Sightsong

自縄自縛日記

浅川マキ『Stranger's Touch』

2018-10-13 08:02:01 | アヴァンギャルド・ジャズ

浅川マキ『Stranger's Touch』(東芝EMI、1989年)。

浅川マキ (vo)
本多俊之 (as, ss, key, p) (4, 6,7,10)
下山淳 (g) (5)
奈良敏博 (b) (5)
野島健太郎 (key) (5)
池畑潤二 (ds) (5)
山下洋輔 (p) (1)
川端民生 (b) (1)
近藤等則 (tp, toys) (1,2)
山内テツ (g) (2)
Bobby Watson (b) (6,7)
Tony Maiden (g) (6)
Andre Fischer (ds) (6)
Tristan Honsinger (cello) (3)
原田芳雄 (語り) (2,3)

最近中古盤で見つけた。LPが出されなかった作品であり、過去作品の再録と編集を中心としたものだからとも思い、今まで聴いていなかった(1曲だけ『Darkness I』に収録されている)。

しかし、実は単なるコンピレーションでないことが、浅川マキ世界を濃密に示すものとなっていることに気が付かされた。彼女の語りが随所に入っていることもその要素のひとつである。それに、暗がりでこっそり踊るようなトリスタン・ホンジンガーのチェロに、原田芳雄と浅川マキの語りが重ね合わせられて、ここまでイメージがふくらむものとは思いもしなかった。

本多俊之のサックスも時代と分かち難いものなのだな。

●浅川マキ
浅川マキ『Maki Asakawa』
浅川マキの新旧オフィシャル本
『浅川マキがいた頃 東京アンダーグラウンド -bootlegg- 』
『ちょっと長い関係のブルース 君は浅川マキを聴いたか』
浅川マキが亡くなった(2010年)
浅川マキ DARKNESS完結
ハン・ベニンク キヤノン50mm/f1.8(浅川マキとの共演、2002年)
浅川マキ『闇の中に置き去りにして』(1998年)
<浅川マキに逢う>ライブ&上映会@西荻窪CLOPCLOP(1993年、2017年)
『浅川マキを観る vol.3』@国分寺giee(1988年、2017年)
『山崎幹夫撮影による浅川マキ文芸座ル・ピリエ大晦日ライヴ映像セレクション』(1987-92年、2017年)
浅川マキ『アメリカの夜』(1986年)
浅川マキ+渋谷毅『ちょっと長い関係のブルース』(1985年)
浅川マキ『幻の男たち』 1984年の映像
浅川マキ『スキャンダル京大西部講堂1982』(1982年)
浅川マキ『ふと、或る夜、生き物みたいに歩いているので、演奏家たちのOKをもらった』(1980年)
オルトフォンのカートリッジに交換した(『ふと、或る夜、生き物みたいに歩いているので、演奏者たちのOKをもらった』、1980年)
浅川マキ『灯ともし頃』(1975年)
『恐怖劇場アンバランス』の「夜が明けたら」、浅川マキ(1973年)
宮澤昭『野百合』(浅川マキのゼロアワー・シリーズ)
トリスタン・ホンジンガー『From the Broken World』(浅川マキのゼロアワー・シリーズ)


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