白井万沙之のビジネス進化塾 確かな未来づくりを応援します!!

人材育成と活用・組織マネジメント・マーケティング・シニア創業起業の教科書!!

あきらめたら、おしまい・・

2009-05-28 04:39:32 | 古今東西!珠玉の言葉 “賢者の教え”
どんな困難に出会っても、
それは自分の可能性を試すチャンスであると理解し、障害物は好機と受け取るのだ・・

ロバート・シュラー(アメリカの牧師・講演家)の教えです。

夜の後には朝が来る。冬の後には春が来る。
嵐の後には光あふれた世界が来る。敗北の後にはチャンスが来る。

願望達成のプロセスでは、ピンチや逆境はつきもの。

難々辛苦の体験は、人の器を一回りも二回りも大きくする・・と教えてくれます。

何の工夫もなしに、
やみくもに回数を重ねるだけでは駄目ということを踏まえたうえで、
何回も何回も目的に向かってトライしているうちに、必ず道は開けてくる。

あきらめたら、おしまい・・ということですね。

・・・・・・
ロバート・シュラー 名言:

「失敗しない人は、目標を低くしているだけである。
挑戦しないと、失敗すらできない」

「失敗したからといって、落伍者というわけではない。
まだ成功していない、というだけのことである。

「小さいところから始めることだ。そして基礎を固めて成長し続ける。
これがピラミッドが作られた方式である。これがトップに到達する方式でもある」

やる気が先か、能力が先か・・

2009-05-27 04:41:11 | 人的資源開発&研修あれこれ
「やる気があるから何でもできる」のか、「何でもできるからやる気になる」のか・・

部下のことで悩んでしまいます・・あるマネジャーから問われました。

そうですね、ヤル気を失っている人はだいたいが成果が出ていません。
多分に精神論的ですが、やる気があれば何でもできる、確かに一理あります。

一方で、成果が出ていてやる気がない人は、めったにお目にかかりません。
成果が出るように能力を伸ばせば、自然とやる気が出てくる・・これも一理あります。

人の問題に関しては、正解はなかなか無いのです。

能力をつけるのは、実務を通して経験を積み、
自分で自分のやり方をつかんでもらうしかないように思われます。

少し高めの目標を設定し、できたら褒める、出来なかったら一緒に考えアドバイスする、
これを繰り返していくしかないと思われます。

毎日手取り足取り教えるとなると、物理的に不可能な仕事もあります。

こんな場合、上司として、何ができるか。
やはり部下を気遣い、声を掛け、陰で支援し、フォローしてあげる。

こんな上司がいると、嬉しくなり、やる気も出てきます。

部下の問題で悩んでおられるというのは、極めて正常はことです。
質の低いマネジャーは人の問題などお構いなしです。悩んだりはしません。

能力が先か、やる気が先か、これに関しては特別なアイデアはありませんが、
悩んでいること、そのこと自体がすでに優れたマネジャーである証です。

自信を持ってください・・こんな話をしました。


一日一日・一週一週・・

2009-05-25 05:21:42 | 古今東西!珠玉の言葉 “賢者の教え”
他人と比較して、他人が自分よりも優れていたとしても、それは恥ではない・・
しかし、去年の自分より、今年の自分が優れていないのは、立派な恥だ・・

ジョン・ラボック(イギリスの自然科学者・議員)の教えです。

私たちは自分の能力について考える時、周囲の人との比較において判断することが多い。

しかしこれは、相手の能力の推移もあり、真の能力向上に繋がるかというと疑問が多い。
つまらない劣等感に悩まされたり、不当にうぬぼれてしまうことにもなりかねない。

それよりも自分自身の時間的経過で比較すれば、一目瞭然である・・
と教えてくれます。

決めた計画が途中で頓挫してしまう、忙しいからといい訳を云ってその場を取り繕う。
気がついてみると、何もしていないことに愕然としてしまう。
よくあることですね。

一日一日・一週一週・・
自分自身を向上させていこうとする意欲が大切・・ということですね。

・・・・・
ジョン・ラボック 名言:

