「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

大阪 橋下VS職員

2008-03-20 00:28:06 | 日記
マスコミはじめ、どちらを支持するかという2択が問われがちであるがどちらも支持できないというのが正論というものだ。
あまりにこの国は本音と建前を使い分けすぎて理を軽んじることに慣れてしまったようだ。非常に残念というか不幸なことだ。
ことは、橋下知事は「始業前に朝礼をしたかったが、超過勤務になるのでできなかった。たかだか15分の朝礼ができないというなら、勤務時間中のたばこや私語も一切認めない」」と述べたことに対して、女性職員が「どれだけサービス残業をやっていると思っているんですか」と切り返した一件だ。

元弁護士なら当然、拘束時間と非拘束時間の違いは知っているはずで15分とはいえたかだかか否かが個人の主観に属するもので客観性のあるものでないことも理解できるはずだ。多くの民間だって違法をやってるんだから違法だっていいじゃないか、違法を容認しなければ違法を厳しく取り締まるぞ、と言っているに等しい。
一方、反論の職員も同様だ。「どれだけ違法なことをやってあげてるのか」と言っているようなものだ。

http://www.jil.go.jp/mm/siryo/20030528.html
官民あげて不払い残業をなくそうとしているときに自身の権利や身近な人間の権利も守れない者が身を呈して他人を救える道理がないではないか。

もはや議論とか論争のレベルではない。
単なる自身の欲望のみを考えた感情のぶつけ合いのレベルだ。
こういう普段は理を疎んじ自身に甘い保身体質の人間が、一方で顔の見えない一般住民に対しては非常の論理で門前払いの典型が社保庁の例。
食品偽装も同根だ。
むちゃくちゃな憲法解釈で暫定税率延長という本音を押し通そうとするのも同根だ。
このまま理を軽んずればこの国は本当に終わりだ。