大阪桐蔭の連覇で幕を閉じた、今年のセンバツ高校野球大会。
我が母校日大三は、初戦で21世紀枠の由利工と対戦し、5-0と快勝。
快勝と呼べるかはさておき、とにかく2回戦進出を決めたため、私も当初の予定通り甲子園に向かうことに。
2回戦前日と当日の宿泊先を確保し、3回戦以降も勝ち残ったら、そのまま関西に滞在し続けるはずだったが、
2回戦で三重相手にいきなりの敗退。
しかも、7回終了時で8点差とは、地方大会ならコールド負けだ。
失意の母校は、帰京した直後に開幕した、春季都大会に出場するも、初戦で公立校相手に6-4と大苦戦。
ボール球に手を出し凡打の山を築き、ピンチではエラーやパスボールで傷口を広げる、なんともお粗末な内容。
甲子園で大敗したショックで、野球のやり方を忘れちゃったのかな?
しかし、ショックを受けたのは、あの日ベンチ裏で応援していた、我々ファンも同様だ。
とっとと東京に戻りたかったが、当日の宿泊代は支払い済みで、荷物も置いてあるので、
とりあえず甲子園から、西成区の高級ホテル(1泊1700円)に戻ることに。
宿近くの道ばたでは、泥酔オヤジが気持ちよさそうに寝ていた(※西成ではよく見る風景)が、
母校惨敗でヤケクソになっていた私も、一緒に寝っ転がりたい心境だった。
どこかでヤケ酒でも飲もうと、新世界に向かったところ、いつも行列ができているお店が空いている!?
そのお店とは、新世界へと続くガード脇、赤と緑の軒先が怪しげな(失礼)、手荷物預り所の奥にある、
ホルモン鍋が安くてウマいと評判の『たつ屋』さんだ。
これまで何度か入店を試みたが、満席だったり、売り切れ早じまいしたり、定休日だったり(これは私の確認不足)と、
毎回門前払いされてきたのだが、この日はたまたまタイミングよく、席が空いていたので迷わず入店。
余談だが、京橋(注:大阪の)にある『新世界もつ鍋屋直営 京橋支店』という店は、
メニュー構成もそっくりだが、こちらのたつ屋さんとは、一切関係ないらしい。
同名の店は、大阪各地に存在するようだが、私のようにうっかりダマされて入らないように。
さて、本物のたつ屋さんは先述の通り、メニューの軸は「ホルモン鍋」だ。
他はホルモン煮込み、鍋に入れる追加の具材、あとはチャンジャやキムチなどおつまみ類が少々。
カウンター席に案内された私は、まずびんビールの大500円(安いね)に、ホルモン鍋1人前900円を注文。
ホルモン鍋は、最近まで800円だったようだけど、900円でも全然不満のない量だ。
写真下の豆腐がほぼ半丁分と説明すれば、ここの鍋のデカさをわかってもらえるだろう。
ニラ、キムチ、モヤシ、キャベツに豆腐、そして野菜の下には、たくさんの豚肉とホルモン。
東京なら倍の1800円か、それ以上取られても不思議のない量だよ。
コンロの熱で煮込んでいくと、徐々に食べ頃になっていく。
基本のスープは醤油ベースであっさりしているが、野菜、キムチ、ホルモンなどから旨味が溶けだしていき、
完全無欠のホルモン鍋へと進化を遂げる。
最初のビールはすぐに飲み干したので、2本目と「玉子」50円を追加注文。
玉子好きの私としては、50円だし3個くらい頼んでもよかったかな。
まずは溶き玉子にして、スキ焼きのようにホルモンや豚肉を付けて食べ、
その後、残った溶き玉子を鍋に流し込むと、余熱でいい具合の半熟に。
ここに卓上の唐辛子、ニンニク、辛子味噌なども加えると、さらにビールが止まらなくなり、3本目をお替り。
結局、1人前の鍋で、大びんを4本飲んでしまった。
さて、鍋の具材をほぼ食べ尽くしたあとは当然、シメのお食事を。
隣のおっさん客は、慣れた手つきでご飯をぶち込み、ウマそうな雑炊を作って食べていた。
シメ食材は、「ごはん」小・中・大が150~250円、「うどん玉」「中華玉」「黒そば」が各150円。
中華そばと間違えないよう、西日本では日本そばを「黒そば」と表すみたいだね。
私は、鍋のシメとしてはあまり一般的ではない、黒そばをセレクトしてみた。
鍋の旨味を吸ったソバは、煮込まれてコシは弱くなったものの、予想以上の美味しさ。
ツルっとたいらげてしまったので、さらにうどん玉と、薬味としてネギを追加。
「ホルモンうどん」は関西ではよく見るメニューだし、うどん好きとしては、やはり食べておかなきゃね。
最後に、中華玉も頼もうかと思ったが、食べ過ぎは身体によくないので自重しておいた(←ナニをいまさら…)。
大満足したところでお会計したところ、大ビール4本、たっぷりのホルモン鍋、うどん、そば、玉子で3250円。
噂通り、安すぎるでしょ! どうも、薬味のネギは無料だったみたいだし。
店員さんたち(みんな家族かな?)も、繁盛店ゆえ「愛想良し」でもないけれど、態度自体は決して悪くなく、
会計後には「おおきに、毎度ー」と声をかけてくれたので、絶対にまた寄るつもりだ。
3~4人で来店し、鍋を2人前頼めば、相当安く飲めるぞ。少し(?)遠いけど、同行者求む!
