A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

【ポールもドゥービーもローゼズも干して鹿鳴館へ】ネクロ魔/偶ドロ/2&/ふみみ/君僕@目黒鹿鳴館 2017.4.26 (wed)

2017年04月27日 02時16分15秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


『断然LIVE』
目黒鹿鳴館
op18:30/st19:00 前売り/当日¥1000(+drink)
※再入場可/飲食持ち込みOK
2&/星名ふみみ/偶想Drop/NECRONOMIDOL/みきっこ/君と僕、ときどきメランコリック/雪乃ユーリ

表題に深い意味は無いが、ポール・マッカートニーやドゥービー・ブラザーズやストーン・ローゼズが出演した日本武道館よりも、今のオレには目黒鹿鳴館の方がリアリティを感じられる。リアリティとは何かと言えば生きている実感であり、心の中の闇が少し晴れる小さな幸せでもある。「ハード・デイズ・ナイト』や『トレイン・ケプト・ア・ローリン』や『エレファント・ストーン』よりも『ケレス・タナトイオ』や『Snow rain』や『人間模様』の方が今のオレには相応しい。目黒鹿鳴館の魅力を名物「断然ライヴ」で堪能した。

●星名ふみみ


2016年2月以来久々に見るソロアイドル。小動物を思わせるキュートなダンスとマシンガンのような歌でフロアを鼓舞するエナジーは華奢な身体の何処に潜んでいるのだろう。そんな気持ちになるのはテを伸ばせば届く距離の近さのお陰である。
ネクロ魔/おやホロ/ ツキタイ/キミボク/XYZ/ふみみ@渋谷Milkyway 2016.2.20(sat)

20170426 星名ふみみ 断然ライブ 目黒鹿鳴館



●君と僕、ときどきメランコリック


ふみみと同じく昨年2月以来のキミボクは、つい4日前に新体制になったばかり。御無沙汰過ぎてその娘が新メンバーか分からないが、定番の旗振りパフォーマンスでヲタクを君僕ワールドに導くオーラがフロアの隅々へと届く。

君と僕、ときどきメランコリックから大事なお知らせ



●NECRONOMIDOL


アッパーなムードがネクロ魔の登場と共に一瞬にして暗黒少女色に変わるのも鹿鳴館マジック。しかしダークな帳は夜露ひなの笑顔で破られた。4曲のみの短いステージの間にフロアの熱狂は狂喜の色を深め、激しいバトルが繰り広げられた。瑳里ちゃんのブルーのリップがサタニックでマジェスティックだった。1.KERES THANATOIO 2.SKULLS IN THE STARS 3.4.7L 4.童歌

NECRONOMIDOL - ITHAQUA Live at Shinjuku LOFT 04/15



●偶想Drop


世界で一番激しいアイドルの称号を恣にする偶ドロは鹿鳴館がホーム。メンバーのシャウトとヘドバンに呼応して初っぱなからフロアは混沌場と化す。激する一方かと思ったら、後半で雪が降る演出や振り無しで合唱する健気さも魅せる。激しいだけじゃないアイドルと呼ばれる日も近い。

20170424 偶想Drop 定期公演 偶想の素 10 ギャル公演



●2&


2016年いっぱいで偶ドロから卒業した咲はソロプロジェクト「2&(ダブルアンド)」名義で活動する。大好きなロックナンバーを噛み締めるように歌う姿はアイドルの衣を被ったロックシンガー。しかしバンドじゃなくて「ソロ」に徹する気持ちは、単なるロック少女で終らないという決意の表明に違いない。

20170426 2&(ダブルアンド) 断然ライブ 目黒鹿鳴館


武道館
葬ったのは
でんぱ組

でんぱ組.inc【Trailer】幕神アリーナツアー2017@日本武道館
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【ブクガとニューエイジ・ポップの行方知れず徒然】アシュラ/UK SUBS/BLITZ/(((さらうんど)))/CROSSFAITH etc.

2017年04月26日 00時50分01秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


4月5日にメジャー・デビュー・アルバム『image』をリリースしたブクガ(Masion book girl)のキャッチコピーは「ニューエイジ・ポップ・ユニット」。”現代音楽/ミニマルミュージックとアイドルソングの融合”と呼ばれる音楽性を分かり易いイメージ(image)で表現した言葉ではあるが、音楽シーンに於いて「ニューエイジ」とは勘違いされ易い単語でもある。

<ニューエイジ・ミュージック>別名<ヒーリング・ミュージック>と呼ばれ、根拠のない治療効果を騙り格安で頒布される人畜無害の疑似音楽、60年代スピリチュアル・ムーヴメントをネタにした嘘臭い精神主義を金と引き換えに切り売りするペテン音楽。『image(イマージュ)』と題された無価値コンピが量産され音楽に疎い大衆の心を惑わせたこともあった。そんな黒歴史を持つ「ニューエイジ」を改めて世に問うブクガ/サクライケンタ/徳間ジャパンの真意は、本当の意味のNEW AGE(新しい時代)を復権することに違いない。その意義に賛同する者のひとりとして、ブクガが標榜する<ニューエイジ・ポップ>について行方知れず徒然なるままに分析を試みた。

