「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

平成25年度文化・観光部企画調整費の使途と精査対象予告

2014-05-19 19:22:00 | 近況活動報告
議会が干渉できず、役人が自由に使途を決められる予算「部局調整費」。
議会及び県民に示した予算説明上は「文化・観光部施策の推進に必要な調査等を行う。」としか書かれていない予算だ。
その部局調整費については、文化・観光部企画調整費として昨年度住民監査請求の対象になった京極事件の例からも分かるように県民から容易に見えない闇支出だ。
今日はまず最初に、開示のあった部局調整費の中から、その文化・観光部について昨年度の使途を紹介する。

見てのとおり、1,860万円のうち、84%を占める1,563万円が富士山関連の支出である。
冒頭述べたとおり、県が当初予算として公表した正規の富士山関連予算とは別枠で、公文書開示請求によらなければ使途が知り得ないという意味で、まさに闇予算・支出である。

その使途がこの7事業ということである。

さて、この上から3番目の「富士山百画編纂事業」、記述の内容を見ても何をどうやって運動の促進につながる(つながった)のか全く不明である。議会でまともな審議がなされたなら、すんなり通る事業だろうか。
これについては、昨年同様精査のための公文書開示請求の対象としたい。
次に4番目と5番目は社会実験的な調査研究として、理解できないこともないが、6番目の「富士山世界遺産普及啓発事業」の内容は要約すれば税金でグッズを作ってばらまいただけのように見える。これについても、精査の対象としたい。
また、残る1、2、7については特段の疑義はない事業と思われる。

以上が、この文書からの精査方針であるが、昨年同様ここにはこのような問題があるという情報があればお寄せ願いたい。

<参考>
「平成24年度文化・観光部の部局調整費の使途」