A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【DRIVE to 2100】くじら/テンテンコ/カトラ/PHEW/NON/コンクリーツ/TACO

2016年12月05日 02時05分48秒 | 素晴らしき変態音楽


今年開店40周年を迎えた新宿ロフトの記念イベントの一環として『DRIVE to 2100 』が開催されます。
これはライブハウス・イベントの原型となった「DRIVE to 80s」、その流れを汲んで10年おきに開催された「DRIVE to 2000」「DRIVE to 2010」と続くDRIVE toシリーズの番外編。ロフトと共に歴史を重ねたイベントがさらに未来に向かいます。(EATER ON LINEより)

SHINJUKU LOFT 40TH ANNIVERSARY
DRIVE TO 2100 4DAYS

OPEN 18:00 / START 18:30
ADV¥3500 / DOOR¥4000 ※通し券(11/29,11/30,12/1,12/2の4公演)あり ¥10,000

80年代のインディーズ・シーンの歴史を語る上で欠かせないイベントが新宿ロフトで1979年8月28〜9月2日の6日間開催された「DRIVE to 80s」である。カメラマンで後にインディレーベル「テレグラフレコード」を立ち上げる地引雄一等を中心に企画され、名古屋や関西のバンドを含め当時の日本のパンク/ニューウェイヴ系のバンドが総出演した画期的なイベントだった。思い返せば同年ライヴハウス通いを始めた筆者も興味を持ち高校の友人を誘ったが反応が悪くて行かずじまいだった。「DRIVE to 2010」は2009年10月に1ヶ月間開催された。参戦したのはDVDにもなった原爆スター階段と灰野敬二+チコヒゲの二日だけだったが、噂によるとキノコホテルのマリアンヌ東雲はほぼ全通(&泥酔)したらしい。いずれも同時代の自覚的なライヴ活動を行うアーティストが一同に会し、その先の時代を予感させる化学反応を起こすイベントだった。
DRIVE TO 2010:非常階段、スターリン他@新宿ロフト 09.10.10(sat)
DRIVE TO 2010:灰野敬二×チコヒゲ他@新宿ロフト 09.10.11(sun)

それらに比べると今回の「DRIVE to 2100」は“番外編”として未来への土俵作りというより現状報告的意味合いが強い気がする。もちろん七尾旅人の出演したDAY2は客層は若く動員も良かったのかもしれないが、筆者が参戦したDAY3,4は80年代に活動したバンドが中心で出演者も観客も高年齢。今年はアイドルイベントで新宿ロフトへ来ることが極端に増えたので、年配者だらけのロフトはまるで別世界のような気がする。ノスタルジーを求める同窓会的な空気は確かにあるが、ステージに見入る観客の熱意はドルヲタやパンクキッズに負けてはいない。還暦を超えた『ロック』の在るべき姿は、未来に向かって猪突猛進するだけではないことが明らかになった今、(恐らく)この場に集った者の誰ひとりとして生き長らえることのない2100年へ向けてのメッセージとしてこのイベントは相応しい。


DAY3

カトラトゥラーナ / くじら / ムーン♀ママ(PIKA+坂本弘道) / 佐藤幸雄とわたしたち / 初音階段
【BAR STAGE】テンテンコ / 黄倉未来 / ju sei / コルネリ / フロリダ / PIKA

●くじら


80年代大好きだった。ハードコアやポジパン、テクノやエレポップ全盛時代にノスタルジックなメロディと茶目っ気ある歌心が新鮮だったくじらは、35年経ってもやはり何処にも属さない新鮮な風味に溢れている。ノンビブラートの大正歌謡歌唱法はロカビリーの香りがする。

●PIKA+テンテンコ


BARステージは「DRIVE to TENTENKO」と題してテンテンコが企画するイベント。あふりらんぽのPIKAとのデュオでは、同じ顔ペインティングでビュークのような格好で電子ノイズとドラムが対峙するカラフルセッション。アイドルだから成し得る振り幅の広さを堪能したい。

●カトラトゥラーナ


カトラで一番好きなのは『マーキームーン第5号』の付録ソノシート「Mortera In The Moonlight」なので、その後の正規リリーズで聴けるサウンドに今ひとつ乗り切れなかったが、初めて観るライヴステージは思ったよりもチェンバーロック色が強く、変拍子ビシバシのレコメン系だった。化粧の効果で年齢による衰えは全く感じさせない。


DAY4 FINAL

恒松正敏グループ(ゲスト:鶴川仁美) / NON BAND / TACO(山崎春美/佐藤薫〔EP-4〕/末井昭/後飯塚僚) / Phew
【BAR STAGE】< J-TOWN STYLE 2100>コンクリーツ / バチバチソニック / タマテック / N13他ゲスト多数

●PHEW


元アーント・サリーという枕詞は必要ないPHEWのエレクトロ二クス・ソロは完全に定着したようだ。以前観た時はインスト中心だったが、この日は歌が多くてある意味で聴き易く、ある意味でより抽象性の高い世界が生み出された。ラストナンバーの三拍子のリズムマシーンのイントロで「終曲」が来るか!と思ったら新曲だった。

●NON BAND


80年代女性ロッカーの象徴的存在のNONこそ35年のタイムトンネルを通って21世紀に蘇ったかの如く、明るくハッチャけたパフォーマンスを展開する。山岸騏之介のバイオリンプレイが感情をダンスさせるオーラを放つ。

●コンクリーツ


バーステージは大所帯バンド、コンクリーツの周辺アーティストによるお祭り企画。様々なゲストが入れ替わりで参加したらしい。エンターテイナーとして高度な芸を30年以上提供して来たにJ-TOWNのパワーを証明するように満員御礼のステージだった。

●TACO(山崎春美/佐藤薫〔EP-4〕/末井昭/後飯塚僚)


「DRIVE to 2100」のトリを飾るのは、地下音楽界から刺客・山崎春美率いるタコ。EP-4の佐藤薫(ds,electronics)、マイナー時代の盟友・後飯塚僚(viola)、編集者の末井昭(as)という布陣で言葉とサウンドとビートが交錯する世界はノスタルジーとは別世界、かと言って現在進行形の宇宙とも別次元のタコワールドを現出した。末井のサックスは非音楽者ならではの異能プレイ。手前味噌だが、筆者のサックス演奏に似てる気がした。ほぼ一年前のロフトでタコを観た時は過去がフラッシュバックしたのが興味深い。
【回想独白】TACO、ガセネタ/A-MUSIK@新宿LOFT 2015.11.17(tue)に想う

十字屋の
サイケコーナー
亜熱帯

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フリーペーパー【Rooftop12月号】『地下音楽への招待』インタビュー&レビュー掲載(リンク有り)!!!!

2016年12月03日 02時30分52秒 | 書物について


Rooftop(ルーフトップ)という名のフリーペーパー。判型:B5/頁数:40頁(オールカラー)/定価:無料/発行形態:月刊/発行部数:55,000部/発行日:毎月1日/配布店:全国の大型CD店、書店、雑貨店、ライブハウス等 約350店舗


【インタビュー】鼎談:剛田武×加藤彰×地引雄一
「地下音楽への招待」の主人公は人でも音楽でもなく場 / その時代の影響を強く受けているからこその凄み/ 地下音楽と地下アイドルは似ている


【レビュー】地下音楽への招待 / 剛田武
日本のロック、パンクの裏面史を理解したい人には絶対の本。40周年を迎える新宿ロフトのオーナー平野悠氏による"ライヴハウス目線”のブックレビュー。

対向面
畑中階段
インタビュー

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【JazzTokyo#224更新】デイヴィッド・S・ウェア没後リリースの2作のCD『ライヴ2014』『バース・オブ・ア・ビーイング』

2016年12月01日 00時44分09秒 | ネコ動画

Courtesy of AUM Fidelity

ジャズ/即興音楽/前衛音楽の情報サイト『JazzTokyo - Jazz and Far Beyond(ジャズとその先へ)』の最新号が更新されました。


#1359 『David S. Ware & Matthew Shipp Duo / Live in Sant’Anna Arresi, 2004』
デイヴィッド・S・ウェア(ts)とマシュー・シップ(p)の初のデュオ・アルバム。17年間の共演歴に培われた41分の即興演奏に、<スピリチュアル・ジャズ>という言葉を、生まれ落ちた時の汚れのない裸体に巻き戻す魔法の力を感じる。



連載第18回 ニューヨーク・シーン最新ライヴ・レポート&リリース情報
デヴィッド・S・ウェア『バース・オブ・ア・ビーイング』に関する親子の体験(by キア・ニューリンガー)とアース・タンズの有機的なライヴ体験(by シスコ・ブラッドリー)



Courtesy of AUM Fidelity

没しても
遺作のパワーで
不死となり

David S. Ware Quartet - En Concert


David S. Ware - saxophones
William Parker - bass
Matthew Shipp - piano
Guillermo Brown - drums
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【LLE Label Discography】ネガスフィア/ラクリモーザ/多加美/リビドー/パイディアetc.

