今年の6月、7月は正に異常気象に見舞われ、夏日は言うに及ばず真夏日、猛暑日になる地点が数多になっています。7月だけを見ても気象庁のデータで、日最高気温が 35℃ 以上の日猛暑日が、本日現在で100箇所を超える日が既に7日を超えています。
8月の旧盆の暑さと混雑を避け、早めの墓参とのことで、長男家族に誘われて10日、11日に長野、熊谷を巡ってきました。今年は、私も、細君も兄弟やその連れ合いが手術を行い、何とか見舞いも兼ねて会いに行きたいとの想いもあり長男の誘いに乗りました。
細君は、この気象変化により、夏風邪をひき医師に診察して頂き、しぶしぶの許可がでて一緒に行くことができました。
「ココラデに咲く 沙羅の花」
当日は、朝一で長男に我が家迄迎えに来てもらい、一路長野を目指す予定でしたが、長男の仕事関連の打合せが急遽入り、打合せ会場の神田まで家族全員で車で向かい、打合せ終了までその周辺で待つことにしました。折からの猛暑日の下、ワンチャンを連れての旅でしたので時間を過ごすことの困難さはありましたが、お互いの連係プレーで凌ぐことが出来ました。一時間半ほどで打ち合わせも終わり、首都高速から関越道を経由し、佐久平インターを目ざしました。
平日であり、物流が動く五十日(ごとうび)ではありましたが、大きな渋滞もなく関越道は比較的スムーズに佐久平インターへ向かうことが出来ました。ただ、途中で線状降水帯に遭遇し激しい雨と、落雷の中を駆け抜けざるを得ない状態となりました。長男の運転技術もあり、なんとか切り抜けることができました。
「線状降水帯豪雨直前 関越道」
最初の目的地、佐久平インターに午後2時ごろ到着しましたが、こちらでは雨も落雷もなく何とか晴れの状態でした。スーパーで、墓参用のお花や、御線香、お供え物等を購入してまず、実家の兄夫婦を訪ねました。兄夫婦は昨年相次いで手術を行いましたが、その後の経過は順調な様子で、元気な様子が伺え少しホッとした次第でした。ただ、基本的には老々介護の状態であり、自治体の介護支援はあるものの、すくなからぬ不安はあるとのことが、話の中で感じられました。なお、お墓の会場整備まで中々手が回らないと聞いていましたが、通路の草取りとは行ってあり、無事に墓参を行うことが出来ました。
墓参後、当日の宿泊地である軽井沢に向かいましたが、途中、前にブログ友に紹介頂いたパンの美味しいお店「ココラデ御代田」によって、朝食用に好みのパンをそれぞれ購入し、この地域で人気の「ツルヤ 御代田店」でお酒や、飲料等を購入し、お寿司を時間指定でネットで注文しました。
「滞在型ホテルの景観」
宿泊先はドッグラン付きの、ワンちゃんも泊れる滞在型のホテルで3LDKの結構広い部屋でキッチンも充実していました。露天風呂付の大浴場もあり、お風呂で疲れをとった後、久しぶりに長男家族との乾杯の後、ささやかな宴をもちました。お寿司は結構美味しく、スーパーの総菜、サラダ等も結構な味で美味しく頂きました。滞在型のホテルは居住性も良く、居心地の良い部屋で周辺は白樺林に囲まれ景観が素晴らしく結構癒されました。細君は、こんな家に住みたいね~と孫たちと盛り上がっていましたが、体調をおして出かけてきた甲斐があったようでした。各部屋に分かれて就寝・・・。
朝5時過ぎに目が覚め、既に起床していた細君とホテルの周辺を散策しました。宿泊者もワンちゃん連れで何人かが散歩しており、ワンちゃんを話題に和やかな会話も楽しめました。
アナベルや、柏葉紫陽花がちょうど咲き初めており、季節が関東と比べると少しゆったりとしていると感じました。やはり標高の高さ故か、少し肌寒く持参したブルゾンを羽織って凌ぎました。
長男家族が起き出すまで、大浴場で朝ぶろに入ってゆったりと過ごしました。
朝食は、白樺の新緑を眺めながら昨日「ココラデ」で購入したクロワッサン、メロンパンなどを温め直して、別途求めた果物等とコーヒーを頂きました。
チェックアウトは11時でゆっくりできますので、孫たちも一緒にワンちゃんとドックランで過ごしました。ワンちゃんも久しぶりに広場で、孫たちと思い切り走り、歩き回ることが出来、年齢の割には元気な様子を見せてくれました。ここは、ワンちゃんも一緒に泊れるホテルで、多くの宿泊客の方はワンちゃん連れでした。
「ホテル付き ドックラン」
チェックアウト後、細君のふる里熊谷に向かいましたが、先ず、細君のお姉さん宅に向かい、昨年ご主人が手術され、そのお見舞いも兼ねてお訪ねしました。病状を事前に伺い心配をしていましたが、お会いすると案外顔色も良く、訪ねたことを喜んで迎えてくれました。しばらく談笑し、ご主人ご自慢の骨董の掛け軸も見せて頂きました。
その後、細君の実家のあった聖天院に向かいました。細君の実家はかつてこの境内で料亭を営んでいましたが、今はすで閉じられています。ただこの境内にあるかき氷屋さんが孫のフアンで、来るたびに楽しみに寄っていました。当日は気温が前日に比べかなり低くなっていましたが、その美味しさに惹かれ注文しました。かなりの大盛りの抹茶ミルク、抹茶小豆等のかき氷でしたが、私もご相伴にあずかり美味しく頂きました。
「国宝 聖天山本殿」
その後、細君の父母たちの眠る熊谷のお墓へ向かいました。相続人の細君の兄上が9年前に亡くなってから、元の菩提寺は「お墓終い」にしてこちらに移すことになりました。お線香等を手向けた後、細君の兄のお墓へ向かい、二か所の墓参を長男家族と共に済ませました。私達のみでなく、息子たちの家族も見守ってとの祈りを込めての墓参となりました。
お墓参りも終え、一路東京・川崎を目ざしました。ウイークデーではありましたが、五十日であり、当然東京に向かう高速は渋滞が待ち受けていました。関越道から都内に入ってからも大変でやっと午後七時過ぎに息子宅へ着きました。息子は都内の運転は慣れているとのことで、ナビを駆使して結構空いている道を選び、この時間で着くことが出来ました。
翌日息子は仕事があるとのことでしたが、家族を降ろして私達を横須賀まで送ってくれました。息子は全行程の運転で、疲れたでしょうが、それをおくびにも出さずに快活にやり切ってくれ感謝!!でした。懸案であった、墓参とお見舞いが出来、それを笑顔で支えてくれた息子家族に感謝した二日間でした。