●Maison book girl『image』


CDで聴くとクールでツンデレなイメージがあるが、ライヴステージでのブクガは激しく熱くエモい。その姿勢はレコードではソングライティングとスタジオワークを追求し、ライヴは破壊的なパフォーマンスを展開するTHE WHOや、無機的なデヴォルーション(退行)テクノポップを標榜する割に、初来日の武道館公演でロックらしいエモーショナルな演奏をしたDEVO(同級生の佐瀬君はテクノなのに熱くなるのは偽物だと言った)に通じる。金髪に青い瞳のアンドロイドっぽいコショージメグミをはじめとするメンバーの人間性の豊かさは接触すればすぐ分かる。

Maison book girl / sin morning / MV



●アシュラ『ニュー・エイジ・オブ・アース』


1970年に西ベルリンでマニュエル・ゲッチングを中心に結成されたアシュ・ラ・テンペルが、アシュラ名義で76年にリリースした7thアルバム。サイケデリックなジャムとコラージュを特徴とするサウンドから、シンセサイザーやシーケンサーとギターフレーズの積極的な同期を試み、後のテクノやアンビエントの原型を産み出した。『地球の新しい時代』というタイトルが下衆な連中に利用され<ニューエイジ・ミュージック>の元祖的扱いされる不幸に見舞われたが、今こそ名誉挽回するべき金字塔。

Ash Ra - New Age Of Earth (Full Album) 1976



●ニュー・エイジ・ステッパーズ『ニュー・エイジ・ステッパーズ』


1979年にプロデューサーのエイドリアン・シャーウッドが設立したOn-Uサウンドからデビューしたプロジェクト。ポップ・グループ、スリッツのメンバーに、即興音楽家スティーヴ・ベレスフォードやライターのヴィヴィアン・ゴールドマンなどが参加。レゲエやダブでカットアップされた斬新なサウンドはNEW WAVEの新時代への足踏みだった。ジャケットの赤ん坊が今何処でどうしているのか知りたくなる。

The New Age Steppers - Fade Away



●UKサブス『ブランド・ニュー・エイジ』


1976年にロンドンで結成されたUKサブスは初期パンクの代表的バンド。ヴォーカルのチャーリー・ハーパー以外は流動的に現在まで活動を続ける彼らが80年にリリースした2ndアルバムが『Brand New Age』。同期のバンドがスターダムにのし上がって行くのを尻目にストリートに留まった彼らの決意宣言である。Oi!やハードコアをも通過して今なお現役で活動するUKサブスは日本のスタークラブと並ぶ世界最長のパンクバンドである。

UK Subs - Party in Paris (clip HQ sound)



●ブリッツ『新世代の叫び』


1980年にイングランド中部ダービーシャーで結成されたパンクバンド。82年のデビューアルバムに続く83年のシングルが「New Age」。Oi!やスキンヘッズから産まれたハードなパンクは80年代の幕開けを告げる新世代の叫びだった。正規のアルバムは3作のみだが、90年代ハードコアシーンに多大な影響を与え、多数のカヴァーを生み、コンピレーション/ライヴ盤が10作近くリリースされている。

BLITZ - New Age 1983 (Music Video)



●The New Age『All Around』


サンフランシスコのアシッド・フォーク・シンガー、パット・キルロイが1967年に結成したフォーク・ロック・トリオ。フルートやシタールによるインド音楽サウンドが評価を得てワーナーブラザーズで録音するが同年12月にキルロイがホジキンリンパ腫で急逝。それ以来お蔵入りになっていた音源が2007年に初めて編集盤『All Around』としてリリースされた。フリーフォームなラーガフォークは、スピリチュアルな魅力に溢れている。

The New Age - Dance Around The Sun



●CROSSFAITH『NEW AGE WARRIORS』


2006年に大阪で結成されたメタルコアバンドCrossfaithの2016年7月のシングル。リリースにあわせて開催された全国ツアー『New Age Warriors Tour』の最終公演を幕張メッセで開催。マキシマム・ザ・ホルモンに継ぐエクストリーム・メタルの人気バンドと言われる新時代の兵士。

Crossfaith - 'Rx Overdrive' Official Music Video



●(((さらうんど))) 『NEW AGE』


関西出身のヒップホッパー、イルリメ(本名:鴨田潤)の別ユニット(((さらうんど))) の2ndアルバム(2013年)。洒落たシティポップ路線はヒップホップ感覚の軽妙なJ-POP。癒しや元気付けを強調しがちなJ-POPシーンに於いて、肩の力を抜いたNEW AGEは悪くない。

(((さらうんど))) / きみは New Age (Music Video)


ニューエイジ
聴かせてくれる
5月9日赤坂BLITZ




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ペーター・ブロッツマン+ポール・ニルセン・ラヴ+近藤等則「音の哲学に向けて」@専修大学生田キャンパス 2017.4.23 sun

2017年04月24日 00時35分19秒 | 素晴らしき変態音楽


専修大学文学部哲学科公開講座
「哲学とパフォーミングアーツ」第3回
テーマ:「音の哲学に向けて」

開催日:2017年4月23日(日)
時 間:開場14:30~ 開演15:00~
場所:専修大学生田キャンパス新2号館アクティブ・スタジオ
   〒214-8580 神奈川県川崎市多摩区東三田2-1-1
■出演:
ペーター・ブロッツマン(テナーサックス、クラリネット)、
ポール・ニールセン・ラブ(ドラムス)、
近藤等則(エレクトリック・トランペット)

トーク・司会:
専修大学文学部哲学科教授 
伊吹 克己(いぶき かつみ)
専修大学文学部哲学科教授
金子 洋之(かねこ ひろし)
入場料:無料(要事前予約)
定員 :200名