2016年11月30日 01時46分00秒 | 素晴らしき変態音楽


L.L.E.
芸術指向の創造的音楽家達の、音楽演奏家による自主企画活動の共同体。またそのレコードレーベル。

LP, 12inch
『精神工学様変容/V.A.』 PM-1001 1982.01 LP
-

A1:無為 / パイディア
A2:カード / パイディア
A3:Hontaiji Telephone 2番 / カトゥラ・トゥラーナ
A4:Hontaiji Telephone の新しいシッポ / カトゥラ・トゥラーナ
A5:ボーフラ / メタモルフォーゼ
B1:ヘラクレス / メタモルフォーゼ
B2:No More Rainy Day / ネガスフェア
B3:来迎鬼 / Unit-3

Recorded At – Freedom Studio
Remixed At – CBS/Sony Roppongi Studio
クレジット
Bass – 斎藤千尋* (tracks: A3, A4), Masanori Kanda (tracks: A1, A2), ナカノ ヤスヒロ* (tracks: A5, B1)
Drums – 田中信幸* (tracks: A3, A4), Shingi Niyama (tracks: A1, A2), トヨシマ シンイチ* (tracks: A5, B1)
Guitar – フジイ フミオ* (tracks: A5, B1), Shigyoshi Hosoda (tracks: A1, A2)
Keyboards – ニシモト カナエ* (tracks: A5, B1)
Liner Notes – Naohiro Yamazaki
Piano – 斎藤史彦* (tracks: A3, A4)
Synthesizer – Osmu Sakamoto* (tracks: A1, A2)
Violin – 松井亜由美* (tracks: A3, A4)
Vocals – Mad Jimmy (tracks: A1, A2)
Voice, Performer [Etc.] – 広池敦* (tracks: A3, A4)
ノート
Track B3: Recorded at Freedom Studio. Remixed at CBS Sony Roppongi Studio.
Special thanks to Takeo Udagawa.

『Dual Cosmos/宇江須文左衛門グループ、カレイド・スコープ』PM-1002 1982.02


WES SIDE
A1 Dizzy
A2 I Remember Bird Composed By – Wes M*
Wes Side recorded January 23, 1982 at Bea Pot Studio
KALEIDO SIDE
B1 Empty Storm Composed By – K. Kawasaki*
B2 Halcion Drift Composed By – S. Yamazaki*
B3 Product Mix Composed By – S. Yamazaki*
B4 Praha Lady Composed By – S. Yamazaki*
Kaleido Side recorded December 25, 1981 at Bea Pot Studio

Alto Saxophone, Composed By, Soprano Saxophone, Bells, Bongos – Wes Monzaemon (tracks: A1, A2)
Design [Lay Out] – C. Kitahara*
Drums – Hideyuki Ishigaki (tracks: B1 to B4)
Drums, Gong [China Gong] – Shinji Niiyama (tracks: A1, A2)
Electric Bass – Hiroshi Handa (tracks: B1 to B4)
Electric Bass, Bells – Masanori Kanda (tracks: A1, A2)
Engineer [Recording Engineer] – T. Hanya*
Photography [Cover Photo] – M. Kanda*
Piano – Chien Kitahara (tracks: A1, A2)
Piano, Synthesizer, Strings – Kaoru Kawasaki (tracks: B1 to B4)
Synthesizer, Strings – Ikuko Sasahara (tracks: A1, A2)
Tenor Saxophone – Shinichiro Yamazaki (tracks: B1 to B4)

『無幻夢/V.A.』 LLE-1003 1982.03 LP


A1:凍結少年 / メトロファルス
A2:インスタント エネミー / メトロファルス
A3:Celebration / 電動マリオネット
A4:Negative / 電動マリオネット
A5:奇妙 / パイディア
A6:砂漠のさえずり / メタモルフォーゼ
B1:Breath / クラスナヤ・ローザ
B2:Mirai (ラウズ) / Libido
B3:生きた身体で夢に入った / ジャジュカ
B4:ナルシストの変貌 / ギャルズ ぺにす
B5:愛はマネー / ギャルズ ぺにす

『FREE ASSOCIATION 自由連想法/國盛実吉ユニットKUNIMORI SANEYOSHI UNITS』 IMI-1004 1982 LP
-

A1 Made In J. J.
A2 R. Army Poisened Pie
Drums – Senjin Ishii
A3 Inner Switch
Guitar – Wess Monzaemon*
A4 All Work And No Play Makes Jack A Dull Boy
Piano – Hiroki Hara
B1 Scissorstone
Guitar – Shigeyoshi Hosoda
B2 Uncle A.A. N.Y. River
Piano – Hiroki Hara
B3 The Far East
Bass – Hiroyuki Shimada
B4 So What Why Not
Design [Cover Designed By] – Shintaroh Akaioka
Trumpet, Design [Cover Designed By] – Kunimori Saneyoshi
Recorded at Pale Gree Studio in Tokyo Akasaka, April 1982
Supported by Marquee Moon

『Lub-Dupp 精神工学様変容II/V.A.』 PM-1005 1982 LP
-

A1:天地核 / 犬狼都市
A2:ギャンブル / GLASS PHILOSOPHY
A3:腐乱死体 / 腐乱死体
A4:レクイエム・フォア… / D.R.Y.PROJECT
B1:たこの吸出し / サラマンドラ館
B2: 栄養クリーム / サラマンドラ館
B3:Location / T.V.L.
B4:なぜならば… / フリーメイソンズ・ブラックブレイン
B5:GREY CITY / ANIMA

『天使行 Y.De Noir II/多加美 TAKAMI』 PM-1006 1982.12 LP


A1:最后の夢
A2:イノセント
A3:雨あがりの街(わたしは手に鈴をもって)
B1:現身のエーリス
B2:あなただけの・・・・そして,わたしだけの
B3:天使行 II
B4:夕暮れ
Music By, Recorded By, Guitar, Ocarina, Violin, Shahi Baaja, Tabla, Horn [Clay], Synthesizer, Sequenced By – Pneuma
Producer – Pneuma, Y. Nakano
Voice, Lyrics By, Artwork By [Title Image] – Takami (2)
Recorded by Pneuma at his private studio. Special thanks to The Creative Musician Network LLE, M. Ohmori (Tomatom), A. Nirasawa, Marquee Moon.

『Castle In The Air/ネガスフィア NEGASPHERE』 1007 1982 LP


A1:Gear of Cosmos
A2:Beyond Love
A3:Another Dawn is Breaking/
B1:Holy Ground Ceremony
B2:At the Last Moment

徳武 浩 - bass/orchestration on A1
菅野 詩郎 - electric drums
真嶋 宏佳 - guitar/vocal
川崎 薫 - synthesizer/organ solo on B2
矢田 透 - piano/keyboards/synthesizer solo on A1
Recorded at Green Studio Honancho Tokyo March '84 - June '84.

