Sightsong

自縄自縛日記

フランク・レイシー『Live at Smalls』

2014-06-23 22:59:53 | アヴァンギャルド・ジャズ

フランク・レイシー『Live at Smalls』(Smalls Live、2012年)を聴く。

Frank Lacy (tb)
Josh Evans (tp)
Stacy Dillard (ts)
Theo Hill (p)
Rashaan Carter (b)
Kush Abadey (ds) 

一聴、70年代のウディ・ショウの音楽のようなデジャヴ感を覚える。その点で、「いまのハード・バップ」というキャッチフレーズにはすこし違和感がある。ハード・バップはハードバップの時代のものだからだ。そうではなく、ショウのように、肩肘張って、同時代にヘンな色目を使わず、「ジャズ」の文脈の中での「ジャズ」を邁進しているような威勢の良さがある。

曲もそうである。オリジナルの他に、ジョー・ボナー、フレディ・ハバード、ジョージ・ケイブルスといった面々の曲を選んでいて、「心意気」などという言葉を使ってみたくなる。トランペットもサックスも、熱い、熱い、暑苦しい。

●参照
アート・アンサンブル・オブ・シカゴの映像『LUGANO 1993』(フランク・レイシー参加) 


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