東京藝術大学でのデイヴィッド・トゥープ講演会に続く大学無銭イベントは、専修大学生田キャンパスでの公開講座。小田急線急行で新宿から26分の向ケ丘遊園駅からバスで10分山道の上に広々としたキャンパスが現れる。新築の新2号館の地下のアクティブ・スタジオでは今回が最初の本格的ギグとのこと。200人限定だったが、学生や取材陣を含めそれ以上の観客が集まったようだ。音楽と哲学の関係は文学的なものだと思っていたので、実際の演奏を哲学に繋げる考えは新鮮に感じる。
デイヴィッド・トゥープ「聴取にもとづく実践の境界」@東京藝術大学美術館陳列館 2017.4.14(fri)



ブロッツマンとニルセン・ラヴは四月半ばからデュオで日本ツアー中。70年代からブロッツマンと交流のある近藤は、ニルセン・ラヴとも懇意の仲。三者の共演は初めてではないと思うが、貴重な機会である。"スタジオ"と言っても大学の教室だから音響システムは完璧ではない。それにも関わらず、ライヴハウス以上の臨場感のある演奏を披露したのは、サンデー・アフタヌーン・コンサートの伝統のあるヨーロッパ仕込みの演奏家揃いだからだろう。ブロッツマンの生音に近いブロウと近藤のエレクトリック・トランペットが鬩ぎあう真ん中でふた回り以上若いニルセン・ラヴが、音のスクリーンを粉砕するドラミングの妙を発揮する。1時間あまりのセットは、緩急を繰り返す度に表情を変化させ、アコースティックとエレクトリック、ロングトーンと微分音、破壊と創造、喧嘩と仲直り、聖と俗、超自然と日常、といった形而上・形而下の概念を形成するように思えた。打って変わってアンコールではアルバート・アイラーの「スピリッツ・リジョイス」を思わせる大らかな旋律で日曜日の午後の充実したひとときを讃えた。



演奏後、35年前に札幌でブロッツマンと近藤の共演ライヴを観て以来のブロッツマン・ファンだという金子教授によるインタビュー。講演中の筆者のスマホのメモより。(現場では近藤が翻訳)

フルクサス
50年代後半ブボタル美術学校の学生。
ナムジュンパイク ケルン在住 パイクの演奏の手伝い 6週間一緒に
ジョージマチュナス ドイツ アムステルダム アーメット ラモンテヤング
2年間のドイツのフルクサスムーヴメント
ジャズ エモーション自由
フルクサス 感情ではなく数学的計算に基づく
ジャズトリオ、パイクの激励、
限界のない
シュトックハウゼン、ヨゼフボイス などに会う ケルンにシュトックハウゼンの劇場 ケージ デヴィッドチュードア と会う
ジャズだけではわからない 範囲が広がる 画家音楽家として幅が広がる

美術学校の学生。
人生のゴールは画家だった
音楽を通して旅をしていろんな人に会う
スタジオで絵を一人で描くのとは異なり、ロードは特別な経験

フリーミュージックの意義
答えのない質問
現代のフリーミュージックの範囲がひろがり 90パーセントは関係ない
ジャズの原点はブルース
すべてのもののミックス 定義はない
私は単なるサックス吹き
私は一度だけの人生で、まだ何ができるかわからない


Peter Brötzmann / Paal Nilssen-Love (Live in Copenhagen, April 4th, 2013)


大学に
自由な音楽
聴きに行く

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【フランス刊 灰野敬二研究書】『影の天職〜灰野敬二〜ロックの別の声と道』+未発表音源ネット番組紹介

2017年04月20日 00時41分37秒 | 灰野敬二さんのこと


ブルース・フェルナンデス著『影の天職〜灰野敬二〜ロックの別の声と道(CD付)』
Vocations de l’ombre – Haino Keiji – Une autre voix/voie du rock (+ CD)
Bruno Fernandès

Les presses du réel
17 x 24 cm / 304 pages

フランスで出版された灰野敬二の研究書。
出版社のサイトには以下のように紹介されている。

「ギタリスト/シンガー灰野敬二に捧げる初のモノグラフ。日本の地下ロック・シーンの呪われた天使、未発表CD(灰野ソロ&不失者)付。
アンダーグラウンド音楽家・灰野敬二(1952年千葉生まれ、東京在住)の作品は、ロック、フリー・インプロヴィゼーション、ノイズ、パーカッション、サイケデリック・ミュージック、ミニマリズム、ドローンなどを含む。彼の伝説的なバンド、不失者とロスト・アラーフの他に、ボリス、メルヴィンズ、ジム・オルーク、オーレン・アンバーチ、ペーター・ブロッツマン、スティーヴ・ノーブルなどとコラボしてきた。」




随所に出てくる日本語タイトルとローマ字の歌詞以外はすべてフランス語なので内容は理解できないが、豊富な写真と画像は貴重なものばかりで楽しめる。目次の日本語タイトルから大まかな内容がわかる。

1. まえがき
2. 喚起(生い立ち)
3. 召命(音楽的影響)ブルー・チアー、ザ・ドアーズ、アルバート・アイラー
4. 祈願(スタイル)息/言霊/叫喚地獄/呪・運命/神秘?/奇跡?/意識/魔術?
5. 招集(音楽活動)ロスト・アラーフ/扇動的社会/マイナー/不失者/小沢靖/哀秘謡/ブラック・ブルース/ハーディー・ソウル/静寂/バサラ
6. 廃止と挑戦(思想)叛骨のダンディー/捧げる/暗黒の歌/天使?
7. 哀歌(歌詞&仏語訳)
8. 昭和ブルース(日本のロック史)ラジオ/ジャズ/エレキブーム/ロクンロール/グループ・サウンズとサイケ/ジャックス/からっぽの世界/裸のラリーズ/フリー/阿部薫/間章/ジャパンク・ジャパノイズ
9. ディスコグラフィー1969 - 2015
10. 書誌事項
11. 索引