安くてウマいホルモン鍋のおかげで、母校野球部敗戦のショックから立ち直り、元気になれた。
お店を出て少し歩くと、ライトアップした通天閣が、私を見下ろしていた。
スカイツリーより東京タワーが好きな私は、同様の理由で、あべのハルカスよりも通天閣の方が好きだ。
毎年のように訪れているけど、やっぱり新世界~新今宮~萩ノ茶屋エリアは面白いね。
この夏もたぶん遊びに来るけど、甲子園(=母校野球部の応援)とのセットになるかは微妙だな(苦笑)。
たつ屋
大阪府大阪市西成区山王1-17-10
地下鉄動物園前駅から徒歩約90秒、新今宮駅から徒歩約4分 天王寺駅からも徒歩圏内
営業時間 12時~19時ぐらいまで
定休日 月曜
※開店時間は早まることもあり、日曜祝日は閉店も早そう
我が母校日大三は、初戦で21世紀枠の由利工と対戦し、5-0と快勝。
快勝と呼べるかはさておき、とにかく2回戦進出を決めたため、私も当初の予定通り甲子園に向かうことに。
2回戦前日と当日の宿泊先を確保し、3回戦以降も勝ち残ったら、そのまま関西に滞在し続けるはずだったが、
2回戦で三重相手にいきなりの敗退。
しかも、7回終了時で8点差とは、地方大会ならコールド負けだ。
失意の母校は、帰京した直後に開幕した、春季都大会に出場するも、初戦で公立校相手に6-4と大苦戦。
ボール球に手を出し凡打の山を築き、ピンチではエラーやパスボールで傷口を広げる、なんともお粗末な内容。
甲子園で大敗したショックで、野球のやり方を忘れちゃったのかな?
しかし、ショックを受けたのは、あの日ベンチ裏で応援していた、我々ファンも同様だ。
とっとと東京に戻りたかったが、当日の宿泊代は支払い済みで、荷物も置いてあるので、
とりあえず甲子園から、西成区の高級ホテル(1泊1700円)に戻ることに。
宿近くの道ばたでは、泥酔オヤジが気持ちよさそうに寝ていた(※西成ではよく見る風景)が、
母校惨敗でヤケクソになっていた私も、一緒に寝っ転がりたい心境だった。
どこかでヤケ酒でも飲もうと、新世界に向かったところ、いつも行列ができているお店が空いている!?
