A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【特報】灰野敬二率いる不失者、アメリカツアー直前ワンマン公演を6/20に急遽開催。最新アー写も公開。

2017年05月27日 01時05分22秒 | 灰野敬二さんのこと

Photo by Kazuyuki Funaki

●灰野敬二率いる不失者のアメリカツアー詳細発表、渡米直前東京ワンマンが急遽開催決定。

灰野敬二率いるロックバンド、不失者のアメリカツアーが7月に開催される。
ニューヨーク公演は「Silent」「Heavy」として内容の異なる2デイズ。
また、不失者としては18年ぶりロサンゼルス公演は最新の人気ライブ会場。

さらに、6月20日に渡米直前ワンマン公演が高円寺HIGHで開催されることが発表された。チケット発売は5/27から。


Photo by Kazuyuki Funaki

<Live Schedule>
【Fushitsusha USA Tour 2017】
7月19日(水) ニューヨーク Pioneer Works
Fushitsusha (不失者) : Silent

7月20日(木) ニューヨーク Pioneer Works 
Fushitsusha (不失者) : Heavy

7月22日(土) ロサンゼルス Zebulon Cafe Concert
Fushitsusha (不失者) with special guest 75 Dollar Bill

【不失者 Fushitsusha東京ワンマン】
6月20日(火) 東京KOENJI HIGH 
不失者
Fushitsusha


灰野敬二 : vo, g
森重靖宗 : b
Ryosuke Kiyasu : ds

open 19:00 / start 19:30
adv 3500円+1D / door 4000円+1D

チケット発売・入場順
1.HIGH店頭(5/27 17:00発売)
2.イープラス(5/28 10:00発売)
3.当日券

灰野敬二公式ウェブサイト
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【特集:フォー・アルト#3】メテ・ラスムセン アルトサックス・ソロ@六本木・妙善寺 2017.5.22(mon)

2017年05月25日 01時16分17秒 | 素晴らしき変態音楽


【アルトサックスソロ】メテ・ラスムセン Mette Rasmussen

デンマーク出身・ノルウェー在住のアルトサックス奏者メテ・ラスムセン(Mette Rasmussen)が、西麻布・妙善寺の本堂でソロを吹きます。至近距離でジャズ・即興シーン席捲中のアルトを聴くことができる稀な機会です。
◎入場料 1,000円
◎日時 2017/5/22(月)20:00-(本堂内なのでお席は特になし)
◎場所 妙善寺
◎予約 特になし。直接時間までにお越しください。

日本・デンマーク外交樹立150周年記念イベントのひとつとして「オポジット2017」(OPPOSITE 2017)が5月11日から20日まで六本木SuperDeluxeで開催された。30人以上のミュージシャン、10人を超える来日スタッフ、日本のデンマーク大使館や観光・企業関係者が多数関わり、ライヴ・コンサートだけでなく、会場のアートやインテリアや装飾、飲食までデンマーク産で統一した本当の意味でのショーケースだった。殆どは初めて名を聞くミュージシャンだったが、2年前に来日公演を観たギタリストのヤコブ・ブロと並んで馴染みがあるのが女性アルトサックス奏者メテ・ラスムセンだった。彼女の名前を最初に知ったのはNY即興シーンを伝えるサイトJazz Right Nowの紹介記事だった。今回の来日では、ドラマーのクリス・コルサーノとのデュオで日本各地をツアーした。OPPOSITE 2017には最終日の5月20日(土)に坂田明とジム・オルークを加えたカルテットで出演、ハードコアな演奏を繰り広げた。


Jazz Right Now - Report from New York 今ここにあるリアル・ジャズ - ニューヨークからのレポート第6回

その翌日、OPPOSITE関係のミュージシャンとスタッフはデンマークへ帰国し、さらにクリス・コルサーノは次のツアー先のオーストラリアへ旅立ったが、ラスムセンは単身東京に残り、ソロや日本のミュージシャンとの共演ライヴを行っている。その最初の六本木の日蓮宗の寺院でのソロ・コンサートに参戦した。このお寺の住職は元吉本興業の芸人という異色の経歴の持ち主で、妙善寺の境内をいろいろなイベントの場として提供しているという。



現在ノルウェー在住のラスムセンは自己のトリオTrio Riotやマッツ・グスタフソン率いるFire! Orchestra、ノルウェーのTrondheim Jazz Orchestraの他、クリス・コルサーノやアラン・シルヴァ等との共演で活動しつつ、ソロ演奏のライヴ活動も行っているという。自分の楽器=アルトサックスの自然の原点を探るために様々な表現方法を実験している。この日の演奏は、突き抜ける音色で滑らかなメロディーを紡ぎ出す正統なプレイの間に、椅子に座って様々な実験的手法でアルトサックスの多彩な音色を披露した。1.マウスピースを外して、管を笛のように吹いて音を出す。 2.ベルの中に空き缶やペットボトルや紙コップなどの異物を入れたり、小さなタンバリンでベルに蓋をしたりする。3.トリ笛を吹いたり、小さな鐘を鳴らす。といった手法、特に2はプリペアード奏法でのアプローチ。併しそれは伝統的演奏への破壊行為や対抗心ではなく、ラスムセン本人が心から納得する音作りへの好奇心に違いない。最後にナイフを突き刺すような殺気に満ちた短いフリーク演奏を披露して45分程度のソロ演奏は終了。テナーサックス奏者JUNとの即席デュオでコール&レスポンスで流れるようなフレーズを奏でたのは、爆音に色めき立った先祖の霊への鎮魂歌のつもりだったかもしれない。



サックスの
サックスアピール
錯乱会

【マスク女子のライヴ告知】
●Mette Rasmussen メテ・ラスムセン


Mette Rasmussen Tokyo Concert
5月25日 thu 阿佐ヶ谷 天
Kiyasu Orchestra Concert
19:30 / 20:00
¥1000+オーダー
ヒグチケイコ(voice)+TOMO(hurdy gurdy)
*Ghost Bastards(Cal Lyall+Darren Moore)
Kiyasu Orchestra feat. Mette Rasmussen

5月27日 sat 飯田橋 ftarri
午後7時30分開場、8時開演
Mette Rasmussen [from Norway/Denmark] (アルト・サックス)、
中村としまる (ノーインプット・ミキシング・ボード)
2,000円

●Makcolm Mask McLaren マルコム・マスク・マクラーレン


6月 3日 sat Shinjuku club SCIENCE (地図)
Malcolm Mask McLaren ONE MAN LIVE
「Turning Point」

open 17:00 / start 18:00
前売¥2,500※別途ドリンク代
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【地上に降りた地下音楽&IDOL】『Tokyo Flashback P.S.F.』/橋本孝之『ASIA』/MMM/バンもん

2017年05月24日 08時12分37秒 | 素晴らしき変態音楽


オムニバス
Tokyo Flashback P.S.F. ~Psychedelic Speed Freaks~

CD 3,024円(税込)


本年2月末に亡くなった生悦住英夫氏が主宰したレーベル、P.S.F.は80年代より多数の個性派アーティストを擁し、他の追随を許さない日本の伝説的アンダーグラウンドレーベルとして君臨し200枚を越えるタイトルをリリースし続けました。P.S.F.でのリリースを契機に海外へ進出したアーティストは数知れず、世界の前衛音楽通には特に知られた存在でした。また、氏によるモダーンミュージックは、ポストパンクとして台頭したニューウェーブ全盛の当時に我関せずと、独自の価値観とセンスで良いと思うものだけを集めた極めて風変わりなショップでした。本作は、P.S.F.のアーティストが有志で集い、未発表音源を集めたオムニバス・アルバムです。
JazzTokyo CD/DVD Disks #1408 『V.A. / Tokyo Flashback P.S.F. 〜Psychedelic Speed Freaks〜』 Text by 剛田武 (Takeshi Goda)
【Disc Review】極私的東京地下音楽シーン回想録〜『V.A. / Tokyo Flashback P.S.F. 〜Psychedelic Speed Freaks〜』