書籍は読めないなりに結構楽しめるが、『欠片』とタイトルされた付属CDこそ貴重である。
1990年頃のスタジオ・ソロ(ギター)、2002年12月29日不失者(灰野と小沢靖のデュオ編成)ライヴ、2001年12月29日のソロ(ヴォイス)ライヴ、計5トラック 71分収録。

日本に輸入されているかどうか不明だが、出版元からオンラインで注文できる。書籍代金 35€ + 送料 9.8€ = 44.8€(約5300円)
Les presses du réel公式サイト


【灰野敬二ネット番組紹介】
●スティーヴン・オマーリーのアシッド・クアリー・パリス「黒衣の男」
灰野敬二のバンドNazoranaiのメンバーでもあるSunn O)))のスティーヴン・オマーリー本人のナレーションによる未発表音源を中心にした2時間のウェブ・ラジオ番組。
STEPHEN O’MALLEY PRESENTS ACID QUARRY PARIS:The Man In Black

●アリカ・アーカイヴ・エピソード2:暗黒の特別なかたち〜灰野敬二
2012年2月26日グラスゴー「Tramway」でのソロ・ヴォイス・パフォーマンスのライヴ音源。
Arika Archive • Episode 2: A Special Form of Darkness

それ以上
求めるあなたは
来ればいい



5月3日(水/祝)高円寺ShowBoat チケット発売中!
灰野敬二 生誕記念公演

開場17:00 開演17:30
前売 ¥4,320 / 当日 ¥4,860

出演:灰野敬二(g, vo, electronics, rhythm machine, experimental mixture etc.)
シークレットあり

チケットお取り扱い:ShowBoat (03-3337-5745, info@showboat.co.jp, 04/17 15:00〜店頭販売, 16:00〜電話/メール予約・代引注文受付, 04/18以降 14:00〜23:00受付), イープラス (04/21 10:00〜)
代引郵送 (別途発送手数料 ¥580) にてご購入希望の方はメールにて「公演日, 公演名, 住所, 氏名, 電話番号, 購入枚数」をお送り下さい。
入場整理番号あり。当日は、整理番号順の入場となります。ShowBoatでお求めのチケットはご購入順に入場整理番号が発券されます (ご予約のみでは整理番号はつきません)。
ショーボート公式サイト
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【ゴス系女子図鑑】#4 シンセの波間に揺れるダークウェイヴ女子〜クリスタル・キャッスルズ/ミニット・マシーン/パラドックス・オブスキュア/ザニアス/シックス・ジューン/プレジャー・シンボルズ/ネクロ魔

2017年04月19日 07時46分41秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


ゴシック女子はロックやパンクに留まらずダンスやエレクトロ界にも棲息する。いや寧ろ暗いクラブや地下室で夜な夜な踊り狂う電子音楽耽溺女子等が、黒装束に白塗りで「どうせ人生見せ物よ」とばかりゴシック三昧しているケースが多いに違いない。エレクトロ・パンクとも呼ばれるシーンの代表格クリスタル・キャッスルズがメンバー・チェンジを経て復活し、4年ぶりの来日公演が実現する。「ネ申」降臨に一部で盛り上がるダークウェイヴ女子の現在を探る。

●Crystal Castles


2003年にカナダで結成され、エレクトロ・パンクの急先鋒として注目を集めたクリスタル・キャッスルズ。2014年10月にヴォーカルのアリス・グラスが脱退し、活動休止状態だったが、新ヴォーカルにエディス・フランシズを迎え2016年9月に新作『アムネスティ(I)』をリリース。前3作と同様にバンドの中心メンバーであるイーサン・キャスがプロデュースを手掛け、パンキッシュで破壊力溢れるエレクトロ・サウンドや、ゴスっぽい雰囲気が印象的なエディスのボーカルが冴えるアンビエントなトラックなど、完全復活を宣言した。5月15日(月)代官山 SPACE ODDにて4年ぶりの日本単独公演を開催。

Crystal Castles - Concrete

テクノの初期衝動~クリスタル・キャッスルズ


●MINUIT MACHINE


2013年9月フランス・パリで結成されたシンセ・ウェイヴ・バンド。Hélène de Thouryのエレクトロニック・メロディとAmandine Stiouiのヴォーカルのデュオ。パワフルなエレクトロビートとダークなシンセ・ラインを核にミニマルウェイヴからエレクトロノック・ロックまで幅広い音楽からのインスピレーションをミックスしている。

MINUIT MACHINE - BATTLES (Official video)



●Paradox Obscur


UKをベースに活動するKriistal Ⱥnn (vo)とToxic ℟azor (sound)のデュオ。リアルなハードウェア・シンセサイザーとドラム・マシーンですべて二人だけでマルチトラック・レコーダーで制作されたサウンドは、暗闇に光が差すミニマル・シンセ。

Paradox Obscur - Dark Fortress (Official Video)