『ラクリモーザ/ラクリモーザ LACRYMOSA』 LLE-1008 1984 LP


A1:Opus 2
A2:Le Chant Par Blaise Cendrars
A3:Junkie's Lament
A4:疑心暗鬼
B1:Vision I (The Death Of The Bird Of Paradise)
B2:時間牢に繋がれて
B3:Vision II (The Chuckle Laughter In The Question)
B4:The Resurrection
B5:Vision III (The Secret Treaty Of The Age Of Maitreya)

Bass Guitar, Bass Guitar [Fretless], Voice, Mandolin, Percussion – Chihiro S*
Clarinet – Seiichi Nakata
Composed By – Jungo Tachihara (tracks: A1)
Composed By, Arranged By, Artwork By [Front Cover] – Chihiro S* (tracks: A2 to A4, B)
Drums – Masahiro Sasaki
Photography – Masanori Kanda, Takuo Arikawa
Piano, Harpsichord – Sawako Fujita
Recorder, Performer [Gemshorn, Crumhorn] – Tsuyoshi Nakagawa
Violin, Mandolin – Ash (28)
Recorded at Green Studio, Tokyo, Honancho & Our House Studio Mita, Aug/Oct 1984.

『A Slice Of Life/V.A. (背徳者 / SOFT WEED FACTOR / うばざくら / モーガン・フィッシャー)』 LLE-1009 1984 LP


A1 –Soft Weed Factor ちかちかと
A2 –うばざくら* 月と舞台
A3 –うばざくら* 眼球に接吻を
A4 –うばざくら* 鞠をつきましょう
B1 –背徳者* Cold Living
B2 –背徳者* Decision
B3 –Veetdharm Morgan Fisher* The Emerald Isle
B4 –Veetdharm Morgan Fisher* In A Gentle Way
B5 –Veetdharm Morgan Fisher* Going Nowhere
Manufactured By – Kojima Recordings, Inc. – LM-1520

『夢の崖/多加美 TAKAMI』 PM-1010 1985 LP


A1:紫陽花の庭にて
A2:例えば…とあなたは言う
A3:冥い森
B1:夢ノ崖
B2:雪の境閾
B3:空の迷宮

Guitar, Electric Piano, Audio Generator [Oscillator] – Om Tomatom
Kalimba – 多加美* (tracks: B2)
Mixed By – N-N Transky*, Pneuma
Sitar, Temple Bells [Tibetan] – 小俣慎一*
Synthesizer – Nya~Nya Transky
Synthesizer, Percussion – Pneuma
Vocals, Lyrics By [Poetics] – 多加美*
Recorded at pneuma private studio and 白夜館 studio
Mixed at BEA POT STUDIO Tokyo.

『Nevatsuku-Mask/リビドー LIBIDO』 LLE-1011 1985.06 LP


A1:死んで生まれた(Misc II)
A2:Rainette
A3:All My Hope Is Gone
B1:This Pale Body
B2:Kiss My Area
B3:呼吸

Drums, Percussion – Sato Katsu*
Guitar, Backing Vocals – Takada Akira*
Percussion – Tara (16)
Saxophone, Flute – Mal Yukinori*
Vocals, Bass, Percussion – Narita Miu*
Engineered by: Hanya Takaaki (Be Pot Studio)
Cover Photo: Furudate Tetsuo Cover Design: Nukuhi Shuhhe
Recorded at: Be Pot Studio Tokyo (1984 Sep.-1985 Apr.)
Produced By: Libido, Nirasawa, Akira (L.L.E.)

『Water Music/ VEETDHARM』 LLE-1012 1985 12inchEP


Synth Side
A1 Ice Melting 7:41
A2 The Great Lakes 12:50
Piano Side
B1 After The Rain 6:32
B2 We Are All Water 13:20

Recorded At – Studio Dig
Copyright (c) – Veetdharm
Copyright (c) – Jade Music
クレジット
Chimes [Shell Chime] – Pneuma (tracks: B2)
Composed By, Recorded By, Producer, Cover [Cover Design] – Veetdharm
Electric Guitar [Bowed Electric Guitar] – Pneuma (tracks: B1)
Engineer – Michiaki Sasaki
Engineer [Assistant Engineer] – Kiyonori Jinnnouchi
Other [Piano Tuned By] – Yasuhiro Chono
Piano [Yamaha Grand Piano] – Veetdharm (tracks: B1, B2)
Producer – Satoru Takazawa
Recorded By – Pneuma
Synthesizer [Yamaha DX-7/TX-116/TF-1/Tape Delay] – Veetdharm (tracks: A1, A2)
Typography [Type Setting], Layout – Namiko Takagi
L.L.E. Presents
improvised compositions, recorded in one take (no overdubs)
recorded at studio dig tokyo, june 1/2, 1985
this album is dedicated to my beautiful master, Bhagwan Shree Rajneesh, with love, swami veetdharm.

『Die Andere Nacht/うばざくら UBAZAKURA』 AIR-1013 1986 LP A-I・R RECORD


A1 ... 6:01
A2 ... 4:01
A3 ... 4:21
A4 ... 5:30
B1 ... 5:47
B2 ... 6:18
B3 ... 5:43
B4 ... 5:00

Bass, Percussion, Acoustic Guitar, Performer [Lip] – Hirohito Noyori
Electric Guitar, Percussion, Performer [Lip] – Michioki Katsu
Synthesizer – Junpei Taniguchi
Vocals – Hiroko Ito

『移動式女子高生/とうじ魔とうじ』 AIR-1015 1987 LP


A-I・R RECORD
A1:移動式女子高生
A2:病も木から落ちる
A3:ヒサヤ大黒堂
A4:食休み
A5:女と死体
B1:ママ、僕 課長になったよ
B2:猫の解剖
B3:奴隷の反乱
B4:鐘のある部屋

『RYU-SA/リビドー LIBIDO』 DIS-1016 1987.02 LP Di-Stance


A1:「こんなにも自由だ」とあなたは…
A2:ここで このまま
A3:あまりにも疾く
B1:三日月
B2:流砂~(水晶のように冷たい…)

Bass, Voice – Narita Miu*
Drums – Sato Katsu*
Guitar – Tanaka Kenji*

『HARD ROCKS/L-TRANS』  DIS-1017 1988 12” Di-Stance


A1 A·J·A·P
A2 Failgestalt
B1 Parabody
B2 Z·D·D

Bass – Kokän*
Drums, Percussion – Mako (12)
Engineer – Satoru Kotake
Guitar – A-Tsuchiya*
Synthesizer – Sei
Vocals, Performer [Effects] – H-Tanaka*

『真昼  Jeux De Vertige/カジモド QUASIMODE』 DIS-1018 1987LP


A1 真昼 [Jeux De Vertige]
A2 カナリア [Canari]
A3 La Fuse [Les Enfants Justiciers]
A4 11 Phrases [Erratum Musique]
B1 うさぎ [Tu M']
B2 ちるちる [La Rosée]
B3 よこたわるさかな [L'œil Du Poisson]

Artwork By [Visual Director] – Hirofumi Tsuchitani
Engineer – Haruko Mizoguchi, Masakazu Kinoshita
Guitar, Piano, Bass, Percussion – Satosh' Niyama*
Lyrics By, Voice, Bells, Producer – Hiyuzu Katagiri
Music By, Arranged By – Quasimode (2)
Other [The Great Helper] – Yasushi Utsunomiya
Violin, Piano, Voice, Percussion – Motoi Ohno
Recorded at Ohji-jidoubunkakaikan and M.U.E. Super Analog Products, March to June 1986. Mixed at Studio 8, M.U.E.