TAKAYUKI HASHIMOTO 橋本孝之
ASIA / エイジア

CD 2,160円(税込)


エクスペリメンタル音楽シーン屈指の存在、鬼才・橋本孝之が放つ、
サックスソロ第2弾!WIRE誌で絶賛された前作からさらなる高みへ!
.es(ドットエス)、Kito-mizukumi rouber(キトミズクミロウバー)のメンバーであり、2016年にはグンジョーガクレヨン新譜へのゲスト参加でも話題を集めた橋本孝之。過去3枚のソロアルバム(サックス、ギター、ハーモニカ)全てが国内音楽メディア及びWIRE誌で高評を得た、エクスペリメンタル音楽シーン最注目のアルトサックス奏者・橋本孝之が放つ完全ソロライブの最高傑作!
JazzTokyo CD/DVD Disks No. 229 #1402『橋本孝之 / ASIA』 Text and photos by 齊藤聡 Akira Saito
【特集:フォー・アルト♯2】橋本孝之 Takayuki Hashimoto / Alto Saxophone Solo『ASIA(亜細亜)』


Malcolm Mask McLaren マルコム・マスク・マクラーレン
Bordeaux

CD 1,080円(税込)


mone、ai、naoからなる3人組マスクアイドル、Malcolm Mask McLaren。通称MMM。
メロコア(メロディックハードコア)、イージーコアなどを取り入れた楽曲でパフォーマンスを行い、年間250本ペースでライブを重ねるライブアイドルが繰り出す曲間、MC一切なしのノンストップステージを積み重ねてきた彼女たちが送り出す最新曲は、春を感じた瞬間に過去を想い出す、切なくて激しいTHE MMM的な1曲。作曲、アレンジにお馴染み平地考次を起用し、切なくてポップなメロディと激しさと重低音の絶妙なバランスが何とも言えない独特の世界観を作り出している。

Malcolm Mask McLaren/「Bordeaux」MV



バンドじゃないもん!
METAMORISER

CD 1,296円(税込)


今勢いに乗るアイドルグループ、バンドじゃないもん! 初のアニメタイアップシングル。表題曲「METAMORISER」は4月よりスタートとなるTVアニメ「つぐもも」のオープニングテーマとして書き下ろされた楽曲。プロデュースを手がけるのは再メジャー1stシングル「キメマスター! 」を手がけた畑 亜貴、田代智一、黒須克彦、田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)によるプロデュースチームQ-MHz。

バンドじゃないもん!/METAMORISER[MUSIC VIDEO]


地上から
地下への階段
昇っていこう

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【特集:フォー・アルト#2】橋本孝之 Takayuki Hashimoto / Alto Saxophone Solo『ASIA(亜細亜)』

2017年05月23日 02時46分37秒 | 素晴らしき変態音楽


『橋本孝之 / Takayuki Hashimoto/ASIA /エイジア - ALTO SAXOPHONE SOLO』

2017.5.24 Release
CD Nomart Editions NOMART-113
Price:¥2,000+tax

1. ASIA 26: 42

Recorded live at ART SPACE BAR BUENA, Shinjuku, Tokyo on Oct 14th 2016
Art direction & Produce: 林聡 Satoshi Hayashi
Art work: 韮澤アスカ Asuka Nirasawa “incarnation 1 (Cover)”, “cell 1 (Back cover)”
Liner notes & Comment: 剛田武 Takeshi Goda
Design: 笹岡克彦 Katsuhiko Sasaoka
Management: sara (.es)
in memory of 生悦住英夫 Hideo Ikeezumi

注:このレビューは『ASIA』ライナーノーツの続編です。5/24発売のCD『橋本孝之/ASIA』をご購入いただき、付属ライナーノーツを熟読した上でお読みいただくと3倍お楽しみいただけます。

アルトサックスは射精する。

音楽がセックスだとすると、犯すのは演者、犯されるのは聴き手かというと、性愛の世界はそう単純には出来ていない。「愛し合ってるかい?」と連呼するロックシンガーは観客同士の乱交を誘導した罪に問われ、「セックスはお好きですか?」という問いかけにティーンエイジャーの女子たちが嬉しそうに「大好きでーす!」と応えるコール&レスポンスは、未成年者姦淫容疑で拘束されて然るべきなのだろうか。否、いずれも衆人環視の中で行われる疑似性愛であり、参加者は嘘だと理解した上で騙された振りをする茶番劇にすぎない。疑似セックスに興じるロックファン及びアーバンギャル&ギャルソンは無害安全印のテーマパークで遊ぶ家族連れと変わりはない。

しかし演者が一人きりで音楽を奏でる行為に耽溺する、即ちソロ演奏、更に言えば棒状の突起物の端を銜えて、唇と舌で舐め回しながら息を吹き込みリードと呼ばれる極薄の木片を微細に振動させることにより得も言えぬ金切り声を鳴らすサクソフォン、その中でも特に老若男女を問わず両腕で抱きかかえて丁度いいサイズのボディを握り、十指を愛撫するように細かく蠕動させ喘ぎ声の高低を思いのママに操ることが出来るアルトサックスを、勃ったひとりで奏でる陶酔の表情は、所謂オナニスム、若しくはマスターベイション、日本語で自慰・手淫・マスと呼ばれる行為に限りなく近いと云えはしまいか。

而してそれは18世紀スイスの医師サミュエル・オーギュスト・ティソが著書『オナニスム』(L'Onanisme, 1760年)にて論じたように、掻き手に悪影響を齎すのであろうか。ティソのオナニー有害論では行為の結果の放出物が体内から大量に失われると体力、記憶力が低下するという。ところが実際はその真逆で、アルトサックスのベルから空気中に放射される振動は演者の悩みや苦しみを同時に体外へ吐き出す効果があり、精力を回復し記憶中枢を刺激することは、経験者であれば誰もが同意するところに違いない。

では古よりカトリック教会で守られてきた戒めを1986年に宗教学者ジョン・ハードンが編集した『カトリック小事典』に記されたように、「生殖機能のひどい乱用であって、完全に同意して意識的に行う場合は大罪」であり「自然の行為、神から定められた目的を達成させるのを妨げる」神の掟に反する不道徳的行為なのであろうか?(Masturbationの語源はラテン語manu「手によって」+stupare「自分自身を汚す」)。つまりソロ演奏の陶酔の果てに抄出される粘着質の音の精(エキス)が、本来の目的の雌蕊と受粉することなく、無駄にシーツや地べたに打ち蒔かれて大気の露と消えてしまうことに対する罪悪感と紙一重であると言いたいのであろう。

では、アルトサックス・ソロ演奏はどうすれば神に赦されるのか。それには射精された音が無駄に塵とならないように、誰か相手を見つけて交尾・交配・受精・懐胎すれば問題ない。神が望む通りの射精の目的を達する(同時に絶頂に達する)ことが出来るのである。そう考えると2017年1月28日(土)大久保ひかりのうまで、橋本孝之がカッと目を見開いてアルトサックス・ソロ演奏を行ったことを思い出す。鷹のように鋭い眼光は、理想の受精相手(サックスパートナー)を品定めしていたに違いない。アルトサックス奏者の本能は、知らず知らずのうちに神の摂理の実践者となっていたのである。
陰猟腐厭/蔦木俊二+吉本裕美子/橋本孝之@大久保ひかりのうま 2017.1.28 (sat)

『ASIA』と題された2作目のアルトサクソフォン・ソロ・アルバムに於いて、金色のベルから流れ出すサウンド(トーン)は精液宛らに粘度が高く、空気中に散逸することなく音響彫刻のようにベルの先に固体化する。あたかも草間彌生の立体作品を覆う男根状の突起そっくりに、前作『COLOURFUL(カラフル)』の名残でイロトリドリの角細工(女子独悦の秘具)が乱立して勃起する様は、南アフリカに移住した女流画伯・韮澤アスカがジャケットアートに描き出した通りの淫らな幻覚を夢想させる。