「口を開いたら沈黙に優ることを言え。さもなくば黙っている方がよい」

「どんな些細な方法でも、人を幸せに、よりいい気分にさせようとするのは、
この上なく崇高な志であり、人類を刺激する希望となる」




地道な努力を感じた瞬間・・

2009-05-22 06:54:43 | 営業革新・マーケティング&セールス道場
トップの座を守っている営業パーソンの話を聞く機会がありました。

お世話になった方々には必ず“手書きの”礼状を出しているそうです。
電話やメールで十分だという考え方もありますが、必ずハガキで出すそうです。

多くの人は面倒がって書きません。
だからあえてそれをすることで、自分の存在を印象づけられると云っていました。

自分の気持ちを葉書に書いて伝えることで、
相手の心にハッキリと刻まれるということですね。

礼状を出す時には、そのタイミングに注意しているそうです。
その日か、遅くとも翌日までには、投函するそうです。

3日経ったら鮮度は落ちてしまう。
4日経ったら、出さないより出した方がマシ程度と云っています。

極端なことを云えば、内容よりもタイミング、
美辞麗句よりも一刻も早く書いて出すことが相手の心に響くといくことでしょうか。

私たちは、「やった方がいいかな」と思いながらも、
結局はやらないで済ませてしまうことがたくさんあります。

手書きの礼状などは、その典型でしょうか。

やった方が良いことはなんでもやってみる・・
成果を上げている営業パーソンの地道な努力を感じた瞬間でした。


現場に精通してこそ・・

2009-05-21 06:32:38 | 組織マネジメント改革の実践
会議や朝礼で会社方針を説くのですが、なかなか現場が動きません。

ある中小企業の後継者の方から質問をいただきました。

最近の後継者の方々はとても勉強熱心で、
最新の経営理論や、いわゆる帝王学にも精通している方が多くいらしゃいます。

しかしなかには、机上の理論やマクロ的なものが多くて、
現場の出来事やミクロ的な事柄からかけ離れたものも多くあります。

かねてより、「利は現場にあり」と云われます。
会社の理念や方針は、現場の厳しい現実にさらされて初めて活きてきます。

その意味で云えば、リーダーは誰よりも現場に精通していなければなりません。

どこかで聞きかじってきた理屈を云っても、なかなか現場は「ウン」といいません。
ヒョットしたら、内心、無視しているかも知れません。

後継者ともなると業界の付き合いや懇親会、勉強会や研究会など、やる事が多く、
とても忙しい毎日とは思いますが、忙しいというのは理由になりません。

いや・・私たちのことを良く分かっているなぁ・・
よく現場のことを勉強しているなぁ・・
これはボヤボヤできないぞ・・

これでなけれなば現場は動きません。

もっと現場に目と足を向けてください。

ある後継者とのやりとりですが、
職場のリーダーやマネジャーの方々にも相通ずることと考えています。


経営参加に潜む危険な兆候・・

2009-05-18 06:59:33 | 組織マネジメント改革の実践
経営参加を方針に組織運営をしている企業があります。

ミーティングや会議を頻繁に開きますが、物事がなかなか決まりません。
決まったことでも実践されませんし、結果に対して誰も責任を取ろうとしません。

・・とても危険な兆候です。

そもそも経営参加とは、みんなで考えて、みんなで決定する。
みんなで答えを出すことではありません。

みんなでやるのでも、誰かがやってくれるものでもないのです。

参加参加とは、私が考え、私が答えを出し、私が実践するというもの。
全員が経営者であり、全員がリーダーであり、全員が責任者であるということです。

私が経営者だ、リーダーだ、責任者だという自覚を持ったみんなが、
話し合い、決定し、実践するからこそこそうまくいくのです。

現場には仕事をよくするためのヒントが転がっています。
そのヒントを逃さずに毎日の仕事に少しずつの変化を加えていく。

働く人たち全員が創意工夫をして仕事をしていくためのものですね。

みんなで話し合えば、うまくいく・・
そんな甘っちょろいものではありません。

リーダーミーティングで話しました。


仲良しクラブから、そっと抜け出せ・・

2009-05-15 04:19:35 | 古今東西!珠玉の言葉 “賢者の教え”
仲良しクラブに入るな!
その代わり、自分の時間を全部使ってチャンスを創れ・・

ジョー・ジラード(アメリカ伝説のセールスマン)の教えです。

職場の仲良し同士が集まって世間話やうわさなど、
仕事と無関係な話をして不毛の時間を過ごしてしまう。

ビジネスの成功で肝心なのは、実行すること。
それも出来るだけ数多く実行することにある。

仲良しクラブからは、実行は生まれない。

成功の確率を高めるには、仲良しクラブにいてはならない。
もし、そこに足を踏み入れていたなら、そっと抜けたほうがいい・・と教えてくれます。

情報交換と称して職場の仲良しが集い、うわさ話や世間話に花を咲かす。
その瞬間はとても楽しいかもしれないが、それはビジネスの糧にはならない。

その時間を目的実現に使ったら、成功のチャンスはいくらでもある。
仲良し同士の不毛の話し合いの場から、そっと抜け出せ・・ということですね。

・・・・・・・・・・・・
ジョー・ジラード セールスの名言:

