白井万沙之のビジネス進化塾 確かな未来づくりを応援します!!

人材育成と活用・組織マネジメント・マーケティング・シニア創業起業の教科書!!

弛緩しきったチーム! カマスとナマズの教訓に学ぶ!! (中小企業の人材育成と活用)

2017-08-31 07:30:50 | 中小企業“人づくり”応援プロジェクト


マンネリに陥っているチームを再び活性化させるにためには・・・?
少々出来すぎた話だが、例の「カマス」と「ナマズ」の話、格好の例がある。

まずは「カマス」の話。

カマスはとても気性の激しい魚で、
小魚と一緒に水槽に中に入れておくと、あっという間に小魚を食べてしまう。

そこで水槽を透明のガラスの板で仕切り、小魚とカマスを分けて入れる。

カマスは同じように小魚を食べようとするが、ガラスにぶつかってしまい、食べられない。
そして何度がこれを繰り返しているうちに、あの小魚は食べられないと学習してしまう。

そうこうしているうちに、食べるのをあきらめてしまう。
そのガラスの仕切りを取り払っても、もう小魚を食べようとしない。

まさに、無気力状態、マンネリ状態の陥ってしまっている。

そこに、別のカマス、新参者のカマスを同じ水槽に入れてみる。
その新参者のカマスは、もちろんその習性で、あっという間に小魚をたべてしまう、

それを見たマンネリ状態の先のカマスは、
その新参者に刺激され、ハット我に返り、再び猛然と小魚を食べ始めたという話。

おまけにもう一つ、「ナマズ」の話。これは実はイワシの話でもある。

イワシは生きたまま陸揚げすると、とても高く売れるという。
しかし沖合から港まで運んでくるうちに、ほとんどが死んでしまう。

ところがある漁師のイワシだけは、いつもピンピンしていたという。

実は、その漁師だけは、イケスの中にナマズを一匹、入れていた。
イワシは見たこともないナマズに驚き、
緊張して逃げ回り、生きたまま、ピンピンして港までたどりついたという話。

このカマスとナマズの話、まことに良く出来た話だが、
生き物にとって、いかに刺激が大切かという例を示すには、ピッタリの話。

チームが同じ顔ぶれで、同じ仕事を、いつものように坦々とこなしているうちに、
マンネリ状態に陥ってしまうのは、これ、自然の成り行き。

そこで大事になってくるのが、リーダーの役割。

そー、リーダー自身が新参者のカマスに、ナマズになり、
チームに緊張感を持たせるために、外からの刺激をドンドン与える。
そうすることで、チーム内に新たな発見や活力が再生し、再び活性化していく。

どうしてもチーム内の雰囲気が沈みがちな時は、
異質な経験や情報を意図的に与え、チーム内に活力を生み出すための刺激が必要です。




戦略の実現! 現状維持、改革抵抗、抑止力が必ず・・(中小企業のマネジメント改革)

2017-08-16 16:27:48 | 組織マネジメント改革の実践


組織には現状を維持し抵抗しようとする力、抑止力が働きます。

時間がない、人がいない、目の前のことで手一杯、改革に無関心などなど、
程度の違いはあれ、人々の心を揺さぶります。

本音と建前、過去の意思決定者への遠慮、利害対立などで、
各人の意見調整を重視するあまり、戦略自体がありきたりになってしまう例もあります。

現場にヤラサレ意識がまん延し、戦略と現場が完全に分断されてしまうこともあります。

どうせうまくいくわけがないとお手並み拝見、
なかにはいままでのプランを若干変えてお茶を濁してしまえ、なんてこともあります。

そんな!馬鹿な!!
それは極端な、他社のケース、だろう!!