このアルバムを聴いて、今夜淫夢に魘(うな)されて38年ぶりに夢精したとしたら、それこそ懐胎的交感の証であり、人生最後の至福体験に違いない。

アジアの血
大草原で
大沸騰

【参考文言】
ヒトを含めた動物では、恐怖体験の記憶として恐怖記憶が形成(固定化)される。この恐怖記憶の実体は、恐怖を感じさせたこと(例えば、交通事故)を非条件刺激、一方、恐怖体験時の文脈(視覚、聴覚、嗅覚など五感で感じたこと全て)を条件刺激とする恐怖条件づけ記憶である。従って、恐怖体験時の文脈の一部(何れかの条件刺激)に遭遇すると、この条件刺激に反応して、恐怖記憶が想起(思い出)され、恐怖反応が表出される。恐怖条件づけ後に恐怖記憶を保持するためのプロセスが「固定化」である。恐怖記憶は生物が危険を予測することを学ぶ行動現象であり、動物にとっての一種の防御反応であると考えられている。

河合孝治 Chaosmasの実践プロセス(『Free music 1960-80』)
記憶の再現=固定した自我により音を自由に開放できない(ジョン・ケージの即興についての考え)

「書かれた音楽」は作曲家という観察者によって音楽全体の構造が規定され、音と音の関係は固定的且つ同一的に保たれ、入力から ... またプレイヤーは自らがChaosに陥りそうになれば、Cosmosへと導こうとするし、Cosmosによって固定化された状況が長く ...

固定した思考からの脱落は聴く者を「無化」する。そして無は不安をもたらし、死をもイメージすることもあるだろう。

「呪(しゆ)」とは、形のないものを第三者が言葉(ことだま)によって固定化すること。つまり、「名前」には、日に見えないエネルギーが凝縮し、「名前」により、「自分」という根本的な存在が固定化しているのです。『ことだま50音「名前」占い』著者: 水蓮

ゼンマイ/薇/紫萁/銭巻/狗背/撥条
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【特集:フォー・アルト#1】クリス・ピッツィオコス 2ndソロ・アルバム『Valentine's Day(バレンタインデー)』

2017年05月22日 01時29分25秒 | 素晴らしき変態音楽


『Chris Pitsiokos / Valentine's Day』

2017 .5.18 Release
Self Release Digital album
Bandcamp DLサイト

Chris Pitsiokos - alto saxophone and composition

1. Ballad25 04:47
2. Four Alto (dedicated to Anthony Braxton) 07:20
3. Flutter 02:28
4. Arentwe 02:58
5. Waiting 06:30
6. blue24 04:38
7. Kettle of Birds 04:20
8. Two lines one dotted 07:12

All tracks recorded at Issue Project Room in Brooklyn, NY in March of 2017. Track 2 contains several overdubs--all other tracks done without overdubbing. No effects used on any tracks.

Recorded and Mixed by Chris Pitsiokos
Mastered by Philip White
Cover photo by Anna Ekros
Special thanks to Bob Bellerue, Zev Greenfield, and Issue Project Room

祝福の日の慈愛に満ちたアルトサックス独演の進化のしるし

NYハードコアジャズの台風の目クリス・ピッツィオコスの2ndソロ・アルバムが突然リリースされた。
ピッツィオコスは6月2日にニューヨークの実験芸術の会場ISSUEプロジェクト・ルームに出演予定で告知にはこうある。

クリス・ピッツィオコスは、2017年3月下旬にISSUE Project Room 22 Boerum劇場で録音されたサウンドを組み込んだ作曲作品を初演する。特に劇場のユニークな反響効果を活かして、ピッツィオコスの叙情的な音楽的精神をこのスペースの音響的性格に統合する。 これらの新しい作品の中には、(アンソニー・ブラクストンに捧ぐ)「4つのアルト」があり、4チャンネルサウンドで演奏される。劇場の空間内の位置や場所や場所の違いにより、劇的に聴こえ方が異なる画期的な試みである。

『Valentine's Day(バレンタインデー)』と題されたデジタル・アルバムには、告知文の記載通りにISSUEプロジェクト・ルームで2017年3月にレコーディングされた8つのトラックが収録されている。M2「Four Alto」でサックスを四重にオーバーダブしている以外は、オーバーダブ無しの一発録音で、エフェクトは一切施されていない。

2015年4月にリリースされた1stソロ・アルバム『Oblivion/Ecstasy(忘却/恍惚)』から丸2年。同じアルトサックスによる無伴奏演奏作品でありながらその性質・感触・意義は全く異なる。1st制作時にピッツィオコスが語ったのは、自らのアルトサックスへの愛を楽器への学習・実験・探求に昇華させ、何種類の音色を産み出せるかの実践であった。それは演奏している自分の魂が忘却の彼方に消え去り、ただ恍惚だけが残る無償の愛の行為の記録であった。息継ぎのないフリークトーンの超音波に始まり、裏も表もフラジオだけの急旋回、目にも留らぬ高速運指の連打音、これでもかと繰り出される驚異のテクニックは、ピッツィオコスがブルックリンにやって来た頃の即興セッションで、共演者を驚かせた怒濤のプレイの幻影が宿っていた。
『バベルへの帰還』NY即興シーンの新鋭、クリス・ピッツイオコス・ミニ・ドキュメンタリー

それから2年の間に、ピッツィオコスの活動範囲は即興セッションだけではなく、レギュラー・ユニットでの作曲作品の実践へと進化してきた。それがこの2作目のソロ作品に如実に表れている。最初の曲「Ballad25」で聴ける、自然な深いリバーブの中に立ち現れる静謐なアルトの音色は、教会の賛美歌の独唱を思わせる。メロディというよりドローンの旋律がグレゴリア聖歌のレチタティーヴォを形作る。M-2が敬愛するアンソニー・ブラクストンに捧げた「Four Alto(4つのアルト)」。ハイトーンのフラジオを含め途中から加わる中音域のロングトーンも殆ど音程を変えることなくカモメの鳴き声/サイレン/警報のように鳴り響く。5分経過すると聴覚が麻痺して管楽器ではなく電子音楽にいたぶられる快感に溺れていく。生演奏で、しかも4チャンネル(前後左右のスピーカーから立体的に音が放射される)で聴いたら、耳ばかりか五感すべてに影響が出そうである。

アルト管の中を息が通過する摩擦音(M-3)が、短いフレーズが繰り返されるミニマリズム(M-4)に転化する。遠くで木霊するアルトの音色が聴き手を包み込み柔らかい残響が安心感を育むM-5「Waiting(待ち合わせ)」は、タイトル通り暫しの憩いの時間(とき)。M-6「blue24」は1曲目と同じくフリークトーン一本のナンバーだが、ブルージーなしわがれた音が延々と続く哀しい歌。本作で最も音の躍動感に富んだM-7「Kettle of Birds(鳥のケトル)」は鳥のさえずりを模した微細なフレーズが反復されるミニマル狂想曲。ジャズやロックではなく、クラシカルな基礎に基づいた超絶技巧を遺憾なく発揮する。怒濤のテクニックに眩惑された聴き手に深い残響の霧に煙るジャジーな旋律(M-8)が別れを告げる。

ピッツィオコスのアルトと一緒に薄明の森の中を旅する41分間。即興ジャズの攻撃性とも、現代音楽の冷淡さとも異なる、豊潤な音色と温かい反響の中に溢れる慈愛に心を拓かれる体験。バレンタインデーの愛の誓いの祝福がハードコアジャズの進化を促している。

母の日も
お祝いしよう
アルトサックス

『Antony Braxton / For Alto』
Delmark Records ‎– DS-420/421


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【翻訳】NECRONOMIDOLと日本のメタルの新たな方向〜ネクロ魔/Vampillia/OVUM/Looprider/Legion of Andromeda/pale

2017年05月21日 10時56分58秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


NECRONOMIDOL and New Directions in Japanese Metal
by Patrick St. Michel twitter @mbmelodies
from bandcamp daily May 18, 2017
translated by Takshi Goda under kind permission from author
live photos by Takeshi Goda