そのお店とは、新世界へと続くガード脇、赤と緑の軒先が怪しげな(失礼)、手荷物預り所の奥にある、
ホルモン鍋が安くてウマいと評判の『たつ屋』さんだ。
これまで何度か入店を試みたが、満席だったり、売り切れ早じまいしたり、定休日だったり(これは私の確認不足)と、
毎回門前払いされてきたのだが、この日はたまたまタイミングよく、席が空いていたので迷わず入店。
余談だが、京橋(注:大阪の)にある『新世界もつ鍋屋直営 京橋支店』という店は、
メニュー構成もそっくりだが、こちらのたつ屋さんとは、一切関係ないらしい。
同名の店は、大阪各地に存在するようだが、私のようにうっかりダマされて入らないように。
さて、本物のたつ屋さんは先述の通り、メニューの軸は「ホルモン鍋」だ。
他はホルモン煮込み、鍋に入れる追加の具材、あとはチャンジャやキムチなどおつまみ類が少々。
カウンター席に案内された私は、まずびんビールの大500円(安いね)に、ホルモン鍋1人前900円を注文。
ホルモン鍋は、最近まで800円だったようだけど、900円でも全然不満のない量だ。
写真下の豆腐がほぼ半丁分と説明すれば、ここの鍋のデカさをわかってもらえるだろう。
ニラ、キムチ、モヤシ、キャベツに豆腐、そして野菜の下には、たくさんの豚肉とホルモン。
東京なら倍の1800円か、それ以上取られても不思議のない量だよ。
コンロの熱で煮込んでいくと、徐々に食べ頃になっていく。
基本のスープは醤油ベースであっさりしているが、野菜、キムチ、ホルモンなどから旨味が溶けだしていき、
完全無欠のホルモン鍋へと進化を遂げる。
最初のビールはすぐに飲み干したので、2本目と「玉子」50円を追加注文。
玉子好きの私としては、50円だし3個くらい頼んでもよかったかな。
まずは溶き玉子にして、スキ焼きのようにホルモンや豚肉を付けて食べ、
その後、残った溶き玉子を鍋に流し込むと、余熱でいい具合の半熟に。
ここに卓上の唐辛子、ニンニク、辛子味噌なども加えると、さらにビールが止まらなくなり、3本目をお替り。
結局、1人前の鍋で、大びんを4本飲んでしまった。
さて、鍋の具材をほぼ食べ尽くしたあとは当然、シメのお食事を。
隣のおっさん客は、慣れた手つきでご飯をぶち込み、ウマそうな雑炊を作って食べていた。
シメ食材は、「ごはん」小・中・大が150~250円、「うどん玉」「中華玉」「黒そば」が各150円。
中華そばと間違えないよう、西日本では日本そばを「黒そば」と表すみたいだね。
私は、鍋のシメとしてはあまり一般的ではない、黒そばをセレクトしてみた。
鍋の旨味を吸ったソバは、煮込まれてコシは弱くなったものの、予想以上の美味しさ。
ツルっとたいらげてしまったので、さらにうどん玉と、薬味としてネギを追加。
「ホルモンうどん」は関西ではよく見るメニューだし、うどん好きとしては、やはり食べておかなきゃね。
最後に、中華玉も頼もうかと思ったが、食べ過ぎは身体によくないので自重しておいた(←ナニをいまさら…)。
大満足したところでお会計したところ、大ビール4本、たっぷりのホルモン鍋、うどん、そば、玉子で3250円。
噂通り、安すぎるでしょ! どうも、薬味のネギは無料だったみたいだし。
店員さんたち(みんな家族かな?)も、繁盛店ゆえ「愛想良し」でもないけれど、態度自体は決して悪くなく、
会計後には「おおきに、毎度ー」と声をかけてくれたので、絶対にまた寄るつもりだ。
3~4人で来店し、鍋を2人前頼めば、相当安く飲めるぞ。少し(?)遠いけど、同行者求む!
安くてウマいホルモン鍋のおかげで、母校野球部敗戦のショックから立ち直り、元気になれた。
お店を出て少し歩くと、ライトアップした通天閣が、私を見下ろしていた。
スカイツリーより東京タワーが好きな私は、同様の理由で、あべのハルカスよりも通天閣の方が好きだ。
毎年のように訪れているけど、やっぱり新世界~新今宮~萩ノ茶屋エリアは面白いね。
この夏もたぶん遊びに来るけど、甲子園(=母校野球部の応援)とのセットになるかは微妙だな(苦笑)。
たつ屋
大阪府大阪市西成区山王1-17-10
地下鉄動物園前駅から徒歩約90秒、新今宮駅から徒歩約4分 天王寺駅からも徒歩圏内
営業時間 12時~19時ぐらいまで
定休日 月曜
※開店時間は早まることもあり、日曜祝日は閉店も早そう