白井万沙之のビジネス進化塾 確かな未来づくりを応援します!!

人材育成と活用・組織マネジメント・マーケティング・シニア創業起業の教科書!!

モチベーション曲線が手がかりに・・(中小企業の人材育成と活用)

2017-05-28 06:59:37 | 中小企業“人づくり”応援プロジェクト


人間にある行動を起こさせることを一般に「動機づけ」といいますが、
動機づけについては、内容理論や過程理論、内発的動機づけ理論などが提唱されています。

しかし、いかなる理論も人間行動のすべてを説明しきれているわけではありません。

理論を研究し現実に対応することはとても大切ですが、
相手との関係や、お互いの置かれた状況により、動機づけの方法は当然に変わってきます。

なかなか理屈通りにはいかないものです。

では、現実の状況に対応するにはどうしたらいいのでしょうか。

そこで一つの手がかりとなるのが、モチベーション曲線です。

あなたのいままでの職場経験を振り返り、
ヤル気になった時、やる気をなくしたときを想い起こし、
思い切って山あり、谷あり、一本の曲線を時系列に描いてみます。

そして、その曲線をよく眺めてみて、
モチベーションがアップしたとき、ダウンした時の出来事や状況、
その出来事や状況の背景にある要因やプロセス、心理的な状態などを探り出してみます。



この自分自身の貴重な体験から得た、
要因やプロセス、状態などが、動機づけ方法の手がかりとなります。

この手がかりを、動機づけの理論と照らし合わせてみてください。

貴重な経験から得た手がかりは、
理論の裏づけを伴った確かな動機付け方法として、
その置かれた状況に対応した確かな確信をあなたに示唆してくれる筈です。




マニュアル化、安心感はありますが、面白みのない現象が・・(中小企業のマネジメント改革)

2017-05-18 14:58:06 | 組織マネジメント改革の実践


標準化、マニュアル化、スピード化・・

無駄がはびこっていた状況下では、
効率化は企業の差異的優位性の要因となってきました。
CVSや一部の小売サービス業の成長の原動力にもなってきました。

しかし企業が競って効率化を進めた結果・・

効率化になじまない部分まで省いてしまった。
お客さまへの対応までが効率化されてしまった。

「いらしゃいませ」「ありがとうございます」「繰り返えさせていただきます」
何か機械的で、事務的で、心がこもっていません。

決められた点検やチェックもそこそこに、
遅いことは悪いこととばかりにスピードを優先させてしまう。

標準化が進み全国一律、安心感もありますが、
どこに行っても同じ、面白みのない無味乾燥な現象が出現してしまいました。

一部の企業の慢性的な業績不振は、
外部環境の影響もありますが、これらもその原因の一つではないでしょうか。

消費者の要求水準は上がっています。
一度体験したさ「ここちよさ」が事前期待となっています。
丁寧さ、やさしさ、心のこもった「わたくしだけ・・」を求めています。

標準化、マニュアル化、スピード化・・
これら効率を超えたところに現在の差異的優位性のヒントがみえてきます。

成績の良い企業は既にそのことに気づき、静かに実践しています。




フロイト 失敗を成功を勝ち取るための試練だと思えれば・・

2017-05-15 06:53:23 | 古今東西!珠玉の言葉 “賢者の教え”


ジグムント・フロイト(精神分析学者・精神科医)の教えです。

人は人生の中で多くの失敗をする。

ただ、その失敗を、単なる失敗経験だけで終わらせてはならない。

失敗を振り返り、想い起こし、その原因を探ってみる。
そうすることで、その失敗の真実に出会えます。

その真実を積み重ね、成功のチャンスにめぐり合える。

失敗を成功を勝ち取るための試練だと思えれば、
失敗した経験が財産ともいえる価値になる。

負けに不思議な負けなし。

失敗にも不思議は失敗はない。

・・・・・・・・・・・・・・・・

ジグムント・フロイト 他の名言を集めてみました。

「夢は現実の投影であり、現実は夢の投影である」

「大人になるということは、 曖昧さを受け入れる能力を持つということだ」

「自分に対してとことん正直になること、それが心身によい影響を与えるのである」





職場での人材の育成は、園芸に似ています・・(中小企業の人材育成と活用)

2017-05-01 07:53:17 | 中小企業“人づくり”応援プロジェクト


職場での人づくりは、園芸に似ています。

園芸では、日当たりのいい土地を見つけ、土を掘り起こして、植える準備をします。
種をまいて、水をやり、養分を与え、害虫を駆除し、雑草を抜きます。

その間、この庭には何が必要だろうが、養分は何がよいだろうか、
雑草を取り除く必要はあるだろうか、害虫の駆除は大丈夫だろうかと、始終気を配ります。

そうこうしているうちに、植物が育ち、やがて実がなります。
それでも、実のなるものばかりではなく、なかには実らないものも出てきます。

実がならないのにしびれを切らして、
手をかけることをやめてしまったら、その植物はどうなってしまうでしょうか。

実をつけないからといって、植物にダメ出しをしても、どうなるものでもありません。

実をつけるのはあくまでも植物自身なのです。
私たちはそれに適した条件を整える、それを阻害する条件を除去することしかできません。

これは、人の成長にもあてはまります。

育成上手なリーダーは、若手がより高い目標に挑戦するように励まします。

時には相談しやすい雰囲気をつくっては仕事の進み具合を確認し、
相手の成長を気遣い、声をかけ、じっくりと相手の話に耳をかたむけます。

成功や失敗の原因を考えさせるなど内省を促し、
改善ポイントだけでなく、必ずよい面もフィードバックしています。

つまり人が成長し前進するための職場環境づくりにとても気を配っています。

それでも成長しないからといって、
サジを投げてしまったら、若手はどうなってしまうでしょうか。

たとえスピード万能の時代とはいえ、こたえは自ずと明らかです。

「人々が成長するための職場環境作り」で話しました。