●Zanias


テクノの聖地としても知られるベルリンを拠点に活動している男女デュオ、KeluarのメンバーでもあるZoè Zaniasによるソロ・ユニット。EBMからの影響を強く感じさせる「暴力的で退廃的」「無機質で硬質」「ダークでミニマル」な楽曲を、アンドロイド的美貌のZaniasが演じるモノクローム・ワールドは過ぎてしまった近未来のサウンドトラック。

Zanias - Follow the Body



●Sixth June


2007年セルビア共和国ベオグラードで結成され、現在はドイツ・ベルリンを拠点とする Lidija Andonovと Laslo Antalのデュオ Sixth June。ユーゴスラビアからセルビア・モンテネグロ解体(2006年)に至る激動の共産圏ヨーロッパが産み出したデカダンスを象徴する鬱積したダークウェイヴ。

Sixth June - Drowning



●Pleasure Symbols


オーストラリア・ブリスベーン出身のJasmine DunnとPhoebe Paradiseによるシンセ・バンド。自らの音楽を「オルタナティヴ・コールドウェイヴ・ダークウェイヴ・ポストパンク・シンセ」と表現する。

Pleasure Symbols - 'Ultraviolence'



●NECRONOMIDOL


NECRONOMIDOL(ネクロノマイドル)は2014年3月東京で結成された暗黒をテーマとしたアイドルユニット。ブラックメタル、ダークウェイブ、NWOBHMなどの楽曲と異次元な振付でステージを漆黒に染め上げる。2017年から柿崎李咲、瑳里、夜露ひな、今泉怜、月城ひまりの新メンバーで活動、高円寺Studio DOM、新宿LOFT、タイ・ツアーを行い、さらに大阪ワンマン公演、ヨーロッパ・ツアー、渋谷WWW、恵比寿LIQUID ROOMでのワンマンライヴが予定されている。現在運営アシスタント募集中。

NECRONOMIDOL あたいの爪痕 MV


ゴスシンセ
ケラシンセとは
似て非なる

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【魔窟に集いし地下音楽】NORD/JUNKO+橋本孝之/Sachiko/Sarry@池ノ上 Bar GARIGARI 2017.4.16(sun)

2017年04月18日 01時51分46秒 | 素晴らしき変態音楽


Ordvician Flowers VOL.6@ Ikenoue Bar GARIGARI
SACHIKO, NORD, JUNKO + Takayuki Hashimoto, Sarry (from Osaka)
open 19:00 start 19:30 charge 2000yen + drink



井の頭線池ノ上駅前すぐの地下にあるバー「GARIGARI(ガリガリ)」は高円寺「無力無善寺」と並ぶ魔窟ライヴハウスである。内装の毳毳しさや姦しさや禍々しさは似ているが、超ドメスティックな無善寺に比べ無国籍感抜群のガリガリは、ヴードゥー経の邪神が奉ってある気がする。この現場でライヴを体験するのは3年半前の2013年12月奇しくも橋本孝之の属するコンテンポラリー・ミュージック・ユニット.esの初の東京ツアー以来。細かく見比べた訳ではないが、この店内は時間の経過の仕打ちを全く被っていないかのように思える。レーベル「Musik Atlach」が主催するイベント「Ordvician Flowers」の6回目。
T.美川+.es(ドットエス)/Tangerine Dream Syndicate/浦邊雅祥/冷泉@池ノ上GARI GARI 2013.12.15(sun)

●Sachiko


かつては光束夜、OVERHANG PARTYのベーシストとして8,90年代地下音楽の屋台骨を支え、現在はヴォイス/エレクトロニクス奏者としてソロ/コラボ活動する女性ミュージシャン。「Musik Atlach」主宰者でもある。都合で最後の10分間しか聴けなかったが、電子ドローンの中に浮遊するファムファタルのオーラはガリガリの邪神への鎮魂歌であった。


●Junko+Takayuki Hashimoto


非常階段の歌姫としてだけではなく、一個体のノイズ有機体として世界中の極端音楽界と交わる交歓留楽声=Junkoと、コチラもユニット.esとは別に単独で他流試合や道場破りを実践するエクスペリメンタル音楽シーンの鬼才=橋本孝之の、ほぼ初対面コラボレーション。高周波ノイズで評判の両者だけに、左右の鼓膜が破裂する超音波の鬩ぎあいを予測したが、正反対の敬意と親愛の念に満ちた仲睦まじいデュエットに心が和んだ。声とサックスのアヴァンチュールの行方に注目したい。


●NORD


何も無いステージに大量の電子機器が運び込まれる。ぼんやり光を放つエフェクター群の前に座った片山智はマッドサイエンティストにしか見えない。後方左に内田静男、右に長谷川洋が黒子のように控える。お香に火をつけ、煙が店内に漂い始めると同時に、低い電子音が流れ出す。お経の呟き、嵐の前兆の風雨、水中の破裂音、遠くの咆哮、様々な音が浮かんでは消える。極めて映像的だが、視覚的に風景を幻視するのではなく、飽くまで聴覚刺激として脳内に現出するサウンドヴィジョンの物語である。映像の無い音だけの夢に引き摺り込まれる感覚は、真のサイケデリックと言えるかもしれない。


●Sarry


2004年から大阪で活動を続けるふじゆき(vo)と821(b)からなるデュオ。.esとの共演も多く、橋本孝之が先輩として慕う関係だと言う。サンプラーを多用してベースだけで産み出すダークなアンビエントトラックの上にクリスタル・ヴォイスが漂うスタイルは、巫女のような呪術性に溢れていて、魔窟の装飾に良く似合う。時にハードコアやヘヴィロックと化すベースプレイは、アンビエントよりもロックに魂を捧げているように思えた。ロングセットを体験してみたい。