「秘密や魔法などない。セールスで成功するためのプロセスとは、際限なく頭を働かせることだ。
最終章はない。そのプロセスを何度も何度も新しく始めるだけだ」

「成功へのエレベーターは故障中!
階段を使うしかありません・・一段一段、上へと」

3つの輪郭をはっきりと・・

2009-05-13 07:29:30 | 人的資源開発&研修あれこれ
仕事の重点をどこにおいたらいいんでしょうか・・中堅社員からの質問です。

そうですね、よくモチベーションを高めるといいますが、
やはり自分自身のモチベーションを高めるものでないと長続きはしませんね。

それではモチベーションの高低を決めるものは何でしょうか。

一つは、あなたの「やりたいことは何か・・」です。
これが意外と曖昧になっています。

二つは組織の一員ですから、あなたの「やるべきことな何か・・」です。
自分ではやっていると思っても、周囲から見ると見当はずれの場合があります。

もう一つは、あなたの「できることは何か・・」です。
これも自分では大丈夫と思っても、客観的に見てみると出来ていないことがあります。

この「やりたいこと」「やるべきこと」「できること」の3つの要因で、
あなたのモチベーションの高低が決まります。

まずはこの3つの要因を客観的な目で一つずつ整理してみてください。

そのうえで、それぞれの要因の重なり部分、その重なりの輪郭をハッキリさせ、
その重なりを最大限に広げてみてください。

この輪郭がハッキリすれば、あなたの仕事の重点も見えてきます。





過度なフォロー体制に・・

2009-05-12 06:48:55 | 組織マネジメント改革の実践
本日は日経新聞からの話題を2点書きます。

一つは、過ってトーマス・ワトソン・ジュニアが唱えた「野鴨の精神」の寓話。

海岸で秋に南に渡る野鳥を見て、親切な人がエサを与え始めた。
安楽に過ごして太った鴨は飛べなくなった。

彼は、この寓話を引き出し、野性を失った鴨は自然に戻れない。
社員は野鴨のような個性をもった人材あれと求めた。

もう一つは、「新入社員の不満、悩みを徹底フォロー」という大手企業。

研修で飲み会、同期で語らう場を用意し、孤立感を抱かせない配慮をする。
同じ職場の先輩が一年間はマンツーマン指導にあたり、不安を取り除く。

加えて三年間は、自分の処遇について上司を飛び越え人材開発部に直接相談できる。
直属の上司には言いにくいことも受け止め、きめ細かくフォローする制度。

この企業では徹底したフォロー体制が功を奏し、
新卒就職者の転職をゼロの抑えたそうだ。

新卒者の入社後のフォローは多くの企業がさまざまな狙いで行っています。
これはこれで必要な制度であると考えています。

しかし、手厚く保護された新入社員もいずれは一人立ちする時が来る。

過度なフォローに慣れた新入社員が、
「野鴨の精神」の寓話にならなければいいがと・・少々心配になりました。




自分をコントロールするほうが・・

2009-05-11 04:37:31 | 営業革新・マーケティング&セールス道場
営業担当になりました。
特に気をつけることがありましたら・・若手社員から話しかけられました。

