白井万沙之のビジネス進化塾 確かな未来づくりを応援します!!

人材育成と活用・組織マネジメント・マーケティング・シニア創業起業の教科書!!

事業継続へのエネルギーは、起業準備の比ではない・・(シニア創業起業塾)

2015-08-29 09:10:25 | 起業・創業(シニア創業塾・ワークライフ)


現在の経済環境下で、起業しやすい環境が整ってきたのは事実です。
しかし一方で、創業起業後の廃業もかなりの数にのぼるのも事実です。

概ね1年以内の廃業が30~40%、3年以内で70%、10年以内で80%といわれます。
会社設立5年で約85%の企業が廃業、倒産しているという数字もあります。

いずれにしても創業起業後の淘汰もそれだけ厳しいことだけは確かなようです。

起業がゴールではありません。
起業家にとっては、
いかにして事業を継続させ、収益をあげていくかという難しいテーマがあります。

その意味で言えば起業前の準備にもエネルギーは必要ですが、
起業後の事業経営に対するエネルギーはその比ではなく、並大抵のものではありません。

多くの起業家の人に成功して欲しい。
夢と希望を現実のものにして欲しい。

そんな想いである団体の依頼で、
シニア向けに「事業をつぶさないために」との講演を行いました。



その骨子は次の3つ。

一つは、顧客や取引先をいかに獲得、確保するかということ。
収入を得るための顧客獲得に本腰を入れて取り組むこと。

二つは、資金計画、キャッシュの流れは自分でつかむこと。
苦しくなると不思議に現れる甘い話、これには乗るなということ。

そして予定は狂って当たり前。計画したリスクよりも計画しないリスクの方が多い。
アクションプランの検証と見直し、修正のサイクルをキチンと回すこと。

これを、シニア層の起業動機、シニアの特徴を踏まえて話しました。




オリソン・マーデン チャンスをつかむ鍵は、ひたすら自分の・・

2015-08-27 06:56:35 | 古今東西!珠玉の言葉 “賢者の教え”


オリソン・マーデン(アメリカの実業家)の教えです。

チャンスをつかむ鍵は、運でも他人でも境遇でもなく、自分なのだ。

チャンスは偶然に訪れるのではなく、

目標を達成するために準備を怠りなく、
長い間ひたすらに行動を起こしている人だけに訪れる。

チャンスは地道な努力を積み重ね、自分自身でつかむものだ。

・・・・・・・・・・・・・

オリソン・マーデン 他の名言を集めてみました。

「ベストを尽くせば、負けることはない」

「偉大なことを成し遂げた人は、皆、偉大な夢を抱いていた」

「自分の仕事をけなしている限り、 自分の仕事に誇りを思っている者に、勝つことは出来ない」




個々人の学びの体験を、組織行動へと進化・習慣化していきます・・(中小企業の人材育成と活用)

2015-08-22 09:09:59 | 中小企業“人づくり”応援プロジェクト


人は仕事の実体験を通じて成長していきます。
もっともただ単に体験するだけでは単なる体験に終わってしまいますから、

その体験を振り返り想い起こし、
成功や失敗の原因や訳をつかみ、気づきや仮説を組み立てることは欠かせません。

人はこうして成長していくわけですが、ここから得た仮説や気づきを、
単なる個人のレベルに留めて置いたのでは、組織全体の力にはなりませんから、

個々人の学びの体験を、組織やチームの学びへと進化・習慣化させ、
その仮説や気づきの標準化を図り、組織の標準行動として徹底していきます。

こうすることで、人が成長し、組織が成長する、全循環サイクルが回ります。

人も組織も一朝一夕には成長してはいきません。

こうした取り組みを継続して行っていくことが、
慢性的な人材不足感から脱却していく近道ではないでしょうか。

関係先で行っているこの仕組みの概要を下記に載せました。
ご参考までに!