多くの点でNECRONOMIDOL(ネクロノマイドル、以下ネクロ魔)は日本の「女性アイドル」ーー若い女性が集団で踊りながら快活な歌を歌うJ-POPのいちジャンルーーの他のグループによく似ている。10代後半から20代前半の5人のメンバーで構成され、アイドルならではの若さを武器にしている。しかしネクロ魔は、友情と破局をテーマにしたアップビートなシンセ主導の典型的なアイドルソングは歌わない。ネクロ魔はメタル・グループなのだ。彼女たちは暗黒に手を差し伸べる。シンボルはスカルズ(骸骨)であり、音楽は暴力的なインダストリアルとメタルのスピード感を十分に持ち合わせている。

一方で彼女たちのライヴショーは典型的なメタルとは言えない。例えば、ステージにはギターもドラムもなく、その代わりにバックトラックにあわせて、5人のメンバーがユニゾンで踊り、歌い、時々血が凍るような叫びをあげる。表現方法は非典型的ではあるが、ヘヴィメタルの境界を超えた新しいサウンドを追求する日本のバンドはネクロ魔だけではない。彼女たちは大阪を拠点とするバンドVammplliaや東京のインダストリアルとメタルのフュージョン・ロッカーLegion of Andromeda、その他数多くのバンドを含むシーンの一部なのである。



日本のメタルバンドが、メタルというジャンルを音楽的にもビジュアル的にも、それまでにない新たな方向へ押し広げようとするのはこれが最初ではない。日本で最もビッグなメタルバンドのX JAPANは、シアトリカルな演劇性と過剰な化粧でリフを増強し、ビジュアル系というサブジャンルを創り出した。マキシマム・ザ・ホルモンのようなバンドはニュー・メタルの要素を組み込み、一方でBorisはドローンとシューゲイズを取り込んだサウンドで国際的な注目を集めた。最近では、BABYMETALの世界規模の成功の後を追うように、可愛らしいメロディーとハーシュ・ノイズを合体させた、ネクロ魔のサウンド・コンセプトに似たスタイルのアイドル・グループの人気が上がっている。

「たくさんのバンドが同じことをしています。もっとアングラでもっとサブカルな人達もいますが、殆ど露出されていません」とネクロ魔のメンバー瑳里(苗字は無い)は、この日1時間のライブをやる会場近くの練習場で言った。彼女はトレードマークの白塗りで、左頬にはプラスチックの蜘蛛を付けている。「私たちはアイドルだから、もっと簡単に先へ進めますし、私たちの音楽を幅広い人々に伝えることが出来ます」。ネクロ魔のサウンドには、突進するエレキギター、へヴィなドラム・ビート、そして随所にダークウェイヴ風のシンセがある。彼女たちの個性的なルックスとパフォーマンスにより、日本のアイドル音楽の中心の振付ダンスーーそれもネクロ魔の要素のひとつだがーーに馴染みのないファンをも魅了している。



日本で最初の「オカルト系」アイドル・グループと称するネクロ魔は、ピッツバーグ生まれのマネージャー、リッキー・ウィルソンが募集したオーディションにより2014年春に結成された。瑳里は白塗りペイントへの興味をステージで披露したいと思っていた。一方同期のメンバー柿崎李咲は別のアイドル・グループから来た。「(前の)グループは最初に考えていた通りに物事が進まなくて解散しました」と李咲は言う。「その後暫くアイドル活動を休止しました。でも考えてみたら、私はステージでパフォーマンスするのが大好きだし、まだ自分の望みをすべて達成してはいないと気付いたのです」。

2、3年後、ネクロ魔のオリジナルメンバーは瑳里と李咲の二人だけなったが、それは日本のアイドル・グループの運営手法に準じている(多くのグループで脱退するメンバーの「卒業」イベントが開催される)。現在のラインナップは、柿崎李咲、瑳里、夜露ひな、今泉怜、月城ひまり。このラインナップで、今年2月にダーク・メタルにインスパイアされた2ndアルバム『DEATHLESS』をリリースした。収録された楽曲は主に外部の作曲家が作ったが、そこにメンバー自身の意向が強く反映されているーーそれは他の殆どのアイドル・グループの創作プロセスとは明らかに対照的である。アルバムは死やギリシャ神話に多くの題材を得たヘヴィな歌詞に溢れている。それにも拘らず、アルバム全体は、キャッチーなフックとハイテンションなスタイルに貫かれている。



ネクロ魔だけが今の日本でメタルとポップの境界をなくそうとしている存在ではない。多くのバンドが、ストリングスをフィーチャーしたり、非メタル的なヴォーカルの反復を取り入れたりして、ジャンルを拡張している。「伝統と新しいものの境界は曖昧になっています」とメタル・インスト・バンドOVUMのリーダーNorikazu Chibaは言う。「本当に伝えたいことを昔より自由に表現することが出来ます」。たいてい小規模で薄汚い会場に集まるファンはメタルヘッズと一般のロックファンのミックスで、いずれも純粋なメタルバンドが好む古風な地下の会場を避けている。ネクロ魔の場合は、観客はモッシュピットで暴れたがる一群と、ヲタ芸に興じグループの曲にあわせフリコピするファンに別れている。

「メタル・ファンとアニメ・ヲタクはとても似ていると思います」とLoopriderの創設者のRyotaro Aokiは言う。「深くて幻想的な世界を心の中に創り出して、それが別の現実になるのです。メタルは世界の創造のようなものです。テクスチャーとアトモスフィアとストーリーを通してヘヴィネスを創り出せるのです」。

ネクロ魔はこのリストの他のバンドと同じく、日本でのメタルの意味の境界を拡張している。「アイドルの寿命は比較的短い」と李咲は言う。「でもネクロ魔として、私たちはやり続けて、ネクロ魔独自のジャンルを突き進みたいのです。自分たちだけのものにするのです」。
その気持ちを次のレベルへ引き上げる6つのグループを紹介しよう。

NECRONOMIDOL


『DEATHLESS』は1stアルバム『NEMESIS』よりも早いペースで制作された。「スケジュールはとてもタイトでした。歌詞とヴォーカルのメロディーがレコーディングの3日前に届いて、直ぐにスタジオ入りして録音しなければなりませんでした」と夜露ひなは言う。短期間の作業にも関わらず、アルバムは、シンセ・ポップ・ナンバー「Skulls In The Stars」から伝統的なメタル「End Of Days」まで、この5人組がこれまでリリースした中で、最も集中力があり自信に満ちた作品になった。

「(昨年のミニ・アルバム)『From Chaos Born』の時は、自分の意見を言いたいと思っても、言ってはいけないかなと思って黙っていました。聴き返してみて、やっぱり言うべきだったと反省しました」と柿崎李咲は言う。「『DEATHLESS』では、自分の意見を言う必要がある時は、言うようにしました」。

最新作に表現され、聴かせるのはテンション(緊張感)である。「ラウド・ミュージックを歌うアイドルの多くは、音楽に合わせた歌い方をしています。でもネクロ魔に感じるのは、ヴォーカルと実際の楽曲のサウンドとの間の多くのアンバランスーー良いアンバランスーーがあることです。不確実な感情、それを私たちは追求したいのです」と柿崎は語る。

NECRONOMIDOL - ITHAQUA



Vampillia


大阪出身のグループVampilliaはすべてをドラマティックに変えてしまう。ギタリスト、ヴァイオリニスト、ピアニストを含む10人を超えるメンバーを擁し、幅広いゲストを迎えて目紛しい創造活動をしている。これまでにエレクトロニクスのプロデューサーμ-Ziqや日本のノイズの先駆者Merzbowとコラボした。

Vampilliaは数多いスタイルを持っているが、メタルが彼らの発作的なサウンドの中心にある。例えば「Endless Summer」は、ピアノの爪弾きにあわせたスポークン・ワードのモノローグではじまり、突然激しいギターのフィードバックに突入し、ヴォーカルの叫びで頂点に達したあと、再び洗練されたパッセージへ戻る。Vampilliaの捩じれたストリングスにアクセントを置いたメタルへのアプローチは、最近の戸川純とのコラボレーション・アルバムに明らかに表現されている。大阪の彼らがこの日本のセレブ歌手のバック・バンドを務め、彼女の曲をドライヴするギターとヴァイオリンで再創造しているのだ。

