このブログでも度々ふれてきましたが…、今回も観音崎公園について少し、触れてみたいと思います。
「観音崎花の広場に 咲き競う山茶花」
観音崎公園は、東京湾に大きく突き出した三浦半島の東端に位置し、公園一帯は、明治時代から軍の要塞になっており、第二次世界大戦の終戦までは一般人の立ち入りが制限されていました。このため、人の手があまり入らず、今でもシイ類や藪椿、さらにはタブノキを中心とした照葉樹林が、丘陵の頂きから東京湾に面した自然海岸付近まで、多様で豊かな自然環境が残された公園となっています。
海と山の両方の魅力をあわせ持つ自然豊かな公園ですが、その他園内には砲台跡などの歴史的遺構のほか、日本最初の西洋式灯台である観音埼灯台、開館70周年を迎えた観音崎自然博物館や横須賀美術館などの多様な施設があります。
「観音崎 花の広場」
晩秋のひと時、細君共々公園の散策を兼ねて公園の丘陵の頂きに拓けた「花の広場」を訪れてみました。コスモスは既に花時を終え、皇帝ダリアとジャンボ向日葵が晩秋の陽ざしを浴びながら咲き残っていました。また、山茶花も旬の輝きを見せ花の少ない広場の華やぎを一手に担っている感がいたしました。
「皇帝ダリア」
「ジャンボ向日葵」
海側から見上げる観音崎灯台も、白亜の塔に日差しを受け輝いて見えました。最近はトンビばかりでなく、ハヤブサも棲みつき時々灯台の上を飛んでいますが、当日はその雄姿が見えませんでした。
「観音崎灯台と トンビ」
「白波の東京湾から房総を望む」
なお、時々訪れ る「旧噴水広場」は、かつては噴水があり、東京湾の入口である浦賀水道と対岸の房総の山並みを見通すことができる人気のスポットの1つでした。しかし、老朽化等により噴水が撤去された後は、雑草の多い草原となり少し寂しい場所となっていました。
今回、ここの場所を、友人たちも参加し「谷戸の自然再生ゾーン」を整備しようと計画されています。クラウドファンディングにより費用を集め、貴重な水生昆虫などが安定して生息し観察できる水辺環境をつくり、人と植物とのふれあいを通じた癒しのスポットが整備されるとのことです。ほぼ、目標額を達成したとのことで、水生昆虫等が生息する水辺「再生」に期待したいと思います。
「山茶花 薄紅」
観音崎は雄大に広がる海を・・片や海は四季それぞれに色や趣きを変える陸地や山の姿を眺めてきた長い、長い歴史の中で、海も陸地も多くの人たちの喜怒哀楽をも大きく包み込み、私たちに何かを考えさせているようにも感じます。
毎年新しく生まれる皇帝ダリアはそばを通る人々に優しく穏やかな笑顔で語りかけ、ジャンボ向日葵はどんな時も夢と希望を持って明るく上を向いて生きよ・・と勇気を与えてくれ、また山茶花は静かな表情ながら厳しい寒さにも耐えて咲くその姿そのままに力強く勇気を与えてくれているようです。
いつも、心温まる、詩情に溢れたコメントを頂きありがとうございます。
おっしゃる通り、観音崎は、東京湾に奇跡的に残った貴重な自然と、古代から続く
海の守りの歴史を有した地ですが、私達をいつも「大きく包み込」んでくれる癒しの
スポットでもあります。従って四季折々訪ねたくなる場所でもあります。
また、花の広場を始め、公園一帯は管理される方と共に、ボランティアの方の尽力もあり
河津桜、紫陽花、山百合、コスモス、皇帝ダリア、ジャンボ向日葵等々四季を彩る
花が咲き満ちる花の公園が維持されています。そんな花たちはfumiel-shimaさんも
記されたように「咲くその姿そのままに力強く勇気を与えてくれ」る存在になっています。
また、散策の折、公園を管理される方や、ボランティアの方々、さらに散歩仲間との挨拶や、
触れ合いも愉しみのひとつになっています。このような公園が近くにあることは
有難いと思っていますし、多くの方に知って頂ければとも思っています。
お心遣いに満ちたコメントを頂き、ありがとうございます。
また、いくつかの前向きなご提案も頂き、心に沁みます。
おっしゃる内容について具体的にご返事できないもどかしさも感じますが、
少なくとも、これからも「公正」は旨としたいと思いますし、編集の中で心して行きたいと
思います。
また、この「水曜サロン」は、所属する短歌会を超えて、自由に短歌を学び合い、
鑑賞し合う開かれた「短歌の広場」を目指しております。従って少々表現が過激に
なっても、それが作品として成立する限り、おおらかに対応したいと思ってきました。
ただ、それによって傷つかれたり、哀しみに沈むような方がいらっしゃると判断した
場合は、作者の了解のもとに、あるいは私の判断で掲載は控えていきたいと
考えています。この点での難しさは常に感じておりますが、ご意見を頂いた趣旨は
十分踏まえて対処していきたいと思っています。
一短歌ファンさんのお父様は「万葉集が大好き」だったとのこと。正岡子規等の
アララギを始め多くの方に、大きな影響を与え、日本の短歌史に確固とした地歩を
しるした歌集と考えています。さらに、ここの収められた長歌等には学びつくせない
奥深さを持っていると思っています。
今回は貴重なお時間を費やし、貴重なご意見をしたためて頂き、感謝いたします。
これからも短歌を通して、学び合える日が来ますことを切望したいと思います。
よろしくご指導頂ければ幸いです。
コメント頂きありがとうございます。コメント内容の掲載はご連絡頂きましたように
控えさせて頂きます。
このブログへの過分なお言葉も頂き、恐縮しております。お言葉に沿えるよう
励みたいと思います。
頂いた情報等につきましては、私も心に刻んで参りたいと思います。
折に触れて、皆さんからて頂いたアドバイスは、編集等にも生かしていければと
考えております。
また、このサロンに集う皆さんは、皆優れた歌人の方で、その歌の内容、余情、調べ等々、
学ぶものが多く、私もボランティアの合間を縫って、楽しく編集させて頂いています。
ただ、ブログとは言え、発表されれば文字通り地球の裏側にも瞬時に届きますので、
一種の公共空間でありますことは理解しております。従って、掲載内容には自ずから
自重すべき内容もあることはご指摘頂いた通りですので、サロンの責任者として心して
参りたいと思います。
これからも、諸々アドバイス頂ければ幸いです。なお、短歌や写真等にもご意見
頂ければ嬉しいです。よろしくお願いいたします。