魔窟には
魔術を歌う
ひとがいる



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デイヴィッド・トゥープ「聴取にもとづく実践の境界」@東京藝術大学美術館陳列館 2017.4.14(fri)

2017年04月17日 01時37分53秒 | 素晴らしき変態音楽


特別講演 デイヴィッド・トゥープ 「聴取にもとづく実践の境界」

日時:2017年4月14日(金)17:30開場、18:00スタート
場所:東京藝術大学大学美術館陳列館 (東京都台東区上野公園12-8)
料金:入場無料。事前予約不要、定員は当日先着100名。
日英通訳有り
Topics 特別講演 デイヴィッド・トゥープ 「聴取にもとづく実践の境界」



筆者にとってデイヴィッド・トゥープとは、70年代半ばにブライアン・イーノのオブスキュア・レーベルからLPをリリースし、80年代ニューウェイヴ期にフライン・リザーズや49アメリカンズ、ザ・プロムネーダーズなどの胡散臭い疑似ロックユニットの仕掛人として暗躍したフリーミュージシャンであり、既成の楽器ではなく、玩具や台所用品や大工用品を使って演奏する特殊音楽家のイメージが強い。しかしトゥープの真価は、80年代後半以降のアンビエント・ミュージックの創世に於いて発揮されたという。DJカルチャー、ドローン/アンビエント、フィールド・レコーディングといったジャンルをほぼ完全にスルーした筆者にとって、トゥープが現在何を考えているのか非常に興味深く、上野公園の奥に位置する東京藝術大学の門をくぐった。陳列館1Fのイベントスペースは満席で立見も出た。多くは学生か卒業生のようだが、筆者を含む学外からの参加者もかなりいたようだ。講演・対談・演奏いずれも興味深く、最近忘れていた学究的好奇心を刺激された。多岐にわたる内容をまとめることは荷が重いので、講演中のスマホのメモをそのまま転載することで、68年特殊音楽一筋のくせ者の片鱗をお伝えできれば幸いである。



18:00-18:15 イントロダクション 金子智太郎 (日本語のみ)
オーシャンオブサウンド
音の海
音に浸るアルバム


18:20-19:20 講演 「聴取にもとづく実践の境界」 デイヴィッド・トゥープ
1993来日川崎よしひろと出会う
水琴窟
水取り東大寺
二つの音、アヴァンギャルドに聴こえた
太古の音と現代の音のリンク
白い犬のおもちゃ、楽器になるか
マックスイーストレイのモーター楽器
出来事、楽器の本質を考え始めた
楽器と呼べる境界
フランソワジュリアン 仏哲学者
ブラントネス 味がしない
味の刺激に溢れた時代21世紀
強いものを求める傾向
音も同じ
中国の古い楽器グーチン
弦のない楽器 触るだけでよい 想像される音 頭の中だけで鳴る音は物理的な音よりもいい
何もない音を聞くことはできるか
絵画を聞くことができるか
描くことと録音
聴く行為を絵で表現するのは難しい
17世紀オランダの絵画 音を想像させる この絵は楽器だろうか
楽器にならないものはないのでは?
若い頃美大生だったが音楽に。画材を買い集めることで解消
私の絵画も楽器になるだろうか?
楽器に基本は表面と空洞である
演奏時間について考えている なぜ45分。
一分間、数日

サイレントメディアとデュレイション
紙を音、絵画、スキャナー、のサイクル
メニープライベートコンサート


19:30-20:00 対談 デイヴィッド・トゥープ & 細野晴臣 (司会:毛利嘉孝)
細野
ノスタルジアと音楽
福島と子供の頃聴いた音楽
YMO時代のフューチャーは現代のノスタルジア
トゥープ68歳
福島で時が止まっている
細野にとってタイムマシンで過去に行くことも未来
今の音楽は多国籍企業 下町の音楽を作りたい
宮古島トゥクルフム最後の儀式
トゥープ、音楽の知識が重要、残すリリースすることが必要
音楽の遺伝子が途切れるのは悲しいから自分でやっている
未知のものブギやスイングをやること、YMOの頃と同じ
80年代音楽の作り方テクノロジーが変わった
90年代まで機材の進化は続いたが、行きつくとこまできた。新しいやり方が始まるが細野には見えない。
今の音楽が何に応答しようとしているのかわからない


20:10-20:30 パフォーマンス デイヴィッド・トゥープ & ラヘル・クラフト & 北條知子


実践は
紙をガサゴソ
鳴らすだけ

FLAT TIME/sounding - An Interview with David Toop at the Whitechapel Gallery - Music & Live Words
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【DiscReview】円熟を知らない長老たち〜TRIO 3(アンドリュー・シリル、レジー・ワークマン、オリヴァー・レイク)/ヴィジティング・テクスチャー

2017年04月16日 04時18分42秒 | 素晴らしき変態音楽


TRIO 3 Andrew Cyrille, Reggie Workman, Oliver Lake / VISITING TEXTURE

Intakt CD 282 / 2017

Andrew Cyrille: Drums 1939年11月10日生 77歳
Reggie Workman: Bass 1937年6月26日生 79歳
Oliver Lake: Saxophone 1942年9月14日 74歳

