
イギリスと清国時代の茶の歴史
紅茶スパイは、中国茶に興味がない人にも欧米列強と中国との歴史が分かる本。プラントハンターの「ロバート・フォーチュン」が、茶の苗や種子を密輸出した港が清時代の上海。そして、彼は日本にも来ている。学校で学ぶ歴史より外れた分野の歴史から物事を見る方が、何事もオモロイんだよね。

超お勧め本 文藝春秋
「前例主義」と「事なかれ主義」両方を辞書で調べれば、日本の公務員と辞書に出る事はないが、私は勝手にそう思っている。実際、上海の領事館関係者なんて典型的な公務員気質過ぎた。そんな中、最近出版された日本の外交官の垂秀夫「日中外交秘録」は、久しぶりに超お勧め本。垂秀夫氏前中国大使は名前だけ知っていたが、彼ほど中国に対して正面から立ち向かった現場主義の外交官は稀な存在だっただろうね。もしかしたら、日本の今の政治家の中にも彼のような人はいないかも知れない。現在の垂秀夫氏は、趣味だった写真の世界にどっぷり。右も左も上も下のない自然の風景が彼の写真の撮影対象。
☆今年の中国は、「中国人民抗日戦争及び世界反ファシズム戦争勝利80周年」の記念の年。すでに抗日映画もヒットしているようで、理性で物事を考えられない人達には影響が大きい。そんな訳で、今年は観光なども含め中国行きは気をつけた方がイイね。私も秋に誘われているが、行くのを躊躇している。特に今年の9月以降は気をつけた方が良い時期で、中国の4大都市以外の地方都市は特に注意した方が良い。SNSが普及した今、昨日と今日と明日、さらに何年も前の中国とは違うという事で、前例なんて当てにならない。今年は例年とは違い、嫌な年にならなければ良いが・・・。中国の新年は西暦ではなく、春節が新年だという事も覚えておいた方が良い。