戸川純 with Vampillia / わたしが鳴こうホトトギス / MUSIC VIDEO



OVUM


東京の4人組OVUMのリーダーNorikazu Chibaによると、2ndアルバムが出るまで多くの人は彼らを伝統的なポストロック・バンドと看做していた。「その頃から、サウンドによりヘヴィでよりアグレッシヴなアプローチを進めました」とChibaは言う。「今は自分たちのスタイルを“メタルよりのインスト・ロック”と定義しています」。ヨーロッパ・ツアーに刺激されたこの変化は、OVUMのギター・ディストーションとヘヴィ・ドラムの比重を増すことになった。昨年の雷鳴のようなアルバム『Nostalgia』と同胞の日本のバンドa picture of herとのスプリット・シングル「Cinder」で聴けるように。

「僕等はメタル的なアプローチをしているかもしれませんが、純粋なメタルバンドではありません」とChibaは言う。彼らは現在次のアルバムをレコーディング中。ハイライトはよりハードエッジなインストゥルメンタル・アプローチの自信に満ちた成長ぶりである。

OVUM - Cinder



Looprider


東京の4人組Loopriderは自らを特定のジャンルに限定しない。これまでの3枚のアルバムを通じて、シューゲイズとハードコアをその他のスタイルと融合してきた。「でもメタルはいつも頭の中にありました。リフが好きだし、大音量のディストーション・ギターも好きだし、自分自身の世界を創り出せるバンドが好きなんです」とバンドの創設者Ryotaro Aokiは言う。彼はBorisの大ファンでもある(「彼らは様々な異なるスタイルとジャンルを取り入れていますが、僕にとってはその多くがメタルとヘヴィ・ミュージックの基礎の上に築かれているのです」)。Loopriderの音楽はハーシュなスピード・ナンバーを集めたアルバム『Ascension』に代表されるようにしばしばメタルのテリトリーに入る。今年リリースしたアグレッシヴなギター中心のパッセージを多くフィーチャーした25分の長尺ナンバー『Umi』にも顕著である。Aokiが言うように、最新作をメタルと呼ぶのは言い過ぎだが、ヘヴィな要素は確かにある。

Looprider - "Mustafar"




Legion of Andromeda


この東京の二人組はインダストリアル・ミュージックとブラック・メタルを粉砕する境界線をぼかし、繰り返しを最大限に活用する。デビュー・アルバム『Iron Scorn』のライナーノートは「全体的な憎しみに満ちた残酷なほどヘヴィな7つのスラブ。世界は死に絶え人類はクソである」と記している。スティーヴ・アルビニが録音とミックスを担当した楽曲は、この記述にかなり忠実なサウンドを提示する。対抗できるのはGodflesh、アルビニのバンドShellac、そして日本のブラック・メタルとノイズの融合ユニットEndonくらいだろう。しかし二人のメタルをぶん殴るようなアプローチは、このリストの中でもっとも対立的なエントリーと言える。そのスタイルは彼らのインタビューにも及ぶ。「オレ等はどのシーンにもフィットしない」と彼らは言う。日本のメタルの状況を尋ねられると「クソだらけ」と答えた。

Legion Of Andromeda - Scourge Of Pestilence




pale


このリストの中で最も若いバンドpaleは2016年夏に結成された。それ以前に彼らは別のバンドで3年間一緒にプレイしていた。ヴォーカリスト Sakaguchi Junichiro, ギターのWatanabe Hirofusa、ベースのYoshida Kensukeの3人は大学の同じ音楽サークルに所属しており、お互い長年の知り合いである(ドラマーのOikawa Yukiは後に参加した)。今までに2月にデモEPをリリースしただけだが、その2曲は迫力に満ち、叫びに満ちたヘヴィなアプローチを提示している。彼らの曲はスタート/ストップの繰り返しで突進するのが常で、幾分静かなパッセージもあるが、すべてSakaguchiのしわがれた吠え声に貫かれている。デモの曲は5分に満たないが、短い時間に曲がりくねった展開が多数ある。彼らの存在は、若い世代がメタル・サウンドを進化させようとしていることを想起させる。

pale - (Demo EP) ( first demo album )


にっぽんの
メタルの世界の
レボルーション

6月13日 渋谷 WWW
NECRONOMIDOL
「SCREAMING FOR VENGEANCE」
ONE MAN TOUR 2017年
〜原点振り返りツアー〜
「BLOOD RED SKIES」
OPEN 19:00 / START 20:00
ADV. ¥2500 / DOOR. ¥3000

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灰野敬二・哀秘謡/渚ようこ/DJ2741(ふなよい)@新宿JAM 2017.5.13(sat)

2017年05月17日 02時13分39秒 | 灰野敬二さんのこと


Nightclub of Particulates

渚ようこ
 演奏:花園臨界実験所 
 ギター・ベンジャミン・オイカワ 
 ベース・的場慎太郎 
 オルガン、ピアノ・たけやん(鍵盤屋)
 ドラム・長谷革ナオヤ
 躍り子・デリシャスウィートス
灰野敬二( 本イベントの為に「哀秘謡」を再結成。メンバー未定)
DJ:DJ2741

企画・Sound・Of・Elegance  協力・ちろ



2000年代初め、新宿ゴールデン街のバー「裏窓」のライヴ「十人劇場」に灰野敬二が出演した時、終演後に渚ようこが現れて、そのまま灰野を自分のバー「汀」へ連れて行ってしまったことがある。灰野にライヴの感想を伝えられなく残念な思いをした記憶がある。その頃はピンと来なかったが、あれから15年近く経って、渚ようこが灰野と対バンイベントを企画することを知って、灰野への思いの強さを思い知った。実際最近の灰野ライヴに渚の姿を見ることも何度もあった。「微粒子のナイトクラブ」と名付けられた会場の新宿JAMは椅子が並び場末の安キャバレーの雰囲気がある。

●渚ようこ


名前も顔も知ってはいたが、きちんとライヴを観るのは初めてに近い。ガレージ歌謡GSを想像していたが、フェイクやパロディ要素は皆無で、本気で日本の心を歌おうという気概に溢れている。この日は「歌謡曲」がテーマなのでベタな演歌のカヴァーもあるが、どれも渚自身のレパートリーとして昇華されている。特に「津軽海峡冬景色」の絶唱はジャニス・ジョプリンを彷彿させた。サンタナのような泣きのギターとグルーヴィーなハモンドオルガン、ゴーゴーダンサーのデリシャスウィートスの3人娘も印象的な魅せる要素満載のステージだった。MCでは田舎から上京してきた頃住んでいた東伏見で灰野の姿を見かけて勇気づけられたと告白した。

渚ようこ - ガセネタの荒野



●DJ2741


一体誰かと思ったら坂本慎太郎だった。ゆらゆら帝国解散後レコーディングや作詞作曲中心で人前には余り出ない坂本のDJは妖しい歌のない歌謡曲や70年代日本のロックで空想されたナイトクラブを妖艶なオーラで満たした。

Cornelius - 『あなたがいるなら』"If You're Here"(作詞:坂本慎太郎)



●哀秘謡


ほぼ9年ぶりのバンド哀秘謡の復活。日本の歌謡曲やGS、唱歌・童謡を歌詞はそのままに、メロディーやアレンジを変えて歌うグループ。メンバーは灰野敬二(vo,hca)、山崎怠雅(g)、川口雅己(b)、山本耕一郎(ds)。以前は灰野がギターも弾いていたが、今回はTHE HARDY ROCKS同様に歌に専念。ハーモニカを含め灰野の呼吸だけが音になるので、より灰野色を強めることになった。曲によってはアレンジが異なるものもあり、初めて聴くような新鮮な気持ちがした。特に際立っていたのは山崎のギターで、60'sサイケデリックロックの香り強いプレイはナイトクラブの狂乱を倍加させるパワーがあった。アンコールに「若者たち」を超高速一分バージョンで演奏し嵐のように去って行った。「哀」に満ちたマイナーメロディーの郷愁が心を赤く染めた新宿の夜だった。

Aihiyo - Why The Two Of Us Here


諦めて
捨てた筈でも
朝まで待てない

【灰野敬二次回のライヴ】


5月21日(日) 中華人民共和国 深セン B10 Live, North District of OCT-LOFT
第四届明天音乐节 4th TOMORROW FESTIVAL

8:00pm 11:00pm
预售 Presale 100元;现场 At Door 120元

不失者 Fushitsusha: 
灰野敬二 Keiji Haino - 人声 Vocals / 吉他 Guitar
森重靖宗 Yasumune Morishige - 贝斯 Bass
喜安亮介 Ryosuke Kiyasu - 鼓 Drums

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【新旧ジャケット比較】灰野敬二『わたしだけ?』世界初アナログ再発決定!6月16日リリース

2017年05月14日 02時47分17秒 | 灰野敬二さんのこと


灰野敬二『わたしだけ?』
Keiji Haino – Watashi Dake?

