白井万沙之のビジネス進化塾 確かな未来づくりを応援します!!

人材育成と活用・組織マネジメント・マーケティング・シニア創業起業の教科書!!

なんでもかんでも共有化・・

2011-01-11 08:00:00 | 組織マネジメント改革の実践
あなたの職場の問題点は・・
早急に取り組まなければならない課題は・・コンサルや研修の場面で問いかけますと、

必ずと言ってもいい位に挙げられるのが“情報の共有化”、
これは、みなが関心あり、避けては通れないテーマであることは確かのようです。

それでは、「その共有化されなければならない情報って何ですか」
それは「誰と誰との間で共有化されなければならないのですか」と尋ねますと、

「う~ん、それは・・・」と曖昧になったり、
「顧客の動向かな、現場の意見かな、競合の動きかな・・」といろいろ出てきます。

ところで、日本語の“情報”は、実はいろいろな意味を含んでいます。

よくデータ、インフォメーション、インテリジェンスなどといいますが、
これらは全て情報です。

あったらいいな・・・という情報もあれば、
それがないと正確な意思決定にも支障をきたす情報もあります。
新らしいものを生み出すためにアイデアに関する類も、広い意味で云えば情報です。

やはりビジネスの現場、仕事の現場、仕事の遂行では、
インテリジェンス、すなわち、ある意思決定に役立つ情報の共有化は欠かせませんが、

しかし、なんでもかんでも情報の共有化・・それば無理というものです。

その意味で、情報の共有化が問題である、
早急に取り組まなければならない課題であるとするならば、

必要な情報項目、すなわち何を収集するのかをハッキリと定め、
その情報を収集するための情報源と収集方法をも特定しておかないといけませんね。

更に加えてその情報を誰と誰とが、どのようなタイミングで共有するのかも必要となります。

やはり情報の共有化にも、ある種のルールは必要です。
製造業事務系スタッフ会議でのヒトコマです。

経験をコンパクトにまとめる・・

2011-01-08 10:23:53 | 営業革新・マーケティング&セールス道場
あなたの貴重な体験を単なる経験だけに終わらせてしまっては、もったいないですね。

私どもでは、研修やコンサルの場面で、
内容をできるだけ相手の方々にわかりやすく伝えようと日夜工夫しております。

ときどき、ABCとか、CNPとか、TKAとか、KKDDとか、
伝えたいことをコンパクトにまとめてみます。

そうすると「これって何のことですが・・・?」質問をよくいただきます。

これらは、もうセールスの世界では常識になってはいますが、

ABCは「当たり前のことを、馬鹿にせず、チャントやる」
GNPは「義理と人情とプレゼント」
TKAは「手マメ・口マメ・足マメ」

それに、KKDDは「勘と経験と度胸と出たとこ勝負」などと説明しますと、
皆さん、ニヤリ・・となさいますね。

その表情を観ていますと、
多くを語らなくても、私の伝えたい内容が確かに伝わったなと実感します。

あなたも自分自身のセールス体験で得た失敗事例や成功事例を、
わかりやすく、コンパクトにまとめて、ノウハウ化してみてはいかがでしょうか。

それをコーチング場面や同行セールス、朝礼や会議などで、
メンバーに繰り返し繰り返し話してみてください。

それがあなたの真の実力となり、メンバーの理解も深まり、
あなたへの周りの評価も高まると思いますが、いかがでしょうか。

営業マネジャーに話しました。



「わかりました」返事は返ってきますが・・

2011-01-06 10:45:26 | 組織マネジメント改革の実践
「わかったか・・?」と指示を出した後、部下に必ず確認するようにしています。

「わかりました・・」と返事は返ってきますが、部下はなかなかこちらの想うように動いてくれません。
どうしたものでしょうか。

新年のミーティングの後に、あるマネジャーから相談を受けました。

そうですね。「わかった」という答えが返ってきたとしても、
本当にあなたが指示したことを、部下が理解したかどうかは分かりませんね。

実際は半分も理解してないのに、分かったつもりになっているかも知れませんし、
全く分かっていなくても、つい分かりましたと答えてしまったのかも知れませんしね。

間違って解釈していることだってもありますからね。

こんな場合は・・・

「分かったかどうか」を確認する代わりに、
指示を伝えたあと、「いまから何をするつもりか」を尋ねてみてはいかがでしょうか。

その時の返答が指示と違う内容であったら、
その時に内容を訂正すれば、間違いはぐ~んと少なくなるでしょう。

更に加えて、実行に手間取る内容や制約があるような場合は、

「君だったらどうする」「何かこちらでやっておくことは」など、
部下に意見や考えを言わせてみて、それに丁寧に応えていくことが大切ですね。

部下の立場になってみれば、一方的に指示を出すだけのマネジャーよりも、
自分の意見や考えを真剣に聞いてくれるマネジャーへの協力は惜しまないでしょうからね。

たとえ分かったとしても、それを心から受け入れなければ、実行されませんからね。
マネジャーの質問に答えました。


チャンスはどこに・・

2011-01-05 11:41:49 | 古今東西!珠玉の言葉 “賢者の教え”
幸福は決して怠惰の中にはない。
安逸の中に幸福はない。
幸福は常に努力する生活の中にのみあるのだ。

石川達三(小説家)の教えです。

多くの人はピンチを恐れ、それを避けようとする。
しかし、実はピンチこそ成長発展のチャンスである。

なぜなら、ピンチから脱出するためには可能性に向けてあらゆる手段を使う。
持てる力をフルに発揮しようと努力もする。

だからこそ新しい能力が芽生え、願ってもないチャンスをつかむことができるのだ。

常に努力するところにチャンスはある・・と教えてくれます。

やはり逆境を克服して得た幸福は大きい。

新年の仕事初めにあたり、ある企業へのメッセージです。

・・・・・

石川達三 名言

「常識とは、過去における無数の非常識の試練を経て、
その結論として出来あがったものである」

「若い人たちはよく“生き甲斐がない”と言います。しかしそれは当たり前です。
孤立した人には生き甲斐はない。生き甲斐とは人間関係です」


敵が大きく見える・・

2011-01-02 06:11:50 | 古今東西!珠玉の言葉 “賢者の教え”
臆病者の目には、敵は常に大軍に見える・・

織田信長の教えです。

競争相手が大きく見えることがある。
しかし、それは自分の怯える気持ちがそうさせるのだ。

用意万端、周到な準備をしておけば、敵は小さく見えるようになる。

大きく見えるのは準備不足がある証拠と考え、より一層の努力をすればいい・・
と教えてくれます。

人口減少と少子高齢化の同時進行。
年金など社会保障制度の破綻に現実味。
10年を超える長期デフレ。
20年後にはGDPが中国の4分のⅠに。
国と地方の債務残高は数年内にGDPの2倍に。

“これだけの課題を一度に抱えた国はない”と日経新聞(11・1・1版)ありました。

難題山積の2011年の年明けですが、

用意万端、それぞれがそれぞれの立場で、
準備不足の愚は避けなければならないということでしょうか。

今年も“確かな未来創りのお手伝い”をモットーにコンサルを続けます。
本年もどうそよろしくお願いいたします。

・・・・・・・

織田信長 名言

「仕事は自分で探して、創り出すものだ。与えられた仕事だけをやるのは雑兵だ」
「攻撃を一点に集約せよ。無駄なことはするな」
「必死に生きてこそ、その生涯は光を放つ」