Sightsong

自縄自縛日記

ロジャー・ターナー+今井和雄@Bar Isshee

2017-10-12 07:42:27 | アヴァンギャルド・ジャズ

千駄木のBar Issheeに足を運び、ロジャー・ターナー~今井和雄デュオ(2017/10/11)。さすがにかなりの人が集まった。予約していなかったが入ることができてよかった。

Roger Turner (ds)
Kazuo Imai 今井和雄 (g)

ロジャー・ターナーは、ファーストセットでは細い金属棒を多用して細密に尖った音の数々を発した。またセカンドセットでは主に通常のスティックを使い、より太くタフな音にシフトした。ドラムの上には小さなシンバルや金属板やタオルがあり、シンバルの上にはまた小さなシンバルがあり全体が樹脂の筒で覆われもした。と書くと、工夫を多くしたことによる多彩なサウンドのようだが、コアは、氏が瞬時に衝突や摩擦を選択するシンプルな結果なのだった。繊細な響きのなかにさらなるグラデーションが出来ていった。

今井さんも多様にしてシンプル。棒でギターの本体や弦を擦ったり、鎖を使ったりもしたものの、常に音楽の原理のようなものとの往還をみせた。

ふたりの音や行動は追従や意図的なシンクロなどではもちろんなく、素晴らしい呼応だった。

●ロジャー・ターナー
蓮見令麻@新宿ピットイン(2016年)
ドネダ+ラッセル+ターナー『The Cigar That Talks』(2009年)
フィル・ミントン+ロジャー・ターナー『drainage』(1998、2002年)

●今井和雄
広瀬淳二+今井和雄@なってるハウス(2017年)

ミシェル・ドネダ+レ・クアン・ニン+今井和雄@東松戸・旧齋藤邸(2017年)
Psychedelic Speed Freaks/生悦住英夫氏追悼ライヴ@スーパーデラックス(2017年)
”今井和雄/the seasons ill” 発売記念 アルバム未使用音源を大音量で聴くイベント・ライブ&トーク@両国RRR(2017年)
第三回天下一Buzz音会 -披露”演”- @大久保ひかりのうま(2017年)
齋藤徹+今井和雄@稲毛Candy(2017年)
今井和雄『the seasons ill』(2016年)
Sound Live Tokyo 2016 マージナル・コンソート(JazzTokyo)(2016年)
広瀬淳二+今井和雄+齋藤徹+ジャック・ディミエール@Ftarri(2016年)
坂田明+今井和雄+瀬尾高志@Bar Isshee(2016年)
齋藤徹+かみむら泰一、+喜多直毅、+矢萩竜太郎(JazzTokyo)(2015-16年)
今井和雄 デレク・ベイリーを語る@sound cafe dzumi(2015年)
今井和雄、2009年5月、入谷(2009年)
齋藤徹+今井和雄『ORBIT ZERO』(2009年)
齋藤徹+今井和雄+ミシェル・ドネダ『Orbit 1』(2006年)
ミシェル・ドネダ+レ・クアン・ニン+齋藤徹+今井和雄+沢井一恵『Une Chance Pour L'Ombre』(2003年)
バール・フィリップス@歌舞伎町ナルシス(2012年)(今井和雄とのデュオ盤、1999年)


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