の西山氏が食事の場と寝る場を分離することを提唱し、団地建築で実現した。近代生活の場として団地は憧れの的だった。現代ではライフスタイルが多様化して、住宅も多様化している。個室化が進んだが引きこもりが増えて、最近は気配の感じられる距離をとるようになった。

英米は金融立国で失敗。日独はものつくり立国。消費者の立場に立たない。

2009-04-17 01:05:14 | Weblog
テレビのビジネス番組で、イギリスとアメリカは金融でもうけて国を経営しようとしたが失敗した。日本とドイツは車や電気製品を作ってもうけて国を経営しようとしているという。テレビニュースは円高だといって、自動車輸出や電気製品の輸出の心配ばかりしている、円高で輸入品が安くなり海外旅行に行きやすくなる消費者の立場に立っていないようだ。消費者庁ができるので、消費者の立場でものを言う機関ができた。