Sightsong

自縄自縛日記

渋谷毅+津上研太@ディスクユニオン

2011-10-14 01:04:20 | アヴァンギャルド・ジャズ

渋谷毅+川端民生『蝶々在中』をディスクユニオンJazz Tokyoで買ったら「インストア・ライヴ」の整理券を貰ったので、うきうきと足を運んだ。川端民生は故人ゆえ、津上研太(アルトサックス、ソプラノサックス)とのデュオである。渋谷さんの口から、川端民生が亡くなったのは12年前だと聞いて、一瞬絶句する。そんなに前でしたっけ。

30分強の演奏で、おそらく津上さんのオリジナル曲の他に、スタンダード曲「Body & Soul」、それから最後に「ブルースをやろう」と言って、セロニアス・モンクの「Ba-lue Bolivar Ba-lues-are」で締めた。

私はちょうど渋谷さんの弾くデジタルピアノの真横に座ることができた。しかし、いかなる魔術が使われているか、私が眼を凝らして見ようと解るわけはない。吃驚するくらいスローモーに、「必然」という言葉が思い浮かぶようにゆったりと、左手が和音を作りだし、右手が伸び縮みする柔軟なメロディを作りだしていく。何なんだろう。

終わった後、渋谷さんの言、「レコード屋でやるのも楽しい。何年ぶり?何十年ぶりということはないけど」。そういえば、十年以上前、やはりディスクユニオンの新宿ジャズ館で、酒井俊とのライヴを聴いた。そのとき、渋谷さんがピアノソロで、浅川マキの愛唱曲「マイ・マン」を弾いて、少なからず驚いた記憶がある。

●参照
渋谷毅+川端民生『蝶々在中』
見上げてごらん夜の星を
渋谷毅オーケストラ@新宿ピットイン
渋谷毅のソロピアノ2枚
カーラ・ブレイ+スティーヴ・スワロウ『DUETS』、渋谷毅オーケストラ
浅川マキ+渋谷毅『ちょっと長い関係のブルース』
浅川マキの新旧オフィシャル本
宮澤昭『野百合』


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