Black Editions, BE-000
LP with Digital Download
2017年6月16日リリース
予約受付中

灰野敬二の伝説的デビュー・アルバムが、当時本人が意図したゴールド&シルヴァーのスペシャル・エディションで、1981年のリリース以来初めてアナログ盤で再発される。

過去50年にわたり、灰野敬二の作品と同じくらい記念碑的で妥協のない作品を作ってきたミュージシャンやパフォーマーはほとんどいない。膨大な数の録音や演奏を通して、灰野は自分自身の分野を主張し、シンプルな分類に反する比類なき強さの言葉を産み出した。このため1981年のデビュー・アルバム「わたしだけ?」は謎に包まれたままだった。伝説的な自主レーベル、ピナコテカから少数限定プレスでリリースされたこのアルバムは、日本でもほんのわずかの人にしか聴かれず、海外ではほとんど聴かれなかった。オリジナルのLPは非常にレアで、世界中で非常に探し求められていた。

『わたしだけ?』は忘れられないヴィジョンを示しているーー見事なボーカル、囁きと叫び、暗い沈黙。 複雑で鋭いギター・サウンドが絡み合い、繰り返し、伸び、恍惚のように暗い秘密の場所から浮かび上がる。その場で書かれ作曲された灰野さんのビジョンは、1920年代のブルースや中世の音楽を彼方から召喚する深遠な精神的な深みにある。黒一色のミニマルなパッケージに伝説の写真家佐藤ジンが撮影した象徴的なカヴァー写真を掲載したこのアルバムは、驚くべき芸術性の宣言である。

灰野敬二と佐藤ジンと緊密に協力して製作されたこの地下音楽の傑作を、ブラック・ エディションズは誇りを持って第一弾のリリースとする。初のアナログ盤でのリイシューであり、 当時灰野と佐藤が意図した金と銀のアートワークでの初めてのリリースでもある。アラン・カミングスによる歌詞とタイトルの英訳も掲載。アルバムには、ボーナス・トラックとして当時の長時間のライヴ演奏のデジタルダウンロードが封入されている。

このスペシャル・エディションは、Elysian Masters社のデイヴ・クーリーが細心の注意を払い丁寧にリマスタリングし、Bernie Grundman Mastering社のクリス・ベルマンがカッティングを担当した。Record Technology Inc. (RTI)社で高品質LPでプレスされ、マット加工の金と銀カヴァーと黒い紙のインサートを備えたStoughton社の特殊印刷厚紙ジャケットに収められている。

Black Editions公式サイト 

36年
時を刻んだ
写真と音楽

スペシャル・エディションのジャケットは佐藤ジンの手元で36年保管され、経年のため酸化し皹割れたゴールド&シルヴァー原版を使ったという。つまり単なる当時のアイデアの再現ではなく、正真正銘のオリジナル仕様なのである。写真は皹割れ埃がついたが、収録された音楽はどうだろう。年月が音楽の聴こえ方を変えたかどうか自分の耳で確認したい。

Original


Special Edition
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【告知】6月2日(金)開催決定!!『盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 vol.2』〜異端DJによる秘教的儀式

2017年05月13日 00時40分00秒 | 素晴らしき変態音楽


盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 vol.2

2017.6.2 Fri  
19:15 open / 19:30 start
Charge ¥1,000 incl. 1 drink

Shibuya DJ BAR EdgeEnd
03-5458-6385
http://www.edgeend.com/index.html
参考地図:この地図のビルの2FがEdge Endです。多少分かりにくいので、迷った時は電話してください。

踊れないDJに特化したDJイベント
異端DJたちの紡ぎ出す異端音楽や異端映像に塗れる秘教的儀式


Avantgarde, Noise, Industrial, Dark Ambient, Neofolk, Punk, Hardcore, Black Metal, Middle-east, Ethnic, Ritual, Medieval, UnderGround,… Everything Weiredness About Music!
FB「盤魔殿 Disque Daemonium 圓盤を廻す會 vol.2」イベントページ

【異端DJたちの聴かせどころ】

DJ Necronomicon ネクロノミコン (aka Takeshi Goda)


36年ぶりにスペシャル・エディションでアナログLP再発される日本地下音楽の衝撃作灰野敬二『わたしだけ?』と地下音楽界最大の謎のカセットレーベル「DDレコーズ」の幻の音源をメインに地下音楽/地下ジャズから地下アイドルまでターンテーブル上の懐胎的交歓会。

鎌田正 (T. Kamada) - Muzikapart (2)




DJ Qliphoth クリフォト(aka Takeo Udagawa)


アングラ演劇の劇中歌中心にスピン。流す曲は 曲馬館 風の旅団 野戦之月 水族館劇場 状況劇場 天井桟敷 J・A・シーザー 黒テント(森田童子) 原マスミ あがた森魚 三島由紀夫 土方巽 凡天太郎 古川壬生 三上寛 友川カズキ 佐井好子 緑魔子 など+ ノイズ 映像は曲馬館 記録映画 風っ喰らい時さかしま




DJ Paimon パイモン (aka Moppy)
今回も日本の80年代を中心に選曲予定です。
普段イベントではかけられないソノシートなんかも引っ張り出して持って行きたいと思います。

Duppi - 三千の夜 (Velvet Night)



DJ Athmodeus アスモデウス (aka Tamotsu Mochida)


サイケデリック、オカルティズム、スピリチュアリズム…そして異端音楽!いつもより瞳孔開きっぱなしのMIXをあなたに!!セカンド・サマー・オブ・デス!!!

ninth faktoria



DJ Bothisボティス(aka MSS)
異郷への憧れと、人外という自覚から表出するペイガニズムとゴシックへの傾倒。体内の潜在意識を揺さぶる異端音楽に身を委ねつつ、イッタらイッタでちゃんと戻ってきてください。

Der Blutharsch and the infinite church of the leading hand: Mighty Might



異端者の
異端者による
異端者のための夜

お待ちしてます。

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【幻のレーベルを求めて】謎の地下音楽カセットレーベル『DDレコーズ』全貌解明の糸口

2017年05月10日 01時50分34秒 | 素晴らしき変態音楽


赤坂BlitzでMaison book girlのワンマンライヴを観た帰りの電車の中で、Dommuneで放映されていた「現代ノイズ進化論」にK2こと草深公秀がゲスト出演していて、DDレコーズの話をしていた。草深が作品をリリースしていたこの謎のカセットレーベルの全カタログが最近Discogsに一挙にアップされたことを知った。これは間違いなく2013年1月の当ブログのコメント欄にDDレコーズの長大な情報を提供してくれたSAMと言うドイツ人の仕業に違いない。あれから4年経ってDiscogsに情報をアップした背景には、地下音楽界七不思議の筆頭に挙げられるDDレコーズへの世界的な関心の高まりがあるに違いない。地下音楽捜査網の一隅を担う者として、このレーベルについて知っているいくつかの事柄をまとめてみた。
百鬼夜行の回想録~80'sインディーズ特集 第10回:忘却の個性派レーベル=D.D.RecordsとL.L.E.