Special thanks to Masakuni Nakaphgi, Satoru Takazawa. Thanks to Akira Narita, Tetsuo Sekimoto, Hitoshi Hamaguchi, Motoi Semba.

『再生工房/再生工房』 LM-1993 1987 LP


A1 再生行為
A2 逸脱した俳人たち
A3 防波堤
B1 奇譎
B2 日没
会社名など
Recorded At – Plan-B
Distributed By – LLE Label
Pressed By – Kojima Recordings, Inc. – LM-1933

Artwork [絵師] – 忍生*
Bass, Vocals – 内野宏海*
Crew [協力] – 佐藤幸雄*
Drums, Percussion – 佐々木政博*
Engineer [技師] – 吉田建治*, 高沢悟*
Guitar – 榎本隆一*
Keyboards – 福嶋透*
Vocals – (広田徳臣)*
Recorded at Plan-B (1987)


EP, 7inch
『Phaidia/パイディア PHAIDIA』 AN-3001 1983 7inchEP  Amblilinks


A:Future Days
B:影の街

Engineer – Ray Shiota
Synthesizer, Strings – Toy*
Vocals, Guitar, Drums, Synthesizer – Gilly (4)
Recorded at Maze Studio, September 1982.
7" record in 10" sleeve.

『ショック・オブザーバー/D.R.Y. Project』  LLE-3002 1983.05 7inchEP
-

A1 Shock Obserber
A2 Sat Ist Fayler
B1 Teddy Bear
B2 Dry Battery Shock!

Bass, Guitar, Vocals, Performer [Electronics] – Y. Nakano*
Drums, Chorus – S. Toyoshima*
Synthesizer – Anima Kanae
ノート
"Recorded at Freezer Studio, Bea Pot Studio 82~83."

『Dancing Death/パイディア PHAIDIA』 AN-3002 1985 EP Amblilinks


A1 Dancing Death
A2 呪縛
B1 あやつり人形
B2 黒装束の女

Arranged By – Phaidia
Bass – Ron (14)
Design [Cover], Artwork [Painting] – Evil (17)
Drums – Tatuya*
Guitar – Karrin*
Photography By – Tetuya Harashima*
Producer, Engineer, Mixed By – Toy*
Producer, Music By, Words By, Engineer, Mixed By, Vocals – Gilly (4)
Recording at Bed Pot Studio.

『Cities/アニマ ANIMA』  LLE-3003 1983 7inchEP  

『疑心暗鬼/ラクリモーザ LACRYMOSA』 LLE-3004 1985 7inchEP
-

A1:Flash Back (再幻)
A2:Metamorphosis (変容)
B:Lacrymosa

Alto Saxophone – Shinichiro Yamazaki
Artwork [Cover] – Suguru Furuta
Artwork [Label Design] – Namiko Takagi
Bass [Fretless] – Chihiro S.* (tracks: A2)
Bass [Tenor], Bass [Tenor Bowed], Bass Guitar, Bass [Fretless] – Chihiro S.* (tracks: A1)
Bass Guitar – Chihiro S.* (tracks: B)
Clarinet – Seiichi Nakata (tracks: A1, A2)
Composed By – Chihiro S.* (tracks: A1, A2), Naohiro Yamazaki* (tracks: B)
Drums – Masahiro Sasaki
Engineer – Michiaki Sasaki
Engineer [Assistant] – Hirobumi Sakai*
Piano – Naohiro Yamazaki*
Producer – Chihiro S.*, Satoru Takazawa
Recorder – Tsuyoshi Nakagawa
Violin – Ash (28)
Voice – Keiko Koyama (tracks: B)
Recorded at Studio Dig, Tokyo, July and Sept '85.

『METAPHYSICAL POP/デア DEA』 LLE-3005 1986 7inchEP


A1 Kiss To The Moon
A2 Natural Rule
B1 Lonely Night
B2 Pretty Smile

Recorded At – Bea-Pot Studio
Engineer – Takaaki Hanya

『Bizarre tastes/D.R.Y. Project』  DIS-3006 1986 EP Di-Stance


A Bizarre Tastes
B1 Value Another
B2 A Pompful Of Horses

Arranged By – D.R.Y. Project
Drums [Electric] – Shinichi Toyoshima
Engineer – Keiichi Nakazawa
Engineer [Assistant Engineer] – Hirofumi Sakai, Masakazu Horiuchi
Guitar – Jun Numata
Producer – Satoru Takazawa, Yasuhiro Nakano
Vocals, Guitar, Bass, Synthesizer, Performer [Drumbox] – Yasuhiro Nakano
Written By – Yasuhiro Nakano
Recorded at Studio DIG, Yotsuya, Tokyo.

『低く飛んでゆく/リビドー LIBIDO』 LLE-3007 1986.03 EP


A:低く飛んでゆく
B:道 

Drums, Percussion – Sato Katsu*
Electric Guitar, Electric Guitar [12 Strings] – Tanaka Kenji*
Producer – Takazawa Satoru*
Recorded By, Mixed By – Nakazawa Keiichi*
Saxophone [Soplano, Tenor, Baritone], Flute – Mal Yukinori*
Vocals, Bass, Producer, Written-By – Narita Miu*
Recorded at Studio Dig, Yotsuya, December 1985 to January 1986. Select copies originally accompanied by LLE's Di-Stance zine (see images).

『新鮮なかおり/サーカディアン・リズム CIRCADIAN RHYTHM』 AIR-3008 1986 EP


A1 新鮮なかおり (My Favorite Flesh Fragrance)
A2 先楽園 (Paradise Lost)
B ウスペンスキー (Fat Ouspensky)

Bass Guitar, Bass [Fretless] – Chihiro・S* (tracks: A1, B2)
Drums, Percussion – 大里真宏*
Engineer – 中沢恵一*
Guitar – 菊地俊行* (tracks: A1, A2)
Producer – サーカディアン・リズム*
Vocals – 村山けいこ*

FLEXI
『NHK/NHK』  LLE-5003 1983 8inchFlexi


A1:草原のルフラン
A2:筑波心中
A3:たまにはきなさい
A4:Bamboo Song
A5:世の終り
B1:しめなわ
B2:内的体験
B3:新番組 蒙古青年,はらほりんのうた
B4:亜細亜より愛をこめて
B5:蠱惑の夜
NHKとは新山・細田・神田トリオの略称


CASSETTE

『ネガスフィア/ネガスフィア NEGASPHERE』 HM-3404 1981 Ct.
A1:Heaven Dreaming
A2:Supplication
A3:Off
B1:The Betrayer
B2:No More Rainy Days

『とらっしゅ/ほそだしげよし(細田茂美)』1981 Ct. 

『Digital Wave/ D.R.Y. Project』  LLE-5001 1982.12 Ct.

『失語の日々/とうじ魔とうじ』 LLE-5002 1982 Ct.

『METAMORPHOSE/METAMORPHOSE』 1982 Ct. -

『虚・実/虚・実』  1982 Ct. -


MARQUEE MOON Flexi / LP
『Katra Turana』 E-5992 1981 7inch Flexi
A:Mortera In The Moonlight / Katra Turana

『Gilles de Rais / Phaidia』 MM-0002 1981.10.  Flexi『マーキームーン』6号付録
A:Sanatorium / Gilles De Rais
B:楽園 / Phaidia

『Libido / Pneuma』 MM-0003 1981 Flexi『マーキームーン』7号付録
Σ:Motionless / Libido
Ψ:滅びの塔 / Pneuma

『Lost / Kaleidoscope』 MM-0004 1981 Flexi『マーキームーン』8号付録
A:Darkness / Kaleidoscope
B:お前は呪文を唱へる / Lost

『Magical Power Mako / Time Unit』 MM-0005 1981 Flexi『マーキームーン』9号付録
A:Music From Heaven / Magical Power Mako
B:The Clap & Ko-ten / Time Unit

『Sema』 MM-0006 1982.09.-- Flexi『マーキームーン』10号付録
A:S. Minor Ghosts

『Heiner Goebbels & Alfred Harth』 MM-0007 1982 Flexi
A:I Don't Bend, I Never Turn Round

『Aquapolis』  MM-0008 1982 7inch Flexi
A:Eldorado

『Mamoru Fujieda』  MM-0009 1982 7inch Flexi
A:Radiated Falling

『MUSIC FROM HEAVEN/Magical Power Mako』 MAGICAL001 1982.06.--LP

地下組織
LLEの
謎探れ



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【鰺tationの世界】危険信号/スカイズ/PANORAMA/屍/廃墟/それゆけ鰺tation #地下音楽への招待・外伝

2016年11月28日 02時25分16秒 | ロッケンロール万歳!


