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フィル・ミントン+ロジャー・ターナー『drainage』

2016-10-14 20:07:12 | アヴァンギャルド・ジャズ

フィル・ミントン+ロジャー・ターナー『drainage』(EMANEM、1998、2002年)を聴く。

Phil Minton (voice)
Roger Turner (perc)

フィル・ミントンおじさんは相変わらず七色の奇天烈なヴォイス。うなりや叫びは動物のようだったり、子どものようだったり。口笛そのものもあるが、得意技なのかな、喉で鳴らす口笛のような音は何なんだろう。ホントに素敵な人である。

一方のロジャー・ターナーもミントンに負けず七色の変幻自在な繊細なパルスを発する。いや、パーカッションとヴォイスが拮抗したり対峙したりしているというよりは、相互の領域にやすやすと侵犯し、それを受けて次なる風景へとシフトするゲームを愉しんでいるようだ。つまりこれは、相手の技を敢えて受けつつも予定調和には決して終わらないプロレスである。

1998年のセッション(2枚目の2曲目以降)では、突然ミントンが「The Lady Is A Trump」を歌いだし、ターナーが(きっと)ウフフと笑いながらスイングする場面がある。また、前月に亡くなったばかりのトム・コラを偲んでの手合わせもあり、悲痛なものになるかと思いきや、また達人同士の見事な演武になってゆく。


フィル・ミントン、Cafe OTO、2010年 Leica M3、Summicron 50mmF2.0、Tri-X(+3)、フジブロ4号

●フィル・ミントン
フィル・ミントン、2010年2月、ロンドン(2010年)
フィル・ミントン+ロル・コクスヒル+ノエル・アクショテ『My Chelsea』(1997年)
コクスヒル/ミントン/アクショテのクリスマス集(1997年)

●ロジャー・ターナー
蓮見令麻@新宿ピットイン(2016年)
ドネダ+ラッセル+ターナー『The Cigar That Talks』(2009年)

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