いやいや、安心していては危険です。
組織にはその大小を問わす、慣性の法則が働くものです。

戦略の実現は、偶然の産物ではありません。
単なる、心構えでもありません。

抑止力を除去する対策を講じ、除去策を含めたアクションプランで、
キチットした戦略実現の見通しづけをすることが大切です。

戦略の実現にはこのアクションプランの出来不出来が大きな差になって現れます。



一休宗純 万策尽きて、ありのままを受け入れざるを得ないと・・

2017-08-11 06:12:42 | 古今東西!珠玉の言葉 “賢者の教え”


一休が他界する直前に、
本当に困った時に開けなさいと
弟子たちに手渡した遺言状にあった言葉です。

人生の大きな問題に直面した時、
その問題を直視せず、何とか避けようともがいているうちは、問題は解決しない。
 
何もせずに問題から逃避せよと言っているのではない。
待ては海路の日和ありと言っているのではない。

今やるべきことに意識を向ける。
現状をありのままに受け入れて、今やるべきことにひたすら全力をかたむねる。

万策尽きて、
事態をありのまま受け入れざるを得ないと観念した時、
予期せぬところから問題は解決に転ずるように、なんとかなっているのだ。

現実をありのまま受け入れて、
今やるべきことに意識が向けられたとき、問題は解決に転ずるようになっているのだ。

・・・・・・・・・・・・・・・

一休宗純 他の名言を集めてみました。

「正月は、冥土の旅の一里塚。めでたくもあり、めでたくもなし」

「たとえば人の父母は火うちの如し。かねは父、石は母、火は子なり」

「この道を行けばどうなるものか、危ぶむなかれ、危ぶめば道はなし、
 踏み出せばその一歩が道となる、迷わずゆけよ、ゆけばわかる」




職場での能力開発は、良い実体験を支援する・・(中小企業の人材育成と活用)

2017-08-05 09:27:20 | 中小企業“人づくり”応援プロジェクト


人の能力はどのように開発されていくのでしょうか。

能力の開発はメンバー個人の側から見た場合、
それは、なんらかの学習によってもたらされるものです。

もっとも学習といっても、
教室の中で先生の講義を受けることだけではありません。

私たちは日常、数多くの経験の中から生きる知恵を学び取っています。

ここでいう学習とは、
仕事の中の経験、体験によってなされると考えるといいでしょう。

しかし経験・体験とはいっても、
単に経験・体験しただけでは学習したことにはなりません。

学習するとは“変化すること”なのです。
ここが大切なポイントです。

つまり、学習するということは、
経験・体験によって、新しい認知や行動が成立するということなのです。

だから、さまざまな体験や経験をいくら重ねても、
昨日の自分と今日の自分が全く同じであれば、学習していないことと同じになります。

例えば、リーダーシップという能力を開発するのはどうしたらいいのでしょうか。

机に向かってリーダーシップの概念を体系的に学習することは十分に意味のあることですが、
しかしそれだけで効果的なリーダーシップが、現場で発揮できるとは到底思われません。

むしろ現場における様々な成功や失敗の中から、自らの気づきを経て、
自身の行動を改善・改革し、自己成長していくことのほうが重要ではないでしょうか。

つまりは、現場における経実体験の積み重ねの中から、
自ら学び、自ら変化していくことが、人の能力開発の基本となるのではないでしょうか。

ですから、職場での能力開発は・・

人が実体験から学ぶプロセスと、
メンバーの経験学習を日常的に支援する仕組みが欠かせないのです。




タイムマネジメントは、魔法の杖ジャア・・!・・(中小企業のマネジメント改革)

2017-08-02 07:27:55 | 組織マネジメント改革の実践


タイムマネジメントでは細かくスケジュールを立てて、
全てそのスケジュール通りに行動しなければならないような、窮屈なものではない。

よほどのことでもない限り、
「分刻みのスケジュール」などは立てなくてもかまわない。

ただし、毎日の中で発生する「自分がやるべき仕事」を書きとめたり、
仕事の進め方を考えたりすることは必要となる。

そのためにツールの選択は重要だが、ツールに使われてはならない。
いわゆるツールの達人やツールの宣伝文句に惑わされてはならない。

ツールは自分なりに工夫して、加工し、使い勝手を良くしなければ長くは続かない。

タイムマネジメントスキルは、困ったときに活用するスキル」ではなく、
「困ったことにならないにように、普段から実践しておくスキル」である。

別の表現をするならば、処置や治療ではなく、予防のスキルといってもよい。

仕事の期限が迫ってきたところであわててそのスキルを思い出して実践しようとしても、
十分な効果は得られない

タイムマネジメントは自己管理の一部といってもよい。
実践し効果をだしていくには、習慣としてそのコツを身につけることが大切である。

一人ひとり、仕事の環境も好みも違うのだから、
やり方は人それそれでもよいが、
良い習慣を身につけ、やり続けることで良い状態を保つことができる。