3年前から執筆していた書籍『地下音楽への招待』(LOFTBOOKS)が出版され、その関係で80年代前半の自分の音楽活動を振り返る機会が多い。当時は学生時代だが、本の性質上、学外での活動、主に『ぎゃてい』や『荻窪グッドマン』での地下音楽/フリーミュージックのことが中心になる。今の自分にとってそういった音楽が糧になったのは確かだが、大学のサークルでやっていたロックバンドも人生を形成する重要なレイヤーであることは間違いない。などと気張る必要もない。ただ単に当時のカセットを聴いてみたら悪くない、というよりかなり良かった、というのが正直な気持ち。
『鰺tation(アジテーション)』というバンド名は高3の時知り合ったドラマーの昔のバンドからパクった。メンバーチェンジは多少あったが、Bokko(vo)、Ozzy(b)、Purple(ds)、筆者(g)が基本形。1982年5月〜1986年5月の4年間活動した。最初は海外パンク/ニューウェーヴのコピーをやっていたが、1983年頃からオリジナル曲を書き始め、1984年以降は全曲オリジナルに。パワーポップやポジティヴパンク風のギターバンドだったが、次第にネオサイケ色が強くなりダークなサウンドになっていった。

危険信号

Science 科学の力で
Fiction 作り出した Dream

最後の叫びの 和音に合わせて
空気の動脈  ビートをきざむ

Science Fiction Dream
空気を ぬりつぶせ

System 組織の力で
Fiction はぐくみ出された Dream

凍った笑いの 旋律鳴らして
濾過した光で リズムを組み立てる

Science Fiction Dream
光を ぬりつぶせ

Silence 沈黙の谷間で
Fiction 破壊された Dream

壊れたテレビの 音色はじけて
宇宙の調和で  楽器を奏でる

Science Fiction Dream
宇宙を ぬりつぶせ
(1984.11.24)


スカイズ

水爆の宴がおわり
大地が冷えてゆく

風の中の少女が歌うたう
いつもの悲しみに
ラララ...

蟲たちの動きがとまり
死の灰が舞い降りる

土の中の亡霊がすすり泣く
いつもの悲しみに
ラララ...
(1984.11.24)


PANORAMA

ここから見渡す 戦場のパノラマ
最後の兵士も 倒れてしまった

太陽を 撃ち落とせ 
月面を 突き破れ

いびつにゆがんだ 地球のパノラマ
不毛の大地の 化石があるだけ

太陽を 朽ち落とせ 
月面を 空き破れ

遥かに見上げる 宇宙のパノラマ
星座の姿も 変わってしまった

太陽を 抜き落とせ
月面を 漉き破れ

無限に広がる 心のパノラマ
虚ろな夢にも 未来は見えない

太陽を 引き落とせ
月面を 浮き破れ
(1984.6.17)




引き裂かれた赤ん坊の足 あなたにあげるわ
死体置き場に行きましょうね 二人だけのパーティよ
萎れたバラは美しいねと あなたはポツリ言うでしょ
そして私は群がる蟻を 指先で潰して遊ぶ

だけどやっぱりあなたには 恋の言葉は似合わない
いつものように そっけない あなたの方が感じるわ

目をつぶると浮かんでくるの 楽しかった愛の日々
私が甘いムードに酔って うっとりしてるその間に
あなたはナイフ取り出して 私の背中に一突き
本当に愛しているんだなんて 決まり文句をつぶやく

だけどやっぱりあなたには 恋の言葉は似合わない
いつものように そっけない あなたの方が感じるわ

死体に群がる蠅に向かって 呪いの言葉吐きかける
やがてあなたは私の背中に 電気のコードを差し込む
100万ボルトの愛の電流 流し込むのね
すると私は人形のように そっと冷たく微笑む

だけどやっぱりあなたには 恋の言葉は似合わない
いつものように そっけない あなたの方が感じるわ
(1984.4.28)


廃墟

何もない 砂漠の谷間に ひとり
遠い声 枯れ果てた空 見上げ

呪われた城壁が暗闇から浮かび上がる
形の無い死の臭いが襲いかかる Nameless City

死に絶えた 神殿の中に ひとり
祈る声 朽ち果てた壁に 響く

血塗られた石像が暗闇に潜んでいる
音も無く滅亡が忍び寄る Nameless City
(1985.4.1)


それゆけ鰺tation

いばらの道を踏み越えて 
私はここへやってきた

孤独を愛する ひとりの少年が
ビルの上から ひらりと身を投げる

あなたを救う四人の戦士
それゆけ鰺tation

迫る嵐を切り裂いて
私はここへやってきた

世界制覇を企む 悪の音楽は
街中にあふれて 人の心を惑わす

あなたを救う四人の戦士
それゆけ鰺tation

沈む夕日を背に受けて
私はここに立っている

時間は息を切らして 全力で駆け抜ける
今しか出来ない 今しか歌えない

あなたを救う四人の戦士
それゆけ鰺tation
平和を願う四人の戦士
それゆけ鰺tation 
(1984.5.27)


鰺tation「スカイズ」


厳寒の
物理倉庫で
リハーサル




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【Disc Review】ZEK TRIO / ZEK ! – A Piano Trio only plays the music of Led Zeppelin

2016年11月27日 01時27分22秒 | 素晴らしき変態音楽


『ZEK TRIO / ZEK ! – A Piano Trio only plays the music of Led Zeppelin』

CD2枚組:ZEK label ZEK-001/2  ¥3,000(税込)
2016.11.25 Release!

ZEK TRIO:
清水くるみ Kurumi Shimizu (p)
米木康志 Yasushi Yineki (b)
本田珠也 Tamaya Honda (ds)

disc1
1.Friends (11’44”)
2.The Song Remains the Same (9’31”)
3.Moby Dick (19’43”)
4.The Rain Song (9’19”)
5.Four Sticks (9’35”)
6.Immigrant Song (6’01)

disc2
1.Bring it on home (10’47”)
2.Ramble on (8’35”)
3.Friends (12’24”)
4.Ten Years Gone (8’52”)
5.Whole Lotta Love (12’41”)
Bonus Trac
6.Intermezzo (2’35”)

disc1.recorded:Shinjuku Pit Inn on Aug.11,2015
disc2.M1.6.recorded:Fuji Koln on Jun.11,2015
M2.3.4.5.recorded:Shinjuku Pit Inn on Jun.12,2015

Recording and Mixing Engineer: Koshu Inaba
SR Engineer: Takahiko Watanabe(Pit Inn)
Mastering Engineer: Naoto Shibuya
Cover&Logo Design:Shuzo Ishizaka


絶句トリオに学ぶ理想的アートフォームの形而上学的分析と証明。

筆者の大学時代の音楽サークルの大先輩にして、詩人の林浩平による著書『ブリティッシュ・ロック 思想・魂・哲学』(2013 講談社選書メチエ)は、ニーチェ、ハイデッガー、アガンベンなどの哲学を根拠にして思想の側からロックという「現象」を深く読み解く未曾有の論考である。ハイデッガーの実存の「開かれ」の概念とロック、「新たな霊性を啓くメディア」としてのロック。林は、そういうロック思想・魂・哲学の最高の体現者としてレッド・ツェッペリンの名前を挙げる。鼓動するドラムとベース、咆哮するエレキギター、絶叫のヴォーカルによる「ディオニュソス的陶酔」は、通称ZEPと呼ばれるこの70年代ブリティッシュ・ロックの雄に集約されていると断じる。