1. Bumper (Oliver Lake) 5:39
2. Bonu (Oliver Lake) 6:07
3. Composite (Cyrille, Lake, Workman) 6:39
4. Epic Man (Andrew Cyrille) 7:47
5. Stick (Oliver Lake) 4:55
6. A Girl Named Rainbow (Ornette Coleman) 6:59
7. 7 for Max (Andrew Cyrille) 2:50
8. Visiting Texture (Reggie Workman) 10:41

ジャズは死すともフリー(自由)は死せず。あわせて230歳の長老トリオから自由になれない人類へのメッセージ。



何でも今年は『ジャズ100周年』らしい。その起源は1917年にオリジナル・ディキシーランド・ジャズ・バンドが初めて「ジャズ」という単語を明記した商業用レコードを録音したことだという。つまりジャズ・レコード発売100周年と言う訳だ。ロックンロールが産まれたのは、ビル・ヘイリー&ヒズ・コメッツ「ロック・アラウンド・ザ・クロック」が映画『暴力教室』の主題歌として使われた1955年と言われる。音楽の起源など誰にも分かる訳が無いから、指標としてレコードや映画に登場したことを発祥としているのだろう。

100年のジャズの歴史の4分の3を生き抜いて来た三人のミュージシャンによるトリオ3は、恐らくジャズの遺伝子を尤も濃厚に継承するグループと言っていいだろう。その遺伝子の大部分は50年代末にニューヨークのジャズバーで産声を上げた(とされる)フリージャズのウイルスに感染しているようだ。アンドリュー・シリルはセシル・テイラーのドラマーとして11年に亘り活動、レジー・ワークマンは後期ジョン・コルトレーンやアーチー・シェップのグループに在籍、そしてオリヴァー・レイクは言わずと知れたセントルイスのBAG(ブラック・アーティスト・グループ)の核であり、70年代ロフト・ジャズの中心的存在としてシーンを育んできた。3人は90年代後半からトリオ3を名乗ってレコーディングとライヴ活動を続ける。アルバムは10作を超え、ニューヨークのヴィレッジ・ヴァンガードやブルックリンのロフトにことあるごとに出演している。

70歳を超えて現役で活動するミュージシャンは少なくないが、レギュラー・グループとして継続的に作品を発表している例は珍しい。しかもトリオ3は2007年からイレーネ・シュヴァイツァー、ジェリ・アレン、ジェイソン・モラン、ヴィジェイ・イヤーといったピアニストをゲストに迎え、表現の地平を開拓する意欲的な活動を行ってきた。活動20年目にあたる今年の最新作は、そういった共演で得た大きな許容力を三人だけで最大限に活用し、音楽的宇宙のビッグバンを追求するイマジネーション溢れるジャズ作品に仕上がった。最早技巧の確かさをひけらかすことは無く、自然体で奏でられる自由な旋律に、雁字搦めの現代ジャズ・シーンを解放する魔術が秘められている。円熟という避難所に身を阿ることを潔しせず、闘い続ける活動家の信念よ。

円熟の
境地に至る気
毛頭ない

Trio 3 - Oliver Lake, Reggie Workman, Andrew Cyrille at Vision Festival 17 - June 16 2012



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MoE/灰野敬二 & His Heavies@渋谷LUSH 2017.4.11 (tue)

2017年04月14日 02時18分41秒 | 灰野敬二さんのこと


MoE JAPAN TOUR
LIVE MoE / 灰野敬二 & His Heavies

●OPEN 19:00 / START 19:30 
●ADV 3000 / DOOR 3500 (+1D )



ノルウェーのヘヴィ・ドゥーム・ハードコア・トリオ「MoE(モー)」の4回目の来日ツアー。昨年秋にヨーロッパでリリースされた最新アルバム『Examination of the Eye of a Horse(馬の目の検査)』の日本全国流通リリースにあわせて北海道から四国まで全国10公演の最終日は渋谷LUSHにて灰野敬二との対バン。それぞれ実験音楽の活動もしているMoEのメンバーは以前から灰野のファンで共演の機会を望んでいたという。遂に実現した対バンライヴに灰野はロックトリオ「灰野敬二& The Heavies:で臨んだ。生憎の春の嵐が吹き荒れる最悪の天気で動員は少なかったが、一期一会の貴重なライヴ空間が現出した。
Norway Heavy Doom Hardcore 諾威重量運命鋼鉄核『MoE モー/Examination of the Eye of a Horse 馬の目の検査』

●MoE


Guro Skumsnes Moe: Bass, vocals/Joakim Heibø Johansen: Drums/Håvard Skaset: Guitar。
先行はMoE。一見素朴な女性のGuroがベースを持ってステージに上がったとたん悪魔に取り憑かれたような形相で叫びを上げる。彼女の重低音爆撃ベース、ノイズを完全にコントロールするHåvardのギター、ハードコアと変態ビートを同時に叩き出すJoakimのドラムが三つ巴で繰り広げるヘヴィロックはありとあらゆる表情をぶち込んだ人間性の三重構造螺旋体。予測のつかない展開はいつまで聴いても飽きることが無い。セックス・ピストルズ「アナーキー・イン・ザ・UK」の解体的カヴァーも鬼畜。


●灰野敬二 & His Heavies


灰野敬二:vocals, harmonica/川口雅巳:Guitar/片野利彦:Drums
THE HARDY ROCKSのメンバー二人とのトリオは2016年11月にスーパーデラックスで披露された。今回は新ユニット名を冠してのステージ。究極のHeavyを追求するユニットである。"BEST OF THE HARDY ROCKS"といえるセトリだが、音数が少ない分、アレンジの骨組みがダイレクトに発揮され、シンプルかつヘヴィな痺れるビートが炸裂する。灰野のブルースハープがヴォーカル以上の説得力で迫り来る。所謂ロッケンロールのスタンダード・ナンバーばかりなので、MoEのメンバーや西欧人のオーディエンスが驚くと同時に感動していた。

