しろくま日記

読んだ本の感想を記録してみたいと思います。
なんだか忘れてしまうので。

映画:「虹色ほたる-永遠の夏休み」宇田鋼之介監督

2013-09-06 | 映画
2007年に出版された川口雅之氏の同名小説を映画化した作品。
2012年5月公開。

昨年子どもに読ませるために原作の小説を買って読ませたところ好評で、見ようとは思っていた映画でした。
押井守監督3作品に続きなんだか映画の気分だったので勢いで見てみました。
これもタブレットで移動中鑑賞。(ですのでまぁいい加減ですけども)

小説の方は上の子と妻は読んで「面白かった」と言っていましたが、私は数ペーシ読んでなんだか入っていけず途中で投げ出し未読。
読まねば。

この映画とある意味対極にありそうな「機動警察パトレイバー2」の後に見たためか、なんだか心にしみました、いい映画と感じました。
ラスト近くでは不覚にも涙がちょちょぎれました。

この映画の公式HPでも
「ハードなアクションや機械だらけのSFなど、過激な視覚表現だけで訴えかけようとする映画が乱立している中、『虹色ほたる~永遠の夏休み~』は、温かな日本人の原風景と人と人との絆を、実写映画にはない、アニメーションならではの自然の描写、そして生き生きとした少年少女たちの姿を圧倒的な映像美で描き出しています。」
といっている。

うん、対極だ。

ベタなノスタルジー、都合のよいハッピーエンドですが「これ、これ!イイ」という感じ。
押井守監督には「動機のリアリティが・・・」とか言われそうですが、理屈はともかくとにかく良かった。

内容は、ダムでけがをした小学生が沈んだ村(1977年)にタイムスリップして過ごす1ケ月の物語とエピローグ的後日談です。

画が手書き感満点なところ(絵本的?)は好みが分かれるところだと思いますし、私も最初は違和感ありましたが展開が進んでいくとこの画がじつにしっくりきます。
主人公とヒロインの距離感も、このような立場でこのような展開であればこうなるだろうなぁと私的には説得力のある展開でした。

夏休みが終わる辺りの場面はまさに「永遠の夏休み」という感じで40代オヤジ泣かせな画と展開です。

エピローグの都合のよさもまぁ思いっきりべたべたですが、私は好きです。
安心感満点。
(なにせ「夏への扉」「マイナス・ゼロ」が大好きな人ですから....)
久々の感動しました....。

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