メンバーのモチベーションは上司の言動次第・・(中小企業のマネジメント改革)

2015-08-21 07:37:06 | 組織マネジメント改革の実践


あなた自身の職場経験を振り返って,
本当にヤル気になった上司の言葉や態度はと、ある職場で尋ねてみました。

困難な場面に直面したとき、「君しかいない」との上司の一言や、

「感謝やねぎらい」「理解・信頼」
「プラス評価」「期待感」「バックアップ」「的確な指導」等々が出てきました。

逆に、本当にヤル気をなくした言葉や状態は・・

「とにかくなんとかしろ」と無理難題を押し付けられたことや、

「頭ごなしの叱責」「仕事の実態に無理解」
「コミュニケーション不全」「低評価」「責任転嫁」「無責任」などなど。

いろいろな言葉や状態が出てきましたが、
上司の何気ない日頃の言動が、メンバーのモチベーションを上下させる。

その意味で、メンバーのやる気は上司の言動次第とも云える。

当然に、それが仕事の成果に跳ね返ってくる。

さて、あなたの職場では、いかがでしょうか。
あまりにもヤル気を殺ぐ言動が多くはないだろうか。

仕事がら、いろいろな職場をみていて感じたことです。



先味・中味・後味 「後味の良さ」が競争優位の・・(営業セールス道場)

2015-08-15 08:27:29 | 営業革新・マーケティング&セールス道場


「先味・中味・後味」食には3つの味がある。

「おいしそう」が先味、「おいしい」が中味、「おいしかった」が後味で、
もちろん後味の良さが一番大事という。

リピート客を大切にするのが商売繁盛のコツで、
それには食べ終わった後に「おいしかった」と思ってもらうことが肝心だということ。

これは「食」に限ったことではない。

売るまでは一所懸命説明していたのに、
売ってしまえば掌を返したように事務的な対応になってしまう販売員・・

部品の法定保管期間が終わるため、
今後の修理は実費なることを了承せよと、わざわざ誓約書を書かせるコピーメーカー・・

買い物後の駐車場の不機嫌な対応、
サービスカウンターでのヒソヒソ話、
サポートセンターでのたらい回しや逃げ腰対応などなど・・、

もうこことは二度と付き合いたくないな・・何か後味の悪さを感じてしまう。

新しい顧客を獲得するコストは、
既存客のリピートに比べると3倍かかるというのが一般的。

リピート客を大切にする「後味の良さ」が競争優位の要因になる。

あなたの営業活動に「後味の良さ」を一工夫、盛り込んでみてはいかがでしょうか。




ローレンス 成し遂げようとする志を、一度負けたからといって・・

2015-08-12 08:04:35 | 古今東西!珠玉の言葉 “賢者の教え”


トーマス・エドワード・ローレンス(イギリスの軍人)の教えです。

競争社会では、勝つこともあれば、負けることもある。

大切なことは、勝ち負けではなく、
その競争に全力を尽くしたかどうかである。

全力を尽くした結果の負けであれば、悔いは残らない。

それは次なる競争への力、活力となるはずだ。

成し遂げようとする志を、
一度負けたからといって捨ててはならない。

全力を尽くせ・・!
執念を持て・・!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

トーマス・エドワード・ローレンス 他の名言を集めてみました。

「夜、つかれた心の片隅で見る夢は、目覚めとともに夢の虚しさを知る。
 だが真昼に夢を見る者たちには心せよ。彼らはしかと目を開き、夢を実現させるであろう」

「自分の出来る限度をほんの少し越えたことを、毎日一つ実行せよ」

「作戦が50回阻止されたら、51回目で目標を成し遂げよ」



間違っても、まずはスタートして、その後はユックリ考えて・・(シニア創業起業塾)

2015-08-07 10:26:03 | 起業・創業(シニア創業塾・ワークライフ)


起業で成功するための秘訣ってなに・・・?

