近藤等則+ジョン・ラッセル+ロジャー・ターナー『Artless Sky』(Caw Records、1979年)。
Toshinori Kondo 近藤等則 (tp, alto horn, effects)
John Russell (g)
Roger Turner (ds, perc)
いままで聴いたことがなかった音源。A面は長い1曲、B面は短い5曲である。
三者三様に個性が出ていて良いサウンドだ。ロジャー・ターナーには棒の先端の美学があり、それは先端とは言え金属の擦れからバスドラの波動までを切れ目なく含んでいる。ジョン・ラッセルはギターの板の上を疾走するようであり、それは明らかに弦の近傍に粘りつく運指と関係している。近藤等則はここでもトリックスター的に、パルスの放出だけでない騒動を展開している。
これらの三者の作業が並行し、ときどき融合したり交差したりする。おもしろい。
●近藤等則
ブロッツ&サブ@新宿ピットイン(2015年)
本田珠也SESSION@新宿ピットイン(2014年)
トリスタン・ホンジンガー『From the Broken World』、『Sketches of Probability』(1991、1996年)
浅川マキ『Stranger's Touch』(1989年)
浅川マキ『幻の男たち』 1984年の映像(1984年)
浅川マキ『スキャンダル京大西部講堂1982』(1982年)
浅川マキ『灯ともし頃』(1975年)
●ジョン・ラッセル
ジョン・ラッセル+豊住芳三郎@稲毛Candy(2018年)
「響きの今」(ジョン・ラッセル、ストーレ・リアヴィーク・ソルベルグ、ピーター・エヴァンス、秋山徹次)@両国門天ホール(2018年)
ジョン・ラッセル、ストーレ・リアヴィーク・ソルベルグ、すずえり、大上流一、石川高、山崎阿弥@Ftarri(2018年)
豊住芳三郎+ジョン・ラッセル『無為自然』(2013年)
ドネダ+ラッセル+ターナー『The Cigar That Talks』(2009年)
『News from the Shed 1989』(1989年)
ジョン・ラッセル+フィル・デュラン+ジョン・ブッチャー『Conceits』(1987、92年)
●ロジャー・ターナー
ロジャー・ターナー+亀井庸州@Ftarri(2019年)
ロジャー・ターナー+喜多直毅+内橋和久@下北沢Apollo(2019年)
アーサー・ブル+スコット・トムソン+ロジャー・ターナー『Monicker - Spine』(2018年)
ロジャー・ターナー+喜多直毅+齋藤徹@横濱エアジン(2018年)
ロジャー・ターナー+喜多直毅+齋藤徹@横濱エアジン(JazzTokyo)(2017年)
ロジャー・ターナー+広瀬淳二+内橋和久@公園通りクラシックス(2017年)
ロジャー・ターナー+今井和雄@Bar Isshee(2017年)
蓮見令麻@新宿ピットイン(2016年)
齋藤徹+かみむら泰一、+喜多直毅、+矢萩竜太郎(JazzTokyo)(2015-16年)
ドネダ+ラッセル+ターナー『The Cigar That Talks』(2009年)
フィル・ミントン+ロジャー・ターナー『drainage』(1998、2002年)
アネット・ピーコック『I Have No Feelings』(-1985年)