日本を代表するジャズピアニスト本田竹曠の息子である本田珠也がドラムを志したのもZEPのドラマー、“ボンゾ”ことジョン・ボーナムの影響が大きいと言う。音楽に囲まれた環境に育った少年が思春期を迎えたとき、ボンゾの逞しいドラミングに陶酔し、フラストレーションによる激情と破壊衝動を、ボンゾのようにドラムを叩くことで創造性へと昇華させたことは想像に難くない。そんな「ディオニソス的陶酔」がジャズへと向かったきっかけも、エルヴィン・ジョーンズにボンゾ的なモノを直感したことだと、本田は告白している。

一方、本田竹曠に師事をしたピアニストの清水くるみがZEPを“発見”したのは、陶酔的なロック衝動というよりも、楽曲にジャズ/即興の素材としての可能性を感じ、想像力を刺激され、森羅万象を内包した宇宙の調和を見いだしたことだと言う。理性的な感覚と、客観的な視点から論理的に判断した清水の「開かれ」は、まさしく「アポロン的」と言える。

芸術は「アポロン的なもの」と「ディオニュソス的なもの」という、ふたつの要素のせめぎあいによって展開してゆく。それはオスとメスによる生殖のようなものだ。ふたつの異質なものが絶えず鬩ぎあい、しかるべきときに両者の和合が訪れる。そんな男女の駆け引きにも似た芸術の特質を、ただ論理的(アポロン的)に理解するだけでなく、ずばり直観的(ディオニソス的)にも把握できれば、美学はおおきく前進することになる。

アポロン的なものとディオニュソス的なものの対立関係は「夢」と「陶酔」という異なる芸術世界に対応させてみるとわかりやすい。ショーペンハウアーによれば、両者が交じり合い両立するとき、宇宙の本体である「意志」が、ひとつの芸術の形をとって発現し、形而上学的な奇跡をおこすという。つまり、アポロン的な清水とディオニソス的な本田(奇遇なことにメスとオスでもある)の鬩ぎあいにより、彼らの美学は高度な次元に達することが出来るのである。

それではトライアングルの最後の頂点、米木康志とは何者か?トリオの中でただ一人ZEPの来日公演を経験した男、しかし音楽的内容をなにひとつ記憶していない男、10年目の1stアルバム発売に際して浄土ヶ浜への憧れを口にする男。

彼の存在は、日本神話に登場する無為の神(何もしない神)に該当する。例えば『古事記』では、イザナギとイザナミが生んだ三貴神アマテラス・ツクヨミ・スサノオの真ん中のツクヨミが無為の神として扱われている。心理学者の河合隼雄の著書『中空構造日本の深層』(1982 中公叢書)によれば、日本にはキリスト教のような「中心統合構造」はなくて、常に真中に無為の神がいて、それがうまく左右への行き過ぎを是正しているという。つまり寡黙なスーパーナチュラリストの米木は、両極端の本田と清水の間のバランスを取り、演奏体としてのトリオが崩壊することを防ぐ守護神に他ならないのである。

以上の考察から“レッド・ツェッペリンの音楽だけを演奏するピアノ・トリオ”であるZEK TRIOこそ、哲学的・心理学的・社会学的・神話論的・考古学的に理想的な芸術形態であることが証明された。
(2016年10月26日記 剛田武)

"Dazed and Confused" Performed by ZEK3 @Pit-Inn 161019-03


商品サイトはコチラ

ツェッペリン
ギリシャ神話と
日本書紀



CD完成記念ライヴ&ツアー第一弾!
2016
12/29 中野 Sweet Rain

2017
1/8 吉良  Jazz Club intelsat
1/9 名古屋 jazz inn LOVELY
1/11 池袋  BARRELHOUSE
1/22 国立  酒場FUKUSUKE
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【Disc Review】クリス・ピッツイオコス・カルテット『片目に顕微鏡をつけて』

2016年11月26日 01時19分38秒 | 素晴らしき変態音楽


『Chris Pitsiokos Quartet / One Eye with a Microscope Attached』

Limited Edition Compact Disc Eleatic Recordings ELEA002

Chris Pitsiokos - alto saxophone and compositions
Andrew Smiley - electric guitar
Henry Fraser - electric bass
Jason Nazary - drums

1. Dogwood
2. Fried
3. Droll Noon
4. Improvisation
5. Atomic Instruction
6. One Eye with a Microscope Attached

Recorded at Seizure's Palace by Jason Lafarge
Mixed and mastered by Weasel Walter

世界を撹拌し音楽を活性化する21世紀型リアルファンクの確信犯。

2012年夏、クリス・ピッツイオコスがニューヨーク・ハードコアジャズ・シーンに登場してから丸4年が経った。22歳の若さでひと回り以上年長の即興音楽の猛者たちと渡り合い、新鮮な息吹をブルックリンにもたらした彗星は、それ以来、性別も人種も国籍も文化背景も様々なミュージシャンと切磋琢磨し、楽器の演奏テクニックはもちろん、音楽演奏に於ける思想を深化させてきた。2014年にシスコ・ブラッドリーが行ったインタビューでは、即興演奏について「若いうちに自らの言語を発展させてそれを貫くもの」とする一方で、作曲については「一生の間に進化し続けて、最後は全く別のものに変わる可能性がある」と語っている。つまり、自己責任で行う即興演奏は、テクニックを磨いたり経験を積んだりしても、培った根本精神は変わらない。しかし作曲とは他者に対して責任を負う行為なので、その為に学ぶべき語彙や社会経験が無限に有って、その習得の度合いに応じて常に大きく変化して行くというわけである。

この思想を踏まえてピッツイオコスの活動を俯瞰すると、2012~14年のウィーゼル・ウォルター (ds) やフィリップ・ホワイト (electronics) 等とのデュオ&トリオ作やソロ・アルバムで即興の可能性を追求しながら、2015年(録音は2014年10月)のクリス・ピッツイオコス・トリオ『ゴーディアン・トゥワイン』で初めて「作曲されたジャズ」を志向。それ以降はメンバーや形態を変化させながら、自分の作曲を他者と一緒に演奏することを活動のひとつの核にしてきたように思われる。そんな折、ヨーロッパの音楽家と共演した『プロティーン・リアリティ』は完全な即興作品ではあったが、初期の一触即発の緊張感ではなく、共演者と協同してストーリーを紡ぎ出す共振性(シンパシーと呼ぶには激烈過ぎるが)を備えたスタイルを打ち出した。

配信先行でリリースされた本作は、2015年9月に結成され、12月にライヴ・デビューしたクリス・ピッツイオコス・カルテットの初録音作。2016年4月にブルックリンのシジャーズ・パレス・スタジオでレコーディングされた。メンバーはいずれもニューヨーク在住のミュージシャン。

アンドリュー・スマイリー(g / 1983年生まれ):
Little Women、The Will Mason Ensemble、Empyrean Atlas、Feast of the Epiphanyといったグループで活動するギタリスト。ギターの可能性を拡大する演奏で知られ、個人主義的な演奏スタイルは、容易に他者と迎合することを拒む。そのため彼の音楽は強烈・荒涼・冷徹と評される。2017年にソロ・アルバムをリリース予定。

ヘンリー・フレイザー(b / 1991年ボストン生まれ):
ニュー・イングランド高等音楽院でCecil McBee、John McNeil、Anthony Coleman、Ted Reichmanに指事し、2014年に卒業。ニューヨークでAnthony Coleman、Joe Morris、Tony Malaby等とレコーディングやライヴで共演し、Panama Jazz FestやNew Orleans Jazz & Heritage Festivalなど各地の有名なフィスティバルにも出演する。クリス・ピッツイオコス・カルテットの他にMichael Foster's The Ghostなどのグループに参加するとともに、ダブルベースのソロ活動もしている。現在ブルックリン在住。

