Sightsong

自縄自縛日記

「JazzTokyo」のNY特集(2015/12/27)

2015-12-30 15:01:21 | アヴァンギャルド・ジャズ

「JazzTokyo」のNY特集(2015/12/27)。

http://www.jazztokyo.com/column/jazzrightnow/009.html

※JazzTokyoのフォントが小さすぎるという方は、右上のフォントサイズのボタンを。

●剛田武さんのコラム「音楽を進化させる異邦人」

NYのジャズシーンは異邦人の寄り合いにより活性化している。かつてハーレムにシカゴからキャブ・キャロウェイ、カンザスシティからカウント・ベイシーが出てきて台風の目となったことも想起させる。現在のMLBも同じである。 

●シスコ・ブラッドリーのコラム

翻訳・寄稿させていただきました。

アンドリュー・バーカー
ウィリアム・フッカーとリューダス・モツクーナス
ザ・ゲイト
ウィリアム・フッカー・トリオ
ネイト・ウーリー

●よしだののこのNY日誌

ついに最終回!音楽は尖っているのに文章は柔らかい。今後の日本での活躍にも期待。

ジョン・ゾーンのエレクトリック・マサダ
蓮見令麻のUTAZATA

●ライヴ・レポート:吉田野乃子@Stone by 蓮見令麻

吉田野乃子さんが蓮見令麻さんのライヴレビューを書き、蓮見令麻さんが吉田野乃子さんのレジデンシーを目撃に行った。わたしも両方とも観たかった。衣笠貞之助のサイレントも引用し、とても面白い。次号からはNYのライヴレポートも執筆してくださいます。

http://www.jazztokyo.com/live_report/report863.html

ジョシュ・エヴァンスへのインタビュー

寄稿させていただきました。

http://www.jazztokyo.com/interview/interview144.html

●参照
「JazzTokyo」のNY特集(2015/11/21)
「JazzTokyo」のNY特集(2015/10/12)
「JazzTokyo」のNY特集(2015/8/30)
「JazzTokyo」のNY特集(2015/7/26)


ジョシュ・エヴァンスへのインタビュー

2015-12-30 14:35:54 | アヴァンギャルド・ジャズ

「JazzTokyo」に、NYのトランぺッターであるジョシュ・エヴァンスへのインタビューを寄稿させていただきました。ちょっと唐突感があるのですが(すみません)。

思いがけず出てきたジャッキー・マクリーンの教え子たちという文脈は面白いし(日本在住のレイモンド・マクモーリンも含む)、アミリ・バラカやジャッキー・ロビンソンなど黒人文化への言及も興味深い。ビリー・ハーパーを迎え入れたビッグバンドの演奏をCD化してほしいところ。

http://www.jazztokyo.com/interview/interview144.html

ジョシュ・エヴァンス、NY Smalls、2015年9月

●ジョシュ・エヴァンス
マイク・ディルーボ@Smalls(2015年)
ジョシュ・エヴァンス@Smalls (2015年)
ジョシュ・エヴァンス『Hope and Despair』(2014年)
フランク・レイシー@Smalls(2014年)
フランク・レイシー『Live at Smalls』(2012年)
ラルフ・ピーターソン『Outer Reaches』(2010年)


板橋文夫『みるくゆ』

2015-12-30 14:08:16 | アヴァンギャルド・ジャズ

「JazzTokyo」に、板橋文夫『みるくゆ』(Mix Dynamite、2015年)のレビューを寄稿させていただきました。

http://www.jazztokyo.com/five/five1268.html

板橋文夫 (p, pianica, perc.)
瀬尾高志 (b, perc)
竹村一哲 (ds, perc)
Special guest:
類家心平 (tp)
纐纈雅代 (as)
レオナ (tap dance)

