MA社会研究所情報

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面接論。心理療法士はフロイトやユングの心理学で妄想や、無意識の行動を了解できる。

2009-04-02 01:28:29 | Weblog
放送大学で面接特論を聴いた。
心理療法士の人は高校時代にフロイトの「精神分析入門」を読み、自分の抱えていた問題が解け、心理学の道に進んだという。父母の確執があり、エディプスコンプレックスでとけたという。妄想や無意識の行動をユングの心理学で了解可能になったという。

家族心理学。システムアプローチで研究。不登校、しかる、反抗する、愛が足りない、悪循環。

2009-04-02 01:12:49 | Weblog
放送大学の家族心理学特論を聴いた。
家族という有機体を対象にした心理学で、システムズアプローチで家族を研究するという。細かく分解する要素還元主義ではなく、相互作用を見る。
不登校児の例では、父が子をしかりつける、子は反抗的になり、ますます不登校になる、母はおろおろして不安になる。愛が足りなかった。子供を幼少時にかわいがらなかったためだと思う。円環的な悪循環になる。因果が作用しあうプロセス。循環的に変化する。複数の視点で見るという。

教育の社会史。古代に文字が伝わり、文字文化に。寺が学校。漢字で朝鮮人や中国人と筆談。

2009-04-02 01:11:20 | Weblog
放送大学の講義「教育の社会史」を聴いた。
日本では次の世代への教育は生活の中で伝えられていたが、生活を離れた学校として1600年代江戸時代に寺子屋で庶民教育が行われた。それまでの学校は支配層の学校だった。
古代に文字が大陸から伝えられ、権威のしるしとして金印が残されている。文字は遠くまで意味を伝える。声では届く範囲が限られる。大陸と人が行き来して文字がもたらされた。紀元前に漢字がもたらされた。5世紀半ばには大和政権が関東まで支配していた。聖徳太子は中国の大陸文化を理解し、中国語を読んでいた。文字がわかり計算のできる人が日本中にいた。木札に文字を書いた。貴族や役人は大学寮で、郡司の子は地方の国家寮で儒学、法律、漢文を学んだ。官職は中国の科挙のような誰でもうけられる試験ではなく、世襲制だった。仏教は寺が教育の場だった。僧は大陸文化を身につけていた。僧も特権階級だった。空海は庶民向けに学校を作ったが、没後はなくなった。
村の農民の有力者が名主になり、文字を学び武士になった。農民が武士になって、荘園を作り鎌倉幕府を作った。都の京都へ行き来して税を納めていた。計算や文字を寺で学んだ。稚児となり仏教を学び、教養をつけた。金沢文庫は武士の教養の高さを示し、関東の足利学校には日本全国から人が集まって学んだ。関西では比叡山が学問の中心だった。政治権力でもあり、荘園ももっていた。鎌倉仏教は比叡山出身の人が広めた。学問と政治の中心だった。一揆が起きて借金を棒引きにする徳政令も出された。中国から貨幣が流入し、農民の文字力は高かった。
遊行者や高野聖、琵琶法師、連歌師が情報を伝え、手紙の往来が多かった。江戸時代は文字時代で、兵農分離で武士は都市に住み、村の農民を支配した。文書で命令がきた。陳情も文書で出さないと受け付けなかった。武士はいないので、村は農民の自治で年貢を納めるだけだった。村役人が年貢の計算や文書を書いた。土木技術にも識字力が大事だった。
近世は米で税金を払ったが、武士は都市住まいで貨幣経済なので、米を金に換えた。大阪で米の相場が決まり、京都、江戸が三大都市だった。日本沿海の海運が盛んで三大都市間を多くの物資が流通した。民衆は手習い塾(関西では寺子屋)にいって、文字やそろばんを学んだ。手紙の書式が決まっていて複雑だった。
話し言葉はお国なまりが強くて通じないので、筆談をした。朝鮮や中国の人も漢字文化なので筆談で通じたという。