ジェイソン・ナザリー(ds / 1983年アトランタ生まれ):
2005年にジョージア州アトランタからニューヨークへ移り、即興シーンに衝撃を与えてきたドラマー/プロデューサー。Tony Williams、J Dilla、Morton Feldman、Lightning Boltなど多様な影響を受けた個性的な即興演奏で知られる。様々なプロジェクトで活動。最も有名なのはジャズ/パンク/ソウルバンドのLittle Womenで、アメリカ/西欧をツアーし、3枚のアルバムをリリースしている。他にJoe Morris、Darius Jones、Dave Crowell、Olga Bell、Travis Reuter等のレコーディングにも参加。

『片目に顕微鏡をつけて』というアルバム・タイトルから、筆者は70年代アメリカのシンガー・ソングライター、ティム・バックレーのアルバム『グッバイ・アンド・ハロー』(1967)のジャケットを思い出した。冷戦やベトナム戦争などで強大化するアメリカ合衆国に生きる孤独な魂を歌った作品で、右目に顕微鏡のレンズを嵌めて力なく微笑むバックレーの肖像が深い悲しみをたたえている。ピッツイオコスのソロ・アルバム『オブリヴィオン/エクスタシー』のジャケットはバックリーを真似たようにも思える。【*注】

 

そんなタイトルが想起させる物悲しさとは正反対に、アルバムはドラムとベースの毅然としたタイトなビートでスタートする。凄まじいスピードで音の断片を連射するピッツイオコスのサックスと、弦と弦を痙攣させて火花を散らすスマイリーのギター。複雑極まりないアクロバティックなリズムを反復するドラムとベース。ピッツイオコスの作曲能力がグループの邁進力で二乗されて、電撃ショックを放ちながら聴き手の先入観を破壊する。突進することしか知らない蛇のような初期形態から、放射能をまき散らしながら闊歩する二足歩行へ進化したシン・ゴジラのように、ピッツイオコスの作曲能力が著しい進化を遂げたことは間違いない。

筆者はこのサウンドをファンクと呼びたい。ピッツイオコスの作曲は、変態的な運指を要する難易度高いフレーズの連続だし、拍子記号の不可知なリズムは、踊る手足がピカソの絵画のように出鱈目にコラージュされてしまいそう。しかし、これまでのピッツイオコスの作品の中で最もポップな印象があり、サウンドの中核には紛れもないグルーヴとファンクネスがある。身体は無理でも頭をシェイクして柔らかくすればコンテンポラリー・ジャズやプログレッシヴ・ロックと錯覚しそうな瞬間もある。またオーネット・コールマンが唱えたハーモロディクス理論とプライムタイムで生み出された「フリー・ファンク」の進化型と捉えることも可能だろう。

しかしジャズやプログレやオーネットと異なるのは、ピッツイオコス等が21世紀の申し子であり確信犯であることだ。彼らにとってポップとアヴァンギャルドの境界は存在しない。ジャズもパンクもヒップホップも前衛もすべて等しく「音楽」でしかないという生まれながらに血肉の中に刷り込まれた感覚を武器に世界を撹拌するからこそ、彼らの音は限りなく「リアル」なのである。30分に満たないアルバムに凝縮された無尽蔵の音の飛沫を浴びるとき、我々の感性は活性化し、顕微鏡を外して世界に挑む勇気が湧くのである。

(2016年8月28日記 剛田武)

*注:ピッツイオコス本人に確認したところ、アルバム・タイトルは、「現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ」と呼ばれるアメリカの建築家・思想家バックミンスター・フラー(Buckminster Fuller)が宇宙的な視点から地球の経済や哲学を説いた記念碑的著作『宇宙船地球号操縦マニュアル(Operating manual for Spaceship Earth)』(63)にインスパイアされたとのこと。

ダウンロード/CDオーダーはこちら

ニューヨーク
即興音楽
育つ街

クリス・ピッツイオコス最新動画 The Stone Chris Pitsiokos
Cutout Lover - at The Stone, NYC - November 22 2016


Paige Johnson-Brown - vocals, lyrics
Chris Pitsiokos – alto saxophone, electronics, compositions
Andrew Smiley – guitar
Henry Fraser – electric bass
Connor Baker – drums
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【アイドル九人九色】でんぱ/ネクロ魔/フィロのス/じゅじゅ/爆シン/リリホリ/とみにか/Kit Cat/まりな

2016年11月25日 00時44分14秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


2016年も残すところあと40日あまりになった11月の第4週も相変わらずライヴ現場通いに精を出すオレにとっては主現場だろうがアウェーだろうが楽しむ気持ちに違いはない。日曜日から水曜日までの4日間で観たアーティストは12組、そのうち9組がアイドルという比率がオレの2016年の基調なのかもしれない。曾ては熱心に通ったロックバンドのライヴを観ても「これじゃない」と思ってしまう偏向賛美は、オレ以外にも思い当たる節がある者は少なくないだろう。なぜIDOLがそれほど面白いのか。その答えはおなじ『IDOL』でも、それぞれ全くバラバラの個性を発揮しながらも主軸は『IDOL』に置いているという二重三重のねじれ構造にあるに違いない。その魅力の一端をオレが経験した/観たアイドルさんを例にとって検証しよう。 

■2016.11.20 sun 12:00〜

じゅじゅ インストアイベント@タワーレコード新宿店 
会場: タワーレコード新宿店 7Fイベントスペース

●じゅじゅ


『呪い』をテーマに暗黒ソングを歌う三人組。ブラック衣装が翻り激しくも甘美な歓びに包まれる。

2016.11.20 sun 13:00〜

フィロソフィーのダンス
ファースト・ワンマンライブ「Do The Strand VOL1」
原宿アストロホール

●フィロソフィーのダンス


デビュー約1年でひと際目を引くルックスとファンク/ソウルを元にしたコアなスタイルは『楽曲派』の象徴と呼ばれているが、ヴィジュアルの魅力が最も重要であることはいくら強調してもしすぎることはない。

2016.11.20 sun 16:00〜

でんぱ組.inc
『でんぱの神神』DVD第7弾発売記念イベント
「ラッキー7の運だめし!メンバー対抗”キラッキーラチュ運”対決&オリジナル特典お渡し会」
イベントスペースEBiS303・イベントホール

●でんぱ組.inc


大メジャーへと成長したが、メンバー個々の気持ちや考えは、当時と全く変わっていない。秋葉原の地下アイドルのまま周りが変わっていったことにメリットがあるのか?