Set List:
1. End of the Night (The Doors)
2. Born To Be Wild (Steppen Wolf)
3. Money (Barrett Strong, The Beatles)
4. Summertime Blues (Eddie Cochran)
5. In My Room (Walker Brothers)
6. Wild Thing (The Troggs)
7. Five To One (The Doors)
8. Satisfaction (The Rolling Stones)


●MoE+灰野敬二


MoEに灰野がAir Synthでコラボレーション。ハードコア・パラノイアック・ロックにエレクトロニクスはよく似合う。途中からノイズ・インプロヴィゼーションに突入、Guroがフロアに降りてきてスクリーム・パフォーマンス。灰野のチャルメラが世界の終わりを告げる喇叭のように鳴り響く。ヘヴィロックと実験音響の新たな命が芽を吹くことが楽しみになる。

次回はより実験音楽へのチャレンジに期待したい。

ノルウェーと
日の出流る国の
ランデヴー

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【鹿鳴館に萌ゆ】ネクロ魔/ヤナミュー/ゼアゼア/クロタン@目黒 鹿鳴館 2017.4.9 (sun)

2017年04月13日 01時25分50秒 | ガールズ・アーティストの華麗な世界


メグロSICK@目黒 鹿鳴館
前売2500 当日3000
開場17:30 開演18:30
※オープニングアクト18:20

春野さ子(OA)
NECRONOMIDOL
ヤなことそっとミュート
CLOCK & BOTAN
There There Theres



この日は大塚近辺のライヴハウスで「YOIMACHI2017」というサーキットライヴイベントが開催され多数のバンドやアイドルが出演、ネクロ魔やブクガ、じゅじゅやモ!と言った推しのグループも出るのでそちらに行く選択肢もあったが、朝の11時から夜の8時までの長丁場はかなりダメージがあるので、無難なところで夜の目黒の濃いドルイベに参戦することと相成った。にしても筆者のここ2年間の現場活動で、新宿ロフトや目黒鹿鳴館といったロック系ライヴハウスの訪店回数が激増しているのはどういう訳だろう?自問自答してみれば曾ての「ロック」が「アイドル」に場を奪われた現状に歓びの念を禁じ得ない自分の深層心理に深く絞首する次第である。同時に曾ての「燃える闘魂」が「萌えるヲタ心」に座を空け渡した賛状に深い歓喜の溜め息を吐く羽目に成り果てた、日曜日の夜のランデブーを心から堪能した今宵で在った。ROCK MAY KAN(鹿鳴館)と名付けた経緯はいずれ近い将来、明らかにされることを切に願う。90年代ジャパメタの聖地として毎夜メタラーが集合し片腕を挙げてシンガロングした現場にドルヲタが詰めかけより過激なモッシュやリフトを繰り広げていられることが、もうひとつの驚異かもしれない。

●CLOCK & BOTAN


クロックさんとボタンさんの二人組かそれ以上のグループかと思ったら、元ベルハー(BELLRING少女ハート)の柳沢あやののソロユニットだった。4/2にデビューしたばかりのひとりアイドル。ベルハー時代より歌がうまい気がする。キレのあるダンスやアコギ演奏も見せ新たな魅力を発揮。生誕記念に風船が舞うカラフル現場と化した。

CLOCK & BOTAN - Gloomy



●NECRONOMIDOL


2017年一発目の月城ひまりお披露目ライヴ以来のネクロ魔in鹿鳴館。ダークウェイヴ「SARNATH 」やドゥームメタル「END OF DAYS」やがこれほど似合うベニューは他に無い。しかしハイライトはMCを無事務めた夜露ひなの気の弛みで曲紹介を失念し「ケ、」で始まった「KERES THANATOIO」であった。火がついた魔ヲタの「ITHAQUA」シンガロングに気持ちが籠る。

20170411 NECRONOMIDOL × 偶想Drop 2マンライブ hirari hira hira 曲衣装交換 新宿アンチノック



●ヤなことそっとミュート


WWWワンマン以来のヤナミューのネクロ魔対バンは久しぶり。筆者の推しがそろい踏みのオレ得現場だが、推し連続は少々キツい。モッシュ&リフト続出の最前地帯を上手くかわしてバンドサウンドにマインドサーフする。ネクロ魔の魔ダンスの後だけに、ダイナミックな振り付けが眩しい。ネクロ魔瑳里と夜を過ごし、ヤナミューなでしこと朝を迎える、と妄想すると萌え増し必至である(そして午後はコショージと)。

ヤなことそっとミュート 2017.04.04 @ 新宿LOFT



●There There Theres


ゼアゼアを観るのは2回目。しかし力を使い果たしたオレは抜け殻に成って後方から眺むるのみ。しかしながら、柳沢あやの(現クロタン)と朝倉みずほ、そして推していた甘楽が抜けたベルハーは決して抜け殻ではない。カイとれーれ(有坂玲菜)を中心に新メンバー3人を迎えゼアゼアゼアーズに改名したのはベルハーよりもベルハーらしい新世界を構築する野望への第一歩であった。

There There Theres - RadicalHead


鹿鳴館
ROCK MAKER
緑目逝かん



▼オレ得過ぎる!こんなに幸せでいいのだろうか。。。
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