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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

日大三が甲子園へ行くための課題

2017年07月20日 | 高校野球
高校野球の西東京大会は、明日からは5回戦=ベスト16。
我が母校日大三は、ここからはすべて神宮球場。第一試合が早実で、ウチが第二試合。
球場が混むので、早実にはとっとと負けて欲しいのだが、相手関係を考えると、早実のベスト4は堅そう。
むしろ、三高が準々決勝で負ける危険性の方が高い気がする
今回は、神宮での戦いの前に、三高のここまでの試合を、簡単に振り返ってみる。

三回戦 日大三11-8国学院久我山 


相手も名門とはいえ、エース櫻井が先発したにもかかわらず、かなりの苦戦。
秋・春の都大会決勝での早実戦に、選抜甲子園での履正社戦、
どれも最終回に大量失点を喫しての敗戦だったので、この試合もヒヤヒヤさせられたよ。
エース櫻井は8回1/3を投げて失点5だが、エラーが絡んでいるので自責点は1。
相手の久我山は今夏3戦目だが、シードの三高は初戦だったので、「動きが硬かった」という意見もあったが、
初戦だろうが何戦目だろうが、内野陣がエラーするのは毎度のことである。
まあとりあえず、負けなくてよかった。

四回戦 日大三13-0都立立川国際


櫻井を温存し、2年生の中村が先発し、最終回は1年生の井上弟がリリーフ。井上、なかなかいい球を投げていた。
内容は完勝だったが、この日も間抜けなエラーがあった。どうもピリッとしねえな。
部員14名ながら2勝を挙げ、4回戦まで勝ち上がった立川国際は、選手の健闘もさることながら、
スタンドにいた応援団のリーダー格と思われる女子生徒が、最後まで大きな声を出していたのに感動した。
イマイチ声が小さい三高の生徒も、ぜひ見習ってほしい。

ついでに、春季都大会の決勝も。日大三17-18早稲田実業


延長になったので、スコア表示が省略されてしまった。一応記しておくと、
三400000337 000 →17
早202020524 001×→18

↑なんだよ、このスコア!?

試合内容については、いろんなとこで報じられているだろうから、ここでは触れない。
あえて私の感想を述べるとすれば、
○櫻井温存は決めていたとはいえ、18点も取られるような投手陣では、相手の早実にも失礼
○どんなにヘボ投手陣でも、9回に7点も取った大逆転のあとに、4点差を追い付かれたのは情けない
○生徒の帰宅時間を考慮せず、ナイターで儲けようとした、東京都高野連は意地汚い

「早実に失礼」と書いたが、この試合後の三高は、監督も選手も口をそろえて「打倒早実」と繰り返しているが、
これでは「早実以外は眼中にない」と言ってるのに等しく、他の高校に対して失礼極まりない
マスコミの過度な報道のせいで、アンチ清宮・アンチ早実も徐々に増えているのに、
なんで、わざわざアンチ三高を生み出すような、敵愾心を煽る発言をしちゃうのかなあ。

それより、私が最も心配なのは、今年のチームが守りの不安を解決しないまま、夏を迎えてしまったこと。
秋の大会なら笑って許せるミスも、夏大会でやらかされてはたまらないよ。
具体的には、1.エラーが多い 2.パスボール・ワイルドピッチが多い 3.声が出ていない

1 間抜けなエラーが減らない理由は、そもそも守備の機会が少ないからかもしれない。
エース櫻井が投げるときは、奪三振も多いが四死球も多い。
なので、滅多に打球が飛んでこないので、うっかりボーっとしていたら…あれっ、目の前にボールが来てる!
そのようなケースも多いのではないか。特にサードの井上兄。
彼は俊足で運動神経はいいはずなのに、三遊間へのゴロは捕らずに、いつも見送ってばかり。
履正社戦の9回、結果的に勝ち越しタイムリーとなった三遊間へのゴロも、彼が飛びついていれば!
試合後、あいつのユニフォームだけ、いつも真っ白なのが気に食わねえ。
金成もエラーは多いが、彼の場合、身体がデカく脚が長すぎるため、元々ゴロを捕るのが苦手なようだ。
とはいえ、このふたりはバッティングで多大な貢献をしているため、スタメンで使うしかない…
と思っていたら、先述の四回戦では、井上がスタメンから外れていた。小倉さんの愛のムチか?
ケガはしてないと思うので、五回戦以降は、元気な姿を見せて欲しい。

2 パスボールが多く、それもことごとく失点につながるのが、負け試合でのパターンだが、
キャッチャーの津原は冬場に特訓した成果が出たのか、だいぶ後逸しなくなったと思う。
それでもいまだにバッテリーミスが多いのは、キャッチャーの責任ではなく、
ピッチャー櫻井の変化球が、鋭く曲がり過ぎるのが原因なのでは。
とはいえ、ストライクを投げて打たせて捕ろうと思えば、内野陣がエラーするし、
鋭い変化球で打者を翻弄しようとすれば、キャッチャーまで翻弄して捕れず、
時には審判も翻弄されて、ストライクがボールにされたり…櫻井も大変だよな。

3 そんな孤軍奮闘する櫻井に対し、内野陣がほとんど声をかけないのはいただけない。
声をかけるのは、キャッチャーの津原と、なぜか下級生のショート日置だけ。
他の同学年3人は、ただ知らん顔して立ってるだけだ。仲が悪いのか?
また、味方を励ますだけでなく、相手打者を威圧するような大声も出すのも内野陣の役割だ。
ピッチャーが投げる直前、文字にすると「おりゃー」や「こいやー」などと絶叫するのだが、
これは「打てるもんなら打ってみろー」「こっちへ打っても全部捕ったるでー」といった意味合いだろう。
今年の三高内野陣からは、残念ながらそういう声は、ほとんど聞こえてこない。
打ってみろと威圧しておいて、自分のとこに打たれたら捕れなくて格好悪いからか?
練習試合も含め、今年のチームの試合を多数観戦してきたが、だいたい相手チームの方が声が出ている。
これまた先述の通り、観戦に来ている一般生徒の声も小さいし、応援に一体感がない。
悔しいが、早実の応援とはエライ違いだ。
生徒たちよ、OBの薄汚いおっさん(←自分じゃねえか)の、ヤジを打ち消すような大声を出してくれ!

選手は集中力を切らさず、泥まみれになってでも白球にくらいつき、常に声を出しチームを鼓舞し、
スタンドの生徒は、選手を上回るような精一杯の大声で激励し続ける。
これらはそんなに難しいことじゃないと思うし、これさえできれば、力量はもともと上位なのだから、
夏の甲子園がだいぶ近づくと思うんだけどなあ。

次戦の五回戦は明日7月21日金曜日、神宮球場にて11時半頃開始予定。
対戦相手は都立城東を甲子園に導いた、名将・有馬監督率いる都立総合工科。
敵も強いが、ウチはさらに強いはず。ガンバレ三高!
コメント
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