Sightsong

自縄自縛日記

東京国際バリトンサックス・フェスティバル2023@吉祥寺Star Pine's Cafe

2023-02-19 23:13:46 | アヴァンギャルド・ジャズ

吉祥寺のStar Pine's Cafe(2023/2/19)。

◆渋谷毅オーケストラ
Takeshi Shibuya 渋谷毅 (p,org)
Kosuke Mine 峰厚介 (ts)
Koichi Matsukaze 松風鉱一 (bs, as, fl)
Eiichi Hayashi 林栄一 (as)
Kenta Tsugami 津上研太 (ss, as)
Osamu Matsumoto 松本治 (tb)
Akihiro Ishiwatari 石渡明廣 (g)
Katsumasa Kamimura 上村勝正 (b)
Akira Sotoyama 外山明 (ds)

◆CHIZ
Toshinori Terukina 照喜名俊典 (euphonium)
Misaki Oda 小田美沙紀 (cl, vo)
Akira Kito 鬼頭哲 (bs)
Taku Saito 斉藤拓人 (g)
Komari 小林真理子 (b)
Hisamine Kondo 近藤久峰 (ds)

はじめて観るCHIZはなかなか快感で、むしろその快感を開かれた方法論で得ているように思えるのがまた愉快。

そして渋オケ。<Side Slip>(石渡)では松風さんの闊達なバリトンにいきなりかっちょいいオルガン、外山さんのドラムスは意外なほどに強いがこれは高音が反響して音がハイレゾ的にもなる場の貢献かもしれない。<Ballad>(石渡)では相変わらずビカビカパチパチのギターが嬉しい。合奏のときに峰さんのテナーがぐいぐい出てくる。<Three Views of a Secret>(ジャコパス)の前に渋谷さんが「これはジャコ・パストリアスという人の曲で、もう亡くなったのかな」と話し外山さん破顔一笑。津上さんのソプラノはやはり場の力もあってか透明感が増している。<Chelsea Bridge>(ストレイホーン)を経て、<Aida's Country Life>(松風)はこんなに愉快な曲だったか。アンサンブルの合間の松風さんのアルトは小さな音を豊潤に含んでいて多彩、一方林さんのアルトは場を壊しかねないほど自分に引き寄せたものだったがそこはさすが、ふたたび全体でぐいぐいと進める展開になった。<Soon I Will Be Done With The Trouble Of The World>(カーラ・ブレイ)の分厚さ、そしてアンコールはピアノソロ<Lotus Blossom>(ストレイホーン)。

Fuji X-E3, 7Artisans 12mmF2.8

●渋谷毅
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2021年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2021年)
渋大祭@川崎市東扇島東公園(2019年)
平田王子+渋谷毅『Luz Do Sol*やさしい雨』(2018年)
2018年ベスト(JazzTokyo)(2018年)
廣木光一+渋谷毅『Águas De Maio 五月の雨』(2018年)
今村祐司グループ@新宿ピットイン(2017年)
渋谷毅@裏窓(2017年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2017年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2016年その3)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2016年その2)
廣木光一+渋谷毅@本八幡Cooljojo(2016年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2016年その1)
渋谷毅@裏窓(2016年)
渋谷毅+市野元彦+外山明『Childhood』(2015年)
渋谷毅エッセンシャル・エリントン@新宿ピットイン(2015年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2014年)
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン(2011年)
渋谷毅+津上研太@ディスクユニオン(2011年)
渋谷毅のソロピアノ2枚(2007年)
原みどりとワンダー5『恋☆さざなみ慕情』(2006年)
『RAdIO』(1996, 99年) 
渋谷毅+川端民生『蝶々在中』(1998年)
『RAdIO』カセットテープ版(1994年)
『浅川マキを観る vol.3』@国分寺giee(1988年)
『山崎幹夫撮影による浅川マキ文芸座ル・ピリエ大晦日ライヴ映像セレクション』(1987-92年)
浅川マキ+渋谷毅『ちょっと長い関係のブルース』(1985年) 
カーラ・ブレイ+スティーヴ・スワロウ『DUETS』、渋谷毅オーケストラ
見上げてごらん夜の星を 


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