●D.D レコーズ〜失われた幻のレーベル
D.D レコードを知ったのは『マーキー・ムーン』の記事だった。1981年10月発行のVol.6に「INDUSTRIAL TAPE & RECORD FACTORY D.D.レコード」として1ページを割き作品リストと連絡先が掲載された。それによると、山梨大学電子科3年に籍を置いていた鎌田忠が発足したレーベルで掲載時点で2枚のシングル、1枚のソノシート、19本のカセットテープをリリースしていた。カセットは600円、ソノシートは70円という安さ。T.KAMADA名義の鎌田のソロ・プロジェクトを中心に無名のローカル・ミュージシャンや学生音楽家の作品が並ぶ。第五列に続くカセット・レーベルの登場に、興味津々で面白そうなのを数点注文した。届いたカセットにはモノクロコピーのインデックス・カードが付いていて、謎めいた前衛音楽の数々にトキメいた。その中にポルノ映画の女性の喘ぎ声がコラージュされた作品があって、親に聴かれてはマズいと、机の引き出しの奥にしまい込んだことを覚えている(今思えば、なんて純情な少年時代)。

主催者の鎌田は積極的に宣伝活動を行っており、上記の『マーキー・ムーン』の記事の他に、『フールズ・メイト』の自主制作盤レビュー(秋田昌美・北村昌士)に何度も取り上げられた。また、ピナコテカレコード発行の『インディペンデント・ジャーナル』(83)には2ページにわたり鎌田自身の言葉でレーベル紹介が掲載されている。さらにアメリカのプログレッシヴ・ロック専門誌『EUROCK』にアプローチして編集長のアーチー・パターソンに気に入られ、カセット作品が同誌を通じて海外に輸出された。80年代なかばの『EUROCK』に2号連続で掲載され、レーベル概要/20名の参加アーティストの紹介/180作に上る作品リストとともに、「(D.D レコードは)単に商業的な計算の上で市場参入を目指す試み(ストレートなビジネスや気取ったエゴイスト戦略)とは全く異なり、全てにおいて高い水準に貫かれた、音楽のための音楽」であり、「間違いなく、世界最高のアンダーグラウンド・エレクトリック・ミュージックを制作する、世界有数のアマチュア・コレクションである」と賞賛された。

1980年9月〜1985年の4年余りの活動期間にD.Dレコードからカセット作品をリリースしたアーティストは高校生・大学生を中心に延べ30名を超える。作風は電子音楽、エクスペリメンタル、ノイズ、即興音楽、前衛ロックなど様々だが、ブライアン・イーノやタンジェリン・ドリームに影響されたという鎌田のカラーが色濃く、ソロ・アーティストによるエレクトロニクス・ミュージックが一番の特徴といえる。

鎌田は1984年に山梨大学を卒業して実家のある名古屋へ戻り、1年ほど音楽活動をしていたが、85年に結婚して県外へ移ると言い残したまま、現在まで消息不明。200作近い膨大な作品群は、再発はおろか、現物を確認することすら困難で、レーベルの全貌は謎に包まれたままである。
【参考音源集】『ラジカセ for フューチャー』掲載「めくるめく地下音楽 幻のカセットレーベルをめぐって」

●所属アーティスト
T. Kamada
: organizer, music & electric engineer. A modern dadaist he's made electro-dry-pop and cool-industrial musics.
K. Yoshimatsu: A stoic guitarist. His aim is to combine European aesthetic with Eastern guitar/synthe themes.
K. Usami: An improvisational organist. He tries to convey the colder emotions of life. Also leader of the Ironic Afternoon Orchestra.
Y. Fujimoto: Does works as Pop Company. Practices musical malformation ethic done with a dadaist spirit.
Juma: Band of music extremists whose music embodied rock, Germanics, minimal tendencies and was based on sin, beauty and death.
N. Takemura: Arumekat Oiron is his band. He twists old Japanese music into new forms and sensibilities.
T. Isotani: Sax player who works with many bands. Solo ethic is filled with 4th world feeling.
N. Nishikubo: A new wave guitarist, who makes solo works of treated guitar.
A. Koshi: Guitarist and vocalist with tendencies from Fripp and Bowie.
F. Yasumura: Exotic female vocalist.
T. Kuramoto: Improviser of flute and guitar. Brain behind Ironic Afternoon Orchestra.
T. Ohta: Modern urban pop activist.
T. Nakamura: Shy and humourous bassist, plus master of applied chemistry. He believes improvisation must be controlled.
H. Kobayashi: Heads the band Yamira-Micha whose style is based on old Japanese percussive and vocal ideas - words are sounds.
S. Ueo: Keyboardist and drummer whose style is influenced by German progressive rock.
H. Osada: Inorganic synthe music. Cool and lively.
A Turuta: Synthesist who produces cold electro-pop without commerciality.
A. Mori: Inorgnaic composer of synthe and guitar works. 17 years old.
M. Ushioku: Alternative maker of noise and tape manipulation. Also age 17.
S. Debuchi: Student of art and video who works with effected guitar and noise techniques.
Y. Ohi: Zen music artist who works with old Japanese instruments and modern synthe technology.