そうですね、やはり営業ですから、
セールスに関する知識や技術、ノウハウを体得することが必要ですね。

でもこれらは、それほどややこしいものではありません。
その気になりさえすれは多少の遅速はありますが、誰でも身につけられます。

ところでセールスの世界では、こんなことが云われています。

売ることが下手で失敗するセールスマンは、あまりいない。
失敗するセールスマンの多くは、自己管理と自己規制に欠けているからだと。

営業活動はお客さまとの折衝などで、結構気を使うことも多いと思います。
時には気持が萎え、投げ出したくなることもあると思います。

想い通りいかなくて、イヤになってしまうこともあると思います。
ものぐさ、あきらめ、よりごのみも場合によっては出てきます。

しかも営業は、一歩外に出れば、基本的には一人で行動します。

そんなとき・・適当にやっておこうという考えを捨て、
いい加減にやっておけばという気持にブレーキをかけるのは、

自己をコントロールする力、自己管理力です。

営業で重要なのは、売る技術より、
自分をコントロールする技術と考えてはいかがでしょうか

こんな話をしてみました。


判断するのは相手ですから・・

2009-05-07 03:41:16 | 人的資源開発&研修あれこれ
鬼の上司、仏の上司などと云われますが、

リーダーとして大切なことは・・チームリーダーからの質問です。

チームリーダーに期待されることは、
すでに実務能力の高さは証明されていますから、
人を動かしてチームとしての成果を高めることですね。

その際にリーダーに進んでついて来てくれるメンバーがいるかどうかが、
とても大きな要素となります。

しかし、進んでついていくかどうかを判断するのは、相手です。
あなたではなくメンバーです。

あなたが無理やりコントロールすることなどは到底出来ません。

そう考えますと、鬼か仏かというのは、それほど大きな問題ではありません。
要は進んでついて来てくれるメンバーがいるかどうかにかかっています。

従ってリーダーとして大切なことは・・
メンバーをコントロールするスキルやノウハウを学ぶことは必要ですが、

メンバーが進んでついていきたいと思うような人間に、
あなた自身がなるしかないのです。

チームリーダー昇格者研修でのヒトコマです。

今の状態ではなく、どの方向に・・

2009-05-05 11:09:12 | 古今東西!珠玉の言葉 “賢者の教え”
この世で一番大事なことは・・
私たちが今どの状態にあるかではなく、どの方向に進みつつあるかだ。

オリバー・ウェンデル・ホームズ(アメリカの作家・医学者)の教えです。

昨日はもう過ぎた。
私たちが確信できるのは、今まさに、現在の瞬間だけ。

そしてその瞬間は、これからの五年後、10年後に繋がっている。

その5年後、10年後がどうなるかを決めるのは、現在の自分しかいない。

現状に甘んじてはダメ。
ともかく自分の足で踏み出してみよう・・と教えてくれます。

現在の自分は過去の自分の積み重ね。
先がどうなるかは誰だって分かりはしない。

その現在に、楽観も悲観もたいした意味はない。

大切なのは先の方向。
現状に甘んぜず、先をみて歩け・・・ということですね。

・・・・・・・・
オリバー・ウェンデル・ホームズ 名言:
「一瞬のひらめきは、時に生涯の経験に匹敵する」
「話すことは知識の源泉であり、聞くことは英知の特権である」
「懇意な間柄なら人に失礼なことを云っても許されると、いい気になってはいけない。
人と親しくなればなるほど、さらに気配りや礼を尽くすことが必要になる」

「こだま」となって返ってくる・・

2009-05-02 05:48:08 | 組織マネジメント改革の実践
「いくら云っても変わらないんですよ。どうもわかりません・・」
チームリーダーから相談されました。

心理学に「返報性」という言葉があります。

何かをしてくれたら、
似たような形でお返しをしなければならないという気持ちになること・・

御土産を貰ったら御土産を返そうとする。
優しくされたらら優しくして返す、冷たくされたら冷たくする。

「おかえしの理論」とも言われます。

自分のチームは解決できない大変な状況と思うかもしれませんが、
それを、メンバーの問題とかたづけてしまうと、いつまでも状況は改善しません。

人間関係は他者との相互作用ですから、一方の少しの変化が他方に影響しあっていくのです。
そのことに気づかなけでば問題は解決できません。

チームの状況を一気にガラッと変えようなどとしないでください。
できることがあるとすれば、それは自分にできることを、まず少しでも始めることです。

チームに一番大きな影響を与えるのは、チームリーダーである、あなたです。

あなたの少しの変化が、メンバーの変化の「こだま」となって、返ってくるはずです。

あるリーダーとの面談のヒトコマです。


区切りのできる人・・

2009-05-01 07:52:39 | 人的資源開発&研修あれこれ
同じ体験をしても、それが力になる場合とならない場合があります。

将棋は自ら負けを認めなければならないゲーム。

「負けました!」は勝負をあきらめたのではなく、
次の勝利につなげるための“区切り”をつけること・・

谷川浩司氏の対談集で目にしました。

負けに不思議な負けなし。
負ける時には負ける理由があって負ける。

その理由を徹底的に考え克服する・・まさに野村監督の真骨頂。

勝てなかった馬にもたくさんのことを教えられました。
すべての馬に感謝しています・・と云っていたのは、武豊騎手。

同じ負けでも、それをどのように捉えたかによって、
出来る人とそうでない人の違いがでてくる。

勝ちから学ぶのか、負けから学ぶのか、意見はさまざまですが、

どちらにしても、それらの体験を、
次につなげる“ひと区切り”とすることが大切・・

中堅社員ブラッシュアップ研修で話しました。