●板橋文夫
森山・板橋クインテット『STRAIGHTEDGE』
寺田町+板橋文夫+瀬尾高志『Dum Spiro Spero』
板橋文夫+李政美@どぅたっち
板橋文夫『うちちゅーめー お月さま』
板橋文夫『ダンシング東門』、『わたらせ』
立花秀輝『Unlimited Standard』
峰厚介『Plays Standards』
森山威男『SMILE』、『Live at LOVELY』


エヴァン・パーカー ElectroAcoustic Septet『Seven』

2015-12-30 10:37:39 | アヴァンギャルド・ジャズ

エヴァン・パーカー ElectroAcoustic Septet『Seven』(Victo、2014年)を聴く。

Peter Evans (piccolo tp, tp)
Okkyung Lee (cello)
George Lewis (electronics, tb)
Ikue Mori (electronics)
Sam Pluta (electronics)
Ned Rothenberg (bcl, cl, shakuhachi)
Evan Parker (ss)

エヴァン・パーカーのエレクトロアコースティック路線については、最初に『Toward the Margins』(ECM、1996年)が発表されたときには唐突すぎてよくわからなかったし、何しろ異質で耳にも脳にも馴染まなかった。2000年に来日したときにも新宿ピットインで観たのだが、パーカーのソロしか印象に残っていない。とまどっている世評も多かったのではないか。

ところが、今年(2015年9月)にNYのStoneで観たライヴは素晴らしかった(残念ながらオッキュン・リーが別用で入っておらず、また「アメリカン」の目玉でもあったクレイグ・テイボーンが勘違いで来なかった)。エレクトロアコースティック路線を見直さざるを得なかった。パーカーと同等の個性集団をそろえたためか、時代または当方の耳が追いついたからか。

本盤の演奏もじっくり聴くと興奮させられる。ジョージ・ルイス、イクエ・モリ、サム・プルータのエレクトロニクスが創り出すヴァーチャルな宇宙は、実にファンタスティックなのだ。ここに、ヘンな尺八の音やバスクラの基底音を出し入れするネッド・ローゼンバーグ、メタリックな音で火花を散らすピーター・エヴァンス、色気のある擦れ音のオッキュン・リー、そして広い広い宇宙を存分に蛇行するパーカーのソプラノサックス。

また観たいが、これほどのメンバーがいちどに来日することは難しいのだろうね。ところで、2016年には、エヴァン・パーカーもオッキュン・リーも東京で観ることができそうだ。

●エヴァン・パーカー
エヴァン・パーカー、イクエ・モリ、シルヴィー・クルボアジェ、マーク・フェルドマン@Roulette(2015年)
Rocket Science変形版@The Stone(2015年)
エヴァン・パーカー US Electro-Acoustic Ensemble@The Stone(2015年)
エヴァン・パーカー+土取利行+ウィリアム・パーカー(超フリージャズコンサートツアー)@草月ホール(2015年)
ジョン・エスクリート『Sound, Space and Structures』(2013年)
『Rocket Science』(2012年)
ペーター・ブロッツマンの映像『Soldier of the Road』(2011年)
ブッチ・モリス『Possible Universe / Conduction 192』(2010年)
エヴァン・パーカー+オッキュン・リー+ピーター・エヴァンス『The Bleeding Edge』(2010年)
ハン・ベニンク『Hazentijd』(2009年)
アレクサンダー・フォン・シュリッペンバッハ『ライヴ・イン・ベルリン』(2008年)
シュリッペンバッハ・トリオ『Gold is Where You Find It』(2008年)
エヴァン・パーカー+ネッド・ローゼンバーグ『Monkey Puzzle』(1997年)
エヴァン・パーカー+吉沢元治『Two Chaps』(1996年)
ペーター・コヴァルトのソロ、デュオ(1981-98年)
スティーヴ・レイシー+エヴァン・パーカー『Chirps』
シュリッペンバッハ・トリオ『Detto Fra Di Noi / Live in Pisa 1981』(1981年)
シュリッペンバッハ・トリオ『First Recordings』(1972年)