「県政オンブズマン静岡(静岡県庁の光と闇)~よりよき未来のために~」管理人のブログ

注)teacupブログから移転の2022年5月以前の投稿には、文字コードの違いから多くの文字化けがあります。

言葉と行動

2007-07-08 00:19:44 | 日記
年金問題で大揺れの厚生労働省だが、行政はサービスという意識もなければ、国民を守る意識も全く感じられない。

5日に厚労省の電子申請システムに必要なソフトウエアに欠陥があり、これをインストールしたパソコンから情報が流出する恐れのあることが分かったという。
既に6月下旬に内閣官房情報セキュリティセンターから指摘を受けたにもかかわらず放置していたらしい。
組織の体質というのはなかなか変わらないものだ。
4月当初、当ブログでも指摘した、4月1日に改正法施行の感染症患者届出様式も未だ「工事中」の表示だ。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou11/01.html
役所のホームページといったら、私のように疑って見ることをしない人の方が多い。
信頼してアクセスしているのだ。
そのことに思いもはせずにこの仕打ち。
単に杜撰と言うだけではなく、不作為の不法行為だ。
こんな組織が我々国民の生命ばかりでなく年金などの財産を守れるわけがない。
安心、安全、・・・言葉だけが威勢良く発せられる。
グリーンピア建設などで浪費された年金財源はもう戻ってこない。
財源はどうなっているのか。
薬害があってもなかなか認めず、裁判で負けたら渋々補償に応じ、地方にも負担を押し付ける。
行動が言葉とは正反対だ。

久間発言はけしからんという。
しかし、発言が問題なのだろうか。
そう思っていることが、そう思っている者が防衛大臣という要職にあってその思いが現実の行動に出る危険性があることが、問題なのではないのか。
言わなかったら良いというものではない。
言葉には力がある。しかし、行動(態度・姿勢)よりも上位に置いて評価すべきではない。