完全カタログ
DT01 T. KAMADA: HOME MADE MUSIC 1980/1
DT02 K. USAMI: NATURE SILENT
DT03 K. YOSHIMATSU: PVLS
DT04 POP COMPANY: SOAP
DT05 T. KAMADA: HOME MADE MUSIC 1980/2
DT06 T. KAMADA: HOME MADE MUSIC 1981/1
DT07 JUMA: FAUST AND LOST
DT08 ARUMEKAT OIRON
DT09 T. KAMADA: ENDLESS MUSIC
DT10 T. ISOTANI: TANTUS AMOR
DT11 JUMA: JURASSIC CYCLE
DT12 Y. NISHIKUBO: COMPOSITION 8101
DT13 KAMADA/KOSHI: LIVE N113
DT14 USAMI/KAMADA: TRIAL AND ERROR
DT15 260: I'M AFRAID OF DEATH
DT16 JUMA: AQUA COSMOS
DT17 K. YOSHIMATSU: MIRROR INSIDE
DT18 Japanese Title [this part is struck out and the actual title is written in. I'll have to find the characters online]
DT19 T. ISOTANI: WARNING
DT20 A. KOSHI: DRESSER
DT21 F. YASUMURA: PRE-CHAOS
DT22 ARMEKAT OIRON: LIVE IN MY ROOM
DT23 ISOTANI/YOSHIMATSU: TRYPANOSOMA
DT24 JUMA: CROSS PARALLEL
DT25 SHOUSHOUSA
DT26 VINYL BOMB: NO CUT
DT27 T. KAMADA: MEDICAL MUSIC
DT28 JUMA AMMONITE LEGEND
DT29 K. YOSHIMATSU: PHYSICAL FALL
DT30 FUJIMOTO/ISOTANI: MUSIC FROM BREAD FACTORY
DT31 T. KURAMOTO: OUTTAKES
DT32 K. YOSHIMATSU: EULID COCOON
DT33 KAMADA/KOSHI/NAKAMURA: H.M. MUSIC 1981/4
DT34 STRANGE DELIGHT IN HER BREAST
DT35 TOGETHER: XMAS TAPES
DT36 T. NAKAMURA: PAYSAGES
DT37 JUMA: OCEAN ZERO
DT38 PUPPETS SYSTEM: HUMAN MARMOTT
DT39 Japanese Title [ditto on this one]
DT40 K. USAMI: REIMU
DT41 VILLA: PICTURES OF ARAB
DT42 T. ISOTANI: THE FOG HORN
DT43 K. YOSHIMATSU: SPHERICAL VOYAGE
DT44 AREMEKAT OIRON: THIS PUPA
DT45 T. KAMADA: AFTER MUSIC
DT46 H. OSADA: INTERCOMMUNION
DT47 A. TURUTA: PROJECT/THIRD
DT48 ARMEKAT OIRON: I. R. RUPO
DT49 TRE: ARAB VS CHINA
DT50 ENSEMBLE TRAUMA: 60 FRAGMENTS
DT51 T. ISOTANI: HUAGES
DT52 T. NAKAMURA: TAPIRS DREAM
DT53 Japanese Title [as above]
DT54 VADOS
DT55 K. YOSHIMATSU: PENTAGRAM MAGIC
DT56 POP COMPANY: ETIHS IACO JONAK
DT57 ENSEMBLE TRAUMA: VERTICLE MUSIC
DT58 NEW HORIZON
DT59 T. KURAMOTO: ZEN JUNRUI SOUSHIKI I
DT60 K. YOSHIMATSU: MELANCHOLY MIX
DT61 TRE: WAR
DT62 ISOTANI/YOSHIMATSU: ETERNAL MORNING
DT63 SYSTEMS PROJECT: YELLOW ICE CREAM
DT64 IRONIC AFTERNOON ORCHESTRA: PERFORMANCE
DT65 BUTSUMETSU AIKOU KAI
DT66 K. YOSHIMATSU: FOSSIL PAPILLON
DT67 MATSUSHIMA/ISOTANI: DISTANT MELODIES
DT68 K. YOSHIMATSU: POPLAR
DT69 ISOTANI/KURAMOTO: FOR Y
DT70 SYSTEMS PROJECT: SYMIC P
DT71 IRONIC AFTERNOON ORCHESTRA: 2
DT72 MORI/USHIOKU: WORKS 2/BLOCK 64
DT73 USAMI/KAMADA: HISAICHINO YOAKE
DT74 CATDOG: LEMONDOG
DT75 MORI/TAKIGAWA: KONNA HAZU DEWA NAKATTA
DT76 CATDOG: DIRTY MUSIC
DT77 Y. OHI: SUE
DT78 ANEMIC PUPA: HIGAN BANA
DT79 S. IZAWA: KIT/PARTS
DT80 Y. TABATA: USAGI TACHI NO NASTU [probably should be "NATSU"]
DT81 S. SUZUKI: VANDALISM
DT82 K. YOSHIMATSU: CURIOS
DT83 POP COMPANY: MEET THE POP COMPANY
DT84 KURAMOTO/KAMADA: VOICE MUSIC
DT85 OMNIBUS: OMNI #1
DT86 OMNIBUS: OMNI #2
DT87 OMNIBUS: OMNI #3
DT88 TO. ISOTANI: BOKUNO SUKINA ZENSEIKI
DT89 GIJI SEIMEITAI: GAI YOU YAKU
DT90 CATDOG: CRAFT WORKSHOP
DT91 H. OSADA: KIRI KIRI
DT92 CATDOG: DOG'N'DOLL
DT93 Y. OHI/T. KAMADA: COLLABORATION
DT94 SYSTEM PROJECT: 1010 FINAL ROUND
DT95 USAMI/ISOTANI: PIGEON BLANC
DT96 FUJIMOTO/ISOTANI: AKARUI PANYA SAN
DT97 MORI/TAKIGAWA: HENGLESPIN
DT98 K. YOSHIMATSU: LAST LIZARD
DT99 CATDOG: DIARY MUSIC 2
DT100 K. YOSHIMATSU: STRAWBERRY SECRET
DT 101 ANAL PRODUCT: LIVE OCT '82
DT 102 Y. OHI: UKI YO
DT 103 K. YOSHIMATSU: LIFE IN THE WATER
DT 104 ANAL PRODUCT: LIVE JAN. '83
DT 105 T. ISOTANI: STAINLESS WHALES
DT 106 T. ISOTANI: NUAGES 2
DT 107 JUN: DAYDREAM WORLD TOUR
DT 108 A. OIRON: MUSIKAKU MUSIC
DT 109 T. KAMADA: ICE MUSIC
DT 110 H. OSADA: GRANDSTAND PLAY
DT 111 K. YOSHIMATSU: PASTEL NOSTALGIA
DT 112 SETUNA: ATSUMONO....
DT 113 A. ORION: CTHULHU MYTH
DT 114 K. YOSHIMATSU: EMERALD ECLIPSE
DT 115 ANAL PRODUCT: LIVE FEB. '83
DT 116 T. TUKIMOTO: FIRST CONTACT
DT 117 A. KOSHI: COLOUR
DT 118 ANAL PRODUCT: OUTTAKES
DT 119 A. ORION: MUSIK
DT 120 Y. FUJIMOTO: CHAOS & SILENCE
DT 121 FUJIMOTO/USAMI: NO FUTURI
DT 122 K. USAMI: FUUKEI BYOUSHA
DT 123 CATDOG: DRIP DROP
DT 124 Y. OHI: MORI NITE
DT 125 T. NAKAMURA: DISTANT SESSION
DT 126 ANAL PRODUCT: COL. 1982
DT 127 T. TUKIMOTO: MAD AS A MARCH HARE
DT 128 T. KAMADA: PLAY THE MUSIC
DT 129 T. KAMADA: RE MUSIC
DT 130 NNP: NEW NOISE PARTY 1/2
DT 131 THESE: THESE #1 LIVE
DT 132 H. OSADA: INTERPLAY
DT 133 THESE: THESE #2 LIVE
DT 134 ENSEMBLE TRAUMA: ...WORLD OF
DT 135 H. OSADA: PLOT
DT 136 OYSTERS: DIE NEUE MUSIK
DT 137 MELON SHOP: MS
DT 138 K. YOSHIMATSU: SEPIA REMINISCENCE
DT 139 ANEMIC PUPA: SEMETE
DT 140 YOSHIMATSU/KAMADA: MEMORY WHITE
DT 141 5C: EX 1
DT 142 5C: EX 2
DT 143 5C: EX 3
DT 144 5C: EX 4
DT 145 THESE: THESE 3
DT 146 KM2: LIVE
DT 147 CAT MOON GIRL: MESS OF AFTER NOON
DT 148 FUJINUMA/USAMI: EXTERMINATOR
DT 149 C. ONDO: NEUTRAL TEMPERATURE
DT 150 H. OSADA: REFINEMENT
DD. Records (Sam)
2013-05-02 04:41:37
DT 151 K. YOSHIMATSU: COMMERCIAL ROMANTICS
DT 152 T. ISOTANI: ANGEL HAIRS
DT 153 T. NAKAMURA: CHEMICAL AB
DT 154 T. FUKUI: PROJECT UNIT 4
DT 155 KAFKA: STUDIO BOOTLEG
DT 156 K. KUSAFUKA: RE MUSIK
DT 157 COLLABORATION: 8/28
DT 158 T. FUKUI: REVIVAL
DT 159 ISOTANI/FUJIMOTO: YOGOTO...
DT 160 YAMIRAMICCHA: OTOZURE
DT 161 SMILE STYLE: SS
DT 162 K. YOSHIMATSU: C'EST LA VIE
DT 163 N. KASUGAI: THE SUNDAY
DT 164 K. KUSAFUKA: DEMISE SYMPHONIKA
DT 165 K2: MUSIKALCHEMY
[166 is missing. List simply skips it.]
DT 167 TUKIMOTO/KAMADA: D OF U
DT 168 CATDOG: ACCELERATION
DT 169 SMAU: SHINRIN KITAN
DT 170 CATDOG: BLOOD GIGI
DT 171 GERY "P" BUTTONS: BA BI ARCH
[172 is also skipped.]
DT 173 NAKAMURA/USAMI: LIVE ET AL.
DT 174 THESE: THESE 4
DT 175 T. FUKUI: NIGHT OF CHAOS
DT 176 OMNIBUS: OMNI 4
DT 177 K. YOSHIMATSU: TROJAN BLUE
DT 178 USAMI/ISOTANI: FICTIVE DAYS
DT 179 TECHNO MEMSES: REQUIEM IN THE SUN
[180 and 181 are skipped]
DT 182 MOSQUE OF TORMENT: MOT

サーカディアンリズム - Shela


探索隊
地下に眠る
音楽発掘

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