創業起業準備講座で質問を受けました。

こうすれば必ず成功するという必勝法があるわけではありませんが、
成功した人をみて見ると、起業の準備段階で、いくつかの共通した要件があります。

まずは「何のために起業するのか」起業の目的や動機が明確になっていることです。
これが、起業の情熱、モチベーションの源泉になりますからね。

次に起業までの準備、計画をしっかりと立てていることです。

特に次の3つの準備、計画は必須です。

どういう事業を行うのか、事業構想が明確になっていること。
それについて第三者の目で客観的にみているか。

開業資金、運転資金のための自己資金の手当てはついているか。
事業が軌道にのるまでの生活資金の手当てはついているか。

ターゲット顧客の確定、目処はついているのか。
顧客獲得のために応援してくれる人の確定、目処はついているか。

さらに加えて、私たちシニアにとっては、身体の健康や家族の理解も欠かせませんね。

成功している人をみて見ると、
創業起業のスタート時点で、既に成功のための要件がおおよそ整っています。

間違っても、まずは起業して、
その後は、それからユックリ、いろいろと考えるか、などとならないように・・

シニア向けの創業起業講座で話しました。



会社自体が成長することが、社員の心に火をともし、危機感を・・(中小企業の人材育成と活用)

2015-08-03 13:12:11 | 中小企業“人づくり”応援プロジェクト


会社の業績が思わしくない。
どうも社員に活気がない、元気がない、今一つ覇気ない。

日常の声掛け運動もやっている。
進められてコーチングの手法も取り入れた。
職場を明るくし、なんでも話し合えるような雰囲気づくりにも、随分と気を使っている。

いろいろやってみたが、想うように効果が出ない。

ここはひとつ、社員研修でもして、外部講師にカツ!をいれてもらうしかない。
社員一人ひとに責任感を植えつけ、厳しさを実感させてくれませんか。

こんなお申し出をいただきました。
お申し出自体はとてもありがたいのですが、これはとても難しいお申し出です。

そもそも会社の業績が低迷していて、社員にだけ成長せよというのは酷な話。

やはり会社が成長していかないと、人の成長は難しい。
とくに中小企業ではそれが顕著にあらわれる。

会社の事業が世の中の役に立ち、
社員が心底、そこで働くこと意義と誇りを感じ、
それを皆に自慢するようになれば、人は自然に育っていくもの


会社自体が成長することが、社員の心に火を灯し、
よし!自分もやらなければ、自分も更に成長しなければという、危機感が生まれてくる。

極端な意見かも知れないが、こうなれば、
放っておいても、社員は自から学び、経験をし、成長していく。

その意味で云えば、
人づくり戦略、人材育成戦略の前に、経営戦略、事業戦略が適切に機能しなければならない。




戦略と計画!使い分けると同時に、一体感をもたせることが・・(中小企業のマネジメント改革)

2015-08-01 09:25:42 | 組織マネジメント改革の実践


戦略と計画との違いは・・質問を受けました。

企業によって、人によって、その用い方は様々ですが、どちらもとても重要な働きがあります。
ですから、その意味するところをよく整理しておかないと、混乱します。

企業経営の働きをピラミッドに例えて上から5つに分けますと、
一番上が「ビジョン」、2番目が「戦略」、3番目が「計画」となり、続いて「管理」、「実践」となります。

これらは野球の打順と同じで、
それぞれの内容の良し悪しよりも、それぞれの「つながり」がとても大切です。

戦略の要諦は選択と集中にあります。
「何を捨てて、何をとるか」を意志決定することです。
戦略を練るためには、よくよく競争を考えておかねばなりません。

計画は構想づくり、段取りづくり、日程づくりです。
目標達成に必要な事柄を組み立て、戦略実行の具体的なイメージを描きます。
達成に向けての障害の予測と事前の予防策も練っておきます。

要は、戦略は「What」「Why」を、計画は「How」をその主なテーマとします。

ゴルフに例えてみますと、コースをどのように攻めようかと考えを廻らすのが戦略で、
アイアンなどでどのように刻むかなどと決めるのが計画です。

従って、議論や検討をするときは、
その両者の特徴を生かして、ハッキリと使い分けることが大切です。

加えて、戦略と計画に一体感を持たせることも大切です。
そうしませんと、どちらもいわゆる“絵に描いた餅”になってしまいます。

これでは何のための議論なのか、検討なのか分かりませんからね・・質問に答えました。