2016.11.21 mon

獅子王無料ライブ Vol.14
巣鴨・獅子王
リリックホリック歌劇団/とみにか共和国/爆音少女症候群/美広まりな/PANiC MAGiC/ただの女の子。

●美広まりな


おばあちゃんの原宿=巣鴨で観るドルリベはいきなりオカマちゃんアイドル。意外に歌がうまいのと、楽曲のクオリティの高さに驚愕。心がふらつくところを狙われたらいちころかも。

●爆音少女症候群


名前の通り爆音ソングで心の闇をカウンセリングする3人組はメジャーデビュー前後から不安定な立場に置かれている。メンバーひとりが年内に卒業することが発表されていたことを後から知った。

●とみにか共和国


ソロアイドル活動を終了し1月からグループの一員として活動する花桃さとみさんに、たぶん最初で最後の接触。夢があるから希望がある。

●リリックホリック歌劇団


ヴィジュアル系/宝塚/お嬢様ミュージカル、いろんな要素を備えた3人組歌劇団はアイドルを超えるスピードを持つ。

2016.11.23 wed

Switched On!2016
東京・吉祥寺 Planet-K、WARP、伊千兵衛(3会場同時開催)
ケラ&ザ・シンセサイザーズ(ゲストギター:田渕ひさ子、なるけしんご)/DJハヤシ(POLYSICS)/(M)otocompo/Kit Cat/夏の魔物/NECRONOMIDOL/KOTO/パブリック娘。/エレクトリックリボン/その名はスペィド/空中分解feat.アンテナガール/リアル3区/装置メガネ/Cutie Pai/エイプリルズ/ジーニアス/異国のパルピタンテ/ハチマルキューマル/19:19/Tariki Echo/リナチックステイト/Ian Martin (Call and Response Records)/KOVACS

●Kit Cat


テクノポップ系アイドルの先駆者。肉感的なエモいアイドルばかりなので、クールなエレクトロサウンドが心を和ませる。

●NECRONOMIDOL


オレの第一主現場。九十九ほたるの卒業が発表されて1週間。現場で会ったほたちゃん推しが思ったよりも平然としていることに安心した。

人は逝く
命の灯火
消えたとて

ほ、ほ、ほーたる恋。

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トニー・コンラッド:完全なる今/灰野敬二/ジム・オルーク@六本木SuperDeluxe 2016.11.20(sun)

2016年11月23日 01時18分39秒 | 灰野敬二さんのこと


トニー・コンラッド:完全なる今
トニー・コンラッド 彼の人生と作品の記録

開場 17:00 / 開演 17:30
料金 予約4000円 / 当日4500円 (ドリンク別)
今年、残念ながら亡くなったトニー・コンラッドに捧げるドキュメンタリー映画トニー・コンラッド:完全なる今(2016年)を日本初公開。トニー・コンラッドは作曲家、ヴァイオリニスト、映像作家、俳優、はたまた大学で教鞭を執るなど多岐にわたった活動を精力的にこなし、1960年代にはドローン・ミュージックを創造するなど、独自の感性を織り成した芸術作品を創り上げたエクスペリメンタル・アーティスト。イベントには彼と共演経験のあるジム・オルークのライブに加えフリッカー(1966年)の上映に合わせた灰野敬二のライブも実現!

プログラム:
ジム・オルーク トニー・コンラッドに捧げるライブ
トニー・コンラッド:完全なる今(2016年、95分、日本語字幕)日本初公開
フリッカー with 灰野敬二 16mmフィルム上映に合わせたライブ



アメリカのミニマリスト「トニー・コンラッド」が2016年4月9日に逝去したから半年以上過ぎて、スーパーデラックスで追悼ライヴが開催された。只の追悼ではなく、新たに制作されたドキュメンタリー映画の日本初演も兼ねている。もし生きていたらコンラッド本人を招聘していた可能性もあったかもしれない。
【お悔やみ】トニー・コンラッドTony Conrad:前衛音楽家・作曲家・映像アーティスト、享年76歳

●ジム・オルーク


90〜2000年代にシカゴでコンラッドと共同作業をしていたジム・オルークと女性ヴィオラ奏者(名前失念)の2台のヴィオラによるドローン演奏。ミキサーを通して拡大された擦弦楽器の重低音が耳を圧する音響に転生する。オルークがコラボしたこともある物音ノイズの代表格オルガヌムが提示した徹底した一音主義は、コンラッドの業績に帰依するものだった。”音楽革命戦士”を標榜するオルークの面目躍如だった。

●トニー・コンラッド『完全なる今』


トニー・コンラッド自身が狂言回しを務めるパートと彼の生い立ち・業績を写真や映像で検証するパートから成る反自伝的ドキュメンタリー。音楽家として親しんだコンラッドの映像作家の一面を知るにつれ、頑固一徹の人生訓の後ろにある壮大な許容力と包容力に嘆息を漏らすしかない。ラ・モンテ・ヤングとの作品感の違いによる反目、ロックに転向したジョン・ケールへの驚き、あまりに自然体の反権力志向、時間と空間を無意識に飛び越える超越主義、ミニマリズムの究極がマキシマリズムであること。オルタナティヴの達人の生き方に学びたい。

●フリッカー with 灰野敬二


有り得ない物を見せたり、肉体に物理的な変調を及ぼすと言われる光の明滅を提示したフィルム『フリッカー』は動体視版ロールシャッハテストと言えるだろう。無音で披露されたこの実験フィルムに、灰野のハーディーガーディーが聴覚版ロールシャッハテストを施す。目と耳から別々の極端な周波数の刺激を浴びると、人体はどうなってしまうのか?30分の上映の間、何度か目と耳の境界が朦朧となる瞬間を経験したが、そのまま霧散することなく無事現世に帰還できたのは、天国のコンラッドの導きかもしれない。

Tony Conrad - The Flicker (Excerpts)


「前衛」である為には「反骨」と「慈愛」が「自然体」で蕩け合うことが重要だと再確認した一夜だった。

混乱の
コンラッド節
爛々と



HAINO/DUMOULIN/VERBRUGGEN European Tour 2016

Keiji Haino (vo, g, etc)
Teun Verbruggen (ds)
Jozef Dumoulin (key)

24th of November 2016: @ De Studio, Antwerp, Belgium
25th of November 2016: @ Bozar, Brussels, Belgium
26th of November 2016: @ Le Petit Faucheux, Tours, France
28th of November 2016: @ Coax Festival, Paris, France

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【まとめ】えいたそ妄想論第4巻『えいたそ野性時代』全10章+神神イベント&つくる写真展2016.11.20 sun

2016年11月22日 02時42分36秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


『でんぱの神神』DVD第7弾発売記念イベント
「ラッキー7の運だめし!メンバー対抗”キラッキーラチュ運”対決&オリジナル特典お渡し会」
@恵比寿 イベントスペースEBiS303・イベントホール





でんぱ組.incつくる写真「展」@淡路町AWAJI cafe&gallery 2016.11.20 sun

▼開催 2016年11月19日(土)~2016年11月27日(日)各日 11:00~19:00
▼会場 AWAJI cafe&gallery(〒101-0063 東京都千代田区神田淡路町2-4-6 1F)
▼料金 入場無料



【妄想えいたそ論】第4巻『えいたそ野性時代』まとめ

1.おキツネ様
でんぱ組.inc@中野サンプラザ 2016.2.9(tue)+【えいたそ野性時代】一の巻『おキツネ様』

2.本能の導き
【えいたそ野性時代】二の巻『本能の導き』+でんぱ組.inc@本庄市民会館/さいたま市文化センター

3.日曜日の幻想
【えいたそ野性時代】三の巻『日曜日の幻想』VU/ハイロウズ/スピッツ/PUFFY/阿部薫

4.妄想のススメ
【えいたそ野性時代】四の巻『妄想のススメ』でんぱ組/魚返一真/NMB48/妄キャリ/まねきケチャ/筋少

5.時代をドライブ
【えいたそ野性時代】伍の巻『時代をドライブ』ビートルズ/松田聖子/サニーデイ/ピンク・フロイド他

6.キラメク伝説
でんぱ組×SPYAIR@ZEPP TOKYO 2016.7.6(wed)+【えいたそ野性時代】六の巻『キラメク伝説』

7.キラメク伝説再び
【えいたそ野性時代】七の巻『キラメク伝説再び』百恵/高中/ヘンリー・カウ/MSG/PIL/ベビメタ

8.輝きの彼方
でんぱ組×Vegas@ZEPP TOKYO 2016.8.25(thu)+【えいたそ野性時代】八の巻『輝きの彼方』

9.未来のロマン
でんぱ組×Wienners@渋谷O-east 2016.9.8(thu)+【えいたそ野性時代】九の巻『未来のロマン』

10.発光の魔術師
でんぱ組@大宮ソニックシティ2016.10.9(sun)+【えいたそ野性時代】十の巻『発光の魔術師』

でんぱくじ